2022年12月6日 今日の出来事

サッカー決勝トーナメント クロアチア1-1日本 PK戦で日本惜敗

サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で日本(国際サッカー連盟=FIFA=ランキング24位)は5日(日本時間6日)、ドーハ近郊アルワクラのアルジャヌーブ競技場で決勝トーナメント1回戦に臨み、前回準優勝のクロアチア(12位)に1―1からのPK戦で敗れ、初の8強進出はならなかった。

日本は前半に前田大然(セルティック)のゴールで先制したが後半に追い付かれ、延長戦でも決着がつかなかった。PK戦は3人が失敗し、1―3で屈した。

7大会連続7度目出場の日本が決勝トーナメントに進んだのは2大会連続4度目。1次リーグでW杯優勝経験国のドイツ、スペインを初めて破ったが、過去最高成績の更新はならなかった。

10月実質賃金2.6%減と7カ月連続減少、約7年ぶり大幅落ち込み

厚生労働省が6日発表した10月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、物価上昇を加味した実質賃金は前年同月比2.6%減で、7カ月連続のマイナスとなった。マイナスに転じた4月以降で2%を超えたのは初めて。

基本給や残業代などを合わせた現金給与総額(名目賃金)は10カ月連続のプラス。物価高に賃金の伸びが追いついていない状況が続いている。

10月速報によると、現金給与総額は1.8%増の27万5888円。うち所定内給与は1.3%増の25万81円、残業代に当たる所定外給与は7.9%増の1万9522円だった。

10月実質賃金2.6%減と7カ月連続減少

出遅れた日本 大型の洋上風力発電が始動

国内初となる大型の洋上風力発電所が、年内にも秋田県の秋田港と能代港で商業運転を始める。国内のこれまでの洋上風力導入量はごくわずかだが、政府は再生可能エネルギー主力電源化への「切り札」と位置付け、2040年までに3000万~4500万キロワット(原発30~45基分)に拡大する方針だ。新たな産業や雇用の創出に期待がかかるものの、市場では先行する欧州や中国の存在感が大きく、漁業者への配慮も欠かせない。

今回、運転を始める秋田・能代両港のプロジェクトは、計33基(14万キロワット)の風車など発電施設の総事業費が1000億円に上る巨額案件だが、秋田県沖では他にも4海域で事業が計画されている。このうち2海域と千葉県銚子市沖の計3海域(170万キロワット)は既に事業者が決定。秋田県沖の残り2海域についても、長崎県、新潟県の海域とともに近く公募が始まる予定だ。青森県、山形県の沿岸海域でも事業化が有望視されている。

洋上風力は発電機などの基幹設備だけで1万~2万点と自動車並みの部品が使われる。基礎工事や輸送、施工、運転・保守など産業の裾野が広く、参入できれば経済効果は大きい。

雇用面の期待も大きい。経済産業省によると、洋上風力“先進国”デンマークのエスビアウ市では関連企業の誘致に成功し、約8000人の雇用が生まれた。研究開発や製造の拠点があるドイツでは関連雇用が2万人以上に及ぶという。

洋上風力発電の「促進区域」と「有望な区域」

再生エネの発電、世界で1.7倍予想 太陽光が容量で最大電源に

国際エネルギー機関(IEA)は6日、2021年から27年までの6年間で、再生可能エネルギーの発電容量が世界で約1.7倍になるとの見通しを発表した。ロシアのウクライナ侵攻でエネルギー安全保障の重要性が高まっており、各国で導入が加速。発電容量ベースでは27年に太陽光が石炭を上回り、最大の電源になると予想した。

前年の推計より3割近く多い約2400ギガワット(1ギガワット=100万キロワット)分の増加を見込み大部分を太陽光と風力発電が占める。

カスピ海でアザラシ2500頭死ぬ 絶滅危惧種、原因は不明

ロシア南部ダゲスタン共和国の当局は5日までに、カスピ海に生息するアザラシ約2500頭が死んだと明らかにした。アザラシは、絶滅危惧種に指定されているカスピカイアザラシ。死骸に傷などはなく自然要因との見方が出ているが、当局は原因究明を急いでいる。

全国の新規感染者は13万7193人 前週比9700人増

厚生労働省は6日、新型コロナウイルスの感染者が全国で新たに13万7193人確認されたと発表した。前週火曜日から約9700人増えた。

主な都道府県別の新規感染者数は、北海道8129人▽東京都1万5501人▽神奈川県7897人▽愛知県1万150人▽大阪府7956人▽福岡県4100人――など。

【1年前の今日の出来事】 2021年12月6日