千葉知事選挙、新人8氏の争い
任期満了に伴う千葉県知事選が4日告示され、午後5時に立候補届け出を締め切った結果、過去最多の新人8人による争いが確定した。投開票は21日で、千葉市長選と同日選になる。
立候補を届け出たのは、前千葉市長の熊谷俊人氏(43)、自営業の後藤輝樹氏(38)、医師の加藤健一郎氏(71)、元予備校講師の金光理恵氏(57)=共産推薦=、元県立高校長の皆川真一郎氏(66)、前県議の関政幸氏(41)=自民推薦=、政治団体代表の平塚正幸氏(39)、会社経営の河合悠祐氏(40)。熊谷氏は立憲民主、日本維新の会、国民民主各党の県組織の支援を受ける。公明党は4日の中央幹事会で自主投票の方針を決めた。
千葉県知事選(21日投票)が4日告示され、秋田県知事選(4月4日投票)、福岡県知事選(4月11日投票)と続く今春の大型地方選が幕を開ける。与野党とも4月25日投票の衆参3選挙や、今秋までにある衆院選を占う前哨戦と位置づける。
尾身氏、2週間の宣言延長「適切」 リバウンドを警戒
4日午前の参院予算委員会で、新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言を2週間程度延長する方針を菅義偉首相が示したことについて、政府の分科会の尾身茂会長は「私個人としては基本的にはその方向が適切だと思う」と述べ、理由として2点挙げた。
尾身氏はまず、「感染状況は少しずつ改善されているが、千葉県を中心に病院の医療への負担軽減がしっかりとした改善の安定の方向にいくのが必要だ」と説明。さらに2点目として「首都圏というものの特殊性。人口密度の多さ、人流の多さ、いわゆるリバウンドの可能性が他の地域よりも高い。病院の医療負担をさらに軽減すると同時に、リバウンドが起こる可能性があるので、それに対する準備態勢の強化が今求められている」と述べた。
総務省・谷脇総務審議官、NTTとの会食も認め陳謝
衛星放送関連会社からの接待問題で懲戒処分を受けた、総務省の谷脇総務審議官は、参議院予算委員会で、NTTの社長などとも会食をしていたことを認めて陳謝し、NTT側が示した会費を払っており、国家公務員倫理法に抵触しないと認識していたと説明した。
ミャンマー、3日の死者38人に 安保理が緊急協議へ
クーデターで権力を握った国軍側の治安部隊と、抗議デモの参加者の衝突が激化しているミャンマーで3日、計38人の死者が出た。2月28日にも18人が死亡したばかりだったが、3日はクーデター発生後、過去最悪の死者数となった。治安部隊は実弾を備えた短機関銃を使用したとみられるという。