ウクライナ、露軍拠点に奇襲攻撃か
英国防省は13日、ロシア軍が制圧しているウクライナ南部ヘルソン州で、ウクライナ軍がドニエプル川に架かる2つの橋を攻撃して使用不能になったと分析した。橋は州内のロシア兵数千人に物資を輸送する主要ルートになっており、武器弾薬の供給が滞って露軍の孤立が深刻化する可能性がある。ヘルソン州はロシアが2014年、一方的に併合したクリミア半島に隣接する戦略上の要衝。
一方、ロイター通信によると11日、露軍が攻撃拠点として使っていたベラルーシ南東部ゴメリ近郊の軍用基地で爆発があり、ベラルーシ国防省は「技術的な事故」だと説明した。
9日にはクリミア半島の軍用基地で大規模爆発が起きたばかり。2件の爆発についてウクライナ政府は公式には関与を否定しているが、ポドリャク大統領府長官顧問は「技術的な事故が多発している」と述べ、ウクライナが奇襲攻撃を行っている可能性を示唆した。
ウクライナの原発に再び砲撃、互いに非難…占領地巡る攻防は長期化も
ロシア軍が占拠しているウクライナ南部のザポリージャ原子力発電所で13日、再び砲撃があった。ウクライナとロシア双方は相手の攻撃だったと非難している。5日以降、砲撃が相次いだことを受け、国連安全保障理事会が11日に緊急会合を開いたばかりだった。
イスラム過激主義に共感の報道 ラシュディ氏襲撃の男訴追 米NY検察
イスラム教を風刺した小説「悪魔の詩」で知られる英作家サルマン・ラシュディ氏が米ニューヨーク州西部で男に襲撃された事件で、地元検察は13日、ヘイディ・マタール容疑者(24)を殺人未遂などの容疑で訴追したと明らかにした。
ラシュディ氏は12日、イベントに登壇したところをマタール容疑者に襲われ、首など複数箇所を刺された。現在も入院中だが、13日には人工呼吸器が外れ、会話や冗談を言えるようになったという。ただ代理人は、片目を失明する恐れがあると指摘している。
新型コロナ 全国で新たに17万8356人 前週より2.8万人減
新型コロナウイルスの感染者は14日、全国で新たに17万8356人確認された。前週の日曜日より約2万8000人少なかった。死者は153人、重症者は前日から12人減って613人だった。
東京で2万2740人感染確認 前週より3500人減る 新型コロナ
東京都は14日、新型コロナウイルスの感染者が2万2740人確認されたと発表した。前週日曜日(2万6313人)から約3500人減り、9日連続で前の週の同じ曜日を下回った。新たに13人の死亡が確認された。
3000基の光幻想的に 春日大社で中元万灯籠 3年ぶり一般客も
奈良市の春日大社で14日夜、約3000基の灯籠に火をともし、無病息災や先祖の冥福を祈願する神事「中元万灯籠」が始まった。新型コロナウイルスの影響で、一般客が参拝できるのは3年ぶり。15日も開かれる。
中元万灯籠はあらゆる願いの成就を祈る伝統の神事で、お盆に毎年ある。2020年と21年は感染防止の観点から神職や関係者のみで営まれ、灯籠の数も約1000基にとどめていた。
【1年前の今日の出来事】 2021年8月14日