2022年12月24日 今日の出来事

北米で歴史的寒波、クリスマス直撃 米人口の6割に警報や注意報

米国は23日、広範囲で歴史的な寒波に見舞われ、各地で交通網の乱れや停電などが相次いだ。米国立気象局によると、米人口の約6割に当たる2億人以上が警報や注意報の対象となった。社会の混乱はクリスマス休暇を直撃し、大勢の人々が予定の変更を迫られた。寒波の影響はカナダにも及び、数十万世帯で停電となった。

アメリカにも「クリスマス寒波」

カラフルな冬の警報
ウィンドチル警報:強風と低温で体感気温が著しく下がり、人命が脅かされる恐れのあるとき。
スノースコール警報:大雪が短時間で激しく降り、突風で視界が著しく低下する恐れのあるとき。
フリーズ警報:長期間にわたって気温が0度を下回ると予想されるとき。
ハードフリーズ警報:長期間にわたって気温が-2度を下回ると予想され、農作物に被害が出る恐れがあるとき。
ヘビーフリージングスプレー警報:冷水、冷気、風によって、1時間に2センチ以上のペースで船舶や車両に氷が堆積する可能性が高いとき。

続く大雪、山形や新潟で観測史上最高 暴風雪・高波・強風に注意

強い冬型の気圧配置が24日も続き、北海道から九州の日本海側で大雪となった。気象庁によると、25日にかけて、北日本から西日本の日本海側を中心に積雪が増え、太平洋側でも山地を中心に大雪になる恐れがあるとして、引き続き交通障害や暴風雪、高波への注意を呼びかけている。

24日午前5時までの24時間の降雪量は、山形県小国町が97センチ、新潟県関川村は81センチで、いずれも観測史上最高を記録。また、積雪量は同日午前9時現在で、山形県大蔵村187センチ▽北海道音威子府村169センチ▽青森市140センチ――などとなっている。

名古屋で初雪、積雪10センチ 愛媛県、久万高原町へ自衛隊派遣要請

名古屋で初雪、積雪10センチ 名古屋高速は全線通行止め

東海地方は24日、広い範囲で雪が降り、名古屋市で初雪が観測された。平年より2日遅く、昨年より7日遅かった。最大降雪量は名古屋市で10センチ、岐阜市で11センチなど、平野部でも雪が積もった。名古屋地方気象台によると、名古屋市で積雪10センチ以上を記録するのは、2014年以来8年ぶりだった。

愛媛県、久万高原町への自衛隊派遣要請 大雪で1200戸停電

愛媛県は24日、大雪の影響で大規模停電が続く同県久万高原町での避難支援や除雪のため、自衛隊に災害派遣を要請した。高齢者の停電地区外への移動や、自宅から道に出られるようにするための除雪作業などを支援する。

県によると、同町の同日午前11時現在の積雪は63センチ。四国電力によると、同日夕時点で約1200戸で停電が続いている。

中国、12月だけで約2.5億人感染か 青島では1日あたり50万人感染

米政府系のラジオ自由アジア(RFA)によると、中国でコロナ対策を担う国家衛生健康委員会が21日に開いた内部会議の議事録が中国のSNSに流出した。その中の推計では、今月1~20日の累計感染者数が2億4800万人に達した。

一方、青島市のメディアによると、市衛生当局の幹部は23日、1日当たりの市内の感染者数が49万~53万人に上るという調査データに基づく推計を明らかにした。青島の人口は昨年末時点で約1025万人。まだ感染のピークを迎えておらず、今後数日間はさらなる増加を見込んでいるという。

全国で新たに17万7622人感染 前週比1.9万人増 新型コロナ

厚生労働省は24日、新型コロナウイルスの感染者が全国で新たに17万7622人確認されたと発表した。前週の土曜日から約1万9000人増えた。

主な都道府県の新規感染者数は、北海道4907人▽東京都1万8731人▽愛知県1万1885人▽大阪府1万988人▽福岡県8834人――など。

【1年前の今日の出来事】 2021年12月24日