知床観光船事故、10人の死亡確認 海保発表 男性7人、女性3人
23日、北海道の知床半島の沖合で乗員 乗客26人が乗った観光船が遭難した事故で、これまでに救助されていた男女合わせて10人の死亡が確認された。海上保安本部が身元の確認を進めるとともに、現場海域の周辺でほかに人がいないか引き続き、捜索にあたっている。
北海道・知床観光船不明 強風・高波でなぜ 漁協も救助船出せず
KAZU1が発着するのはオホーツク管内斜里町のウトロ漁港。開発局の海象情報によると、斜里町ウトロの23日午後1時時点の波の高さは1.9メートル。通報があった同1時15分ごろの約15分後には約3メートルにはね上がっていた。
地元漁業者の多くは出漁せず、漁業者の1人は「しけるのが分かっていたから、みんな早めに漁をやめて帰ってきた。それなのに観光船は出て行き、ちょっと無謀ではと思った」と話した。
フランス大統領選、決選投票始まる…マクロン氏とルペン氏の一騎打ち
フランス大統領選挙の決選投票が24日朝(日本時間24日午後)始まった。現職で再選を目指すマクロン大統領(44)と極右政党「国民連合」のマリーヌ・ルペン氏(53)の対決で、日本時間25日朝には大勢が判明する見通しだ。2人の決選投票での一騎打ちは2017年の前回選挙に続き2回目。
有権者は約4870万人で、24日朝からパリなど仏各地の投票所に足を運んだ。今回の選挙で、親欧州連合(EU)のマクロン氏は「反極右」の結集を呼びかけてきた。争点の一つのウクライナ情勢については、欧州で結束して対応すると主張した。
ルペン氏は生活者重視の減税などを訴え、左派、右派を問わない「反マクロン」勢力の糾合を目指した。EUに懐疑的な姿勢は堅持し、ロシア産の石油やガスの禁輸には反対を表明した。
韓国の政策協議団来日 関係改善に意欲、岸田首相に「親書」持参
日韓関係の改善に意欲を示す韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)次期大統領が派遣した「政策協議代表団」が24日、来日した。28日まで滞在し、徴用工や慰安婦の問題などで冷え込む両国関係の改善に向けた糸口をつかみたい考えだ。聯合ニュースは、代表団が岸田文雄首相への「親書」を持参していると報じた。岸田氏が代表団との面会に応じるかが焦点となっている。
団長は、尹氏の側近で、次期政権で与党となる保守系の「国民の力」所属の鄭鎮碩(チョンジンソク)国会副議長が務める。鄭氏は24日、韓国の仁川国際空港で「長期間、放置されてきた両国関係を早期に改善し、共同利益のために互いが努力しなければならないという次期大統領の意思を伝える」と記者団に述べた。鄭氏によると、尹氏は日韓関係を正常化させることが、韓国の国益にも合致すると認識しているという。
「中国・ロシア・北朝鮮の複合事態に危機感を」自民・小野寺氏
自民党の小野寺五典・安全保障調査会長は24日、フジテレビの番組に出演し、日本周辺の安全保障環境について「中国、ロシア、北朝鮮は連携している。(3カ国が同時に軍事行動を起こす)複合事態があるかもという危機感を国会で共有し、現実的な議論をさせてもらいたい」と述べた。防衛費を国内総生産(GDP)比2%以上も念頭に引き上げることに関しては「それに向けて努力をすることは、日本の国際的な立場として大事だ」と強調した。
同調査会は既に外交・安全保障に関する提言案をとりまとめており、今週にも政府に提出する。提言には、相手国領域内のミサイル発射拠点などを攻撃する「敵基地攻撃能力」について、名称を「反撃能力」に変えた上で保有することも盛り込まれた。小野寺氏は「災害救助を『必要最小限にしてくれ』とは誰も言わない。必要な時には合理的な範囲で対応するのが大事だ」と語った。
東京で新たに4936人感染 前週から284人下回る 新型コロナ
東京都は24日、都内で新型コロナウイルスの感染者が新たに4936人確認されたと発表した。前週の日曜日(5220人)を284人下回った。新たな死者はいなかった。
【1年前の今日の出来事】 2021年4月24日