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世界一の経営者イーロン・マスク氏の横顔 日本では育たない「徹底的な変人」

ツイッター社を440億ドル(5兆6000億円)で買収するなど大きな話題を振りまいているのが、米電気自動車テスラCEOのイーロン・マスク氏。2022年版の世界長者番付で2190億ドル(約27兆円)で初の1位に輝いた「世界一の経営者」だが、これまで自分が語る“夢“を現実のものとし続けてきた実績がある。「マスク氏の強さは、本人が自分の成功を確信しているということです。失敗の可能性を考えないし、空気も全く読まない。自分の頭の中でいけると判断したらとにかくいく。」
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ドネツク州での戦勝パレード中止 プーチン大統領「5.9勝利宣言」断念か、「宣戦布告」か…

ウクライナ東部の制圧に向け、攻撃を続けているロシア軍。来月9日の対独戦勝記念日が迫る中、ドネツク州で予定していた戦勝パレードを断念した。「勝利宣言」に暗雲が漂う一方、プーチン大統領は核使用への姿勢を強めている。ブラフなのか、それとも本気なのか。
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隣国をさげすむプーチン大統領のゆがんだ「ウクライナ観」

ソ連時代の1930年代には、豊かな黒土の穀倉地帯を抱えながら、独裁者スターリンの集団農業政策で約400万人が餓死する大飢饉に。41年からの第2次大戦の独ソ戦ではナチス・ドイツに占領され、キーウ市内でホロコースト(ユダヤ人大虐殺)があった。ユダヤ人であるゼレンスキー大統領の親族を含め、犠牲者は数万人。ウクライナ国民は今や、プーチン政権が旗印とするZマークを「かぎ十字」と同一視している。
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プーチン大統領は大誤算…侵攻2カ月でロシア軍戦力25%減、同盟国も軍事支援拒否でジリ貧

米国防総省高官は、ロシア軍の戦力が侵攻当初から25%減少したと推計している。米欧がウクライナ軍に供与した対戦車ミサイル「ジャベリン」が威力を発揮。軍事情報サイト「Oryx」によると、これまでにロシア軍が失った戦車、装甲車、火砲、対空ミサイルは約3000に上るという。
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「短期決戦」失敗のロシア、どう動く 欧米が想定するシナリオ ウクライナ侵攻2カ月

ロシア軍のウクライナ侵攻から24日で2カ月になる。ロシアのプーチン大統領が描いた「短期決戦」のもくろみは外れ、ウクライナ東部と南部では戦闘が長期化する様相だ。ロシアによる大量破壊兵器投入を含め、欧米各国は複数のシナリオを想定し、対応策を練っている。
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ウクライナ侵攻は「宗教戦争」泥沼化の可能性も プーチン氏に「ロシア正教を守る」使命感

今回の戦争は、「宗教戦争」であると思っています。西欧のキリスト教とロシア正教との戦争です。ロシア人特有の宗教感覚は国の頂点に立つ者を「神の代理人」とする統治者観を生むことになりました。神の代理人は、帝政ロシアではツァーリ(皇帝)で、今はプーチン氏です。プーチン氏の権力の強大さは、この統治者観の上に成立しています。ですから神の代理人であるプーチン氏がウクライナに侵攻すると言えば、ほとんどのロシア人は神に命令されるのと同じ感覚で最終的には受け入れているのだと思います。
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プーチン氏は病気を隠している?…右手でテーブル端を握って離さず、足は小刻みに揺れて

ロシアのプーチン大統領が21日にセルゲイ・ショイグ国防相と会談した際、右手でテーブルの端を強く握り続けていたことから、プーチン氏の健康不安説が出ている。米誌ニューズウィーク(電子版)は21日、「病気を隠している」などプーチン氏の健康を巡る臆測がSNSで飛び交っていると紹介した。英国の元国会議員はSNSで「プーチン氏はパーキンソン病を患っている。テーブルを握っていたのは右手の震えを抑えようとしていたからだ」との見方を示した。
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ロシア新興財閥の相次ぐ死亡、一部で暗殺を疑う声 5人のオリガルヒが家族を殺した後自殺と報道

ウクライナ侵攻を続けるロシアのオリガルヒ(新興財閥)と呼ばれる富豪とその家族が相次いで死亡したことを受け、一部で暗殺を疑う声が出ている。①天然ガス大手ノバテク社の元副会長セルゲイ・プロトセーニャ氏 スペインのリゾート地で妻と娘と共に遺体で発見、②ロシア有数の銀行の1つ、ガスプロムバンクの元副社長ウラジスラフ・アバエフ氏 モスクワ市内の自宅で妻と娘とともに銃で撃たれて死亡、③他に、少なくとも3人のオリガルヒが家族を殺した後で自殺を図って死亡。
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【徹底解説】ウクライナが“絶対降伏しない理由” ホロドモールに刻まれた心の傷と恐怖の記憶

「われわれは最後まで戦う。降伏するつもりはない」。ゼレンスキー大統領も「われわれは戦います。ウクライナは何一つ諦めない」と主張。しかしその一方で、現地メディアによると市民の犠牲者は増え続け、マリウポリでは、これまでに約2万2000人以上が死亡したとされています。この状況下でも徹底抗戦の構えを崩さないウクライナ。その背景にあるとされるのは、ソ連時代の“飢餓ジェノサイド”。ソ連時代の忘れがたい悲惨なトラウマの歴史。めざまし8では、ウクライナが「絶対に降伏しない理由」を解説しました。
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中村逸郎氏「プーチンのゴールはウクライナの焦土化」と考察 復興や併合はない?

「焦土化してしまうと、ウクライナ約4000万人の人口がいるわけですけども、その人たちをどんどんどんどんヨーロッパに難民として送り出してやろうと。そして、その結果として、ヨーロッパは受け入れを巡って、足並みが乱れて、EU諸国内で分裂が起こってしまう。そこを実は、プーチン大統領は見ている」(筑波学院大・中村逸郎教授)
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戦争で結ばれる絆、シリアで広がるウクライナ支援

砲撃から逃れる方法や難民支援、化学兵器による攻撃への対応──ロシア軍が軍事介入し10年以上内戦が続くシリアで、戦いで得た知識や情報をウクライナ支援につなげる動きが広がっている。救助ボランティア団体「ホワイト・ヘルメット(White Helmets)」(正式名称:シリア民間防衛隊、Syria Civil Defence)の代表、ラエド・サレハ(Raed al-Saleh)氏はAFPに対し、「私たちがシリアで経験してきたことを考えると、ウクライナの人々の痛みを最も理解できるのは私たちかもしれない」と語った。
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ロシアに強制連行されたウクライナ住民を待つ「極東で強制労働」の過酷な未来

第二次世界大戦前、旧ソ連は西の国境付近にいたドイツ人やオランダ人をシベリアに強制移送し、スターリン時代は朝鮮系の人たちを中央アジア付近に強制移住させました。さらに第二次世界大戦で日本が敗戦した際、満州に残っていた60万人近い日本人がシベリア送りになり、極寒の地で身も心も凍るほど過酷な強制労働を課せられました。日本政府の調べでは、抑留者のうち約5万5000人が死亡しています。
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プーチンと「その愛人」も同じ運命を辿るのか…かつて独裁者はこうして惨殺された 「平穏無事な最期」はありえない

ロシア軍によるウクライナでの大虐殺が次々と明らかになった。これに対しゼレンスキー大統領は「集団虐殺だ」と告発。現在、プーチンは国際社会から戦争犯罪人と呼ばれている。側近の幹部たちがすべて敵に回れば、かつての独裁者のような運命を辿るかもしれない…。プーチンは、国民が食料不足に喘ぐ一方で、恐怖政治を敷いたルーマニアのチャウシェスク元大統領の末路を自分に重ね恐れているのではと専門家は指摘する。
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ウクライナに降伏を促す声は「ロシアの本質を知らない人の発言」 元ラトビア大使が語る

ロシアの脅威と隣り合わせで生きる周辺諸国にとって、情報収集と分析は生命線だ。プーチン大統領の動向については、常に観察と分析を重ねている。ロシアと国境を接し、バルト海に面するラトビアで日本大使を務めたことのある多賀敏行さんは、領土拡張の野心に満ちたプーチンとロシアの「本質」について語る。
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子供の前で強姦、遺体は下水道に…ロシア軍の「残酷すぎる蛮行」

国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)」が4月3日に発表した報告書には、ロシア軍による戦争犯罪の様子が詳細に記されている。ウクライナ第2の都市ハルキウの学校に5歳の娘ら家族と避難していた、31歳の女性の証言は生々しい――。