2021年3月3日

緊急事態宣言、首都圏1都3県「2週間程度」延長へ 菅首相が表明
新型コロナウイルスの緊急事態宣言を巡り、3日、菅義偉首相が官邸で記者団のぶら下がり取材に応じ、首都圏1都3県で7日までの期限を2週間程度延ばすと表明した。首相は、病床が逼迫していることを理由に挙げ「国民の命と暮らしを守るためだ」と述べた。延長幅については「専門家、関係者の意見をうかがった上で最終的に私自身が判断する」とした。

「谷脇総務審議官がNTTから高額接待」報道 計3回58万円超
衛星放送関連会社に勤める菅総理大臣の長男などからの接待問題に続き、文春オンラインは3日、先月24日に減給の懲戒処分を受けた総務省の谷脇総務審議官や、内閣広報官を辞職した山田真貴子氏が総務審議官当時に、NTTの社長らからも高額な接待を受けていたと報じた。

内閣広報官に小野日子外務副報道官 山田真貴子氏の後任
菅義偉首相の長男側から接待を受けて事実上引責辞職した山田真貴子前内閣広報官の後任について、政府は外務省の小野日子(ひかりこ)外務副報道官を起用することを3日の持ち回り閣議で決定した。小野氏は1988年に外務省入り。外務省の広報文化外交戦略課長、内閣副広報官などを務めた。2016年には東京オリンピック・パラリンピック組織委員会に出向し、初代の広報官「スポークスパーソン」を務めた。

東京五輪、海外客の見送り調整 コロナ対策、月内にも決定
政府は今夏の東京五輪・パラリンピックについて、海外からの観客受け入れを見送る方向で調整に入った。国際オリンピック委員会などと協議の上、月内にも正式決定する。関係者が3日、明らかにした。国内の新型コロナウイルス感染拡大が続く中、五輪を確実に開催するためには水際対策の徹底が必要と判断した。国内の観客受け入れについては引き続き検討する。

韓国でワクチン接種後に2人死亡
韓国疾病管理庁は3日、新型コロナウイルスワクチンの接種後に死亡した事例が2件あったと明らかにした。ワクチンと死亡の因果関係は不明で、同庁が調査している。死亡したのは50代と60代の男性。2人とも長期療養者向け病院に入院し、英アストラゼネカ製のワクチンを接種後に呼吸困難や発熱などの症状が表れ、その後死亡した。