2020年12月24日

安倍前首相公設第1秘書を略式命令、安倍氏は不起訴 東京地検
「桜を見る会」の前日夜に開催された懇親会をめぐる問題で、安倍前総理の後援会の政治資金収支報告書におよそ3000万円の懇親会の収支を記載しなかったとして、安倍氏の公設第1秘書、配川博之氏が政治資金規正法違反の罪で略式起訴され、罰金100万円の略式命令を受けた。安倍氏本人については「会計処理はもっぱら地元事務所が行っており、安倍氏が不記載を把握していたり、共謀していたりする証拠は得られなかった」として嫌疑不十分で不起訴になった。

ネットで抗議 「#安倍晋三の不起訴処分に抗議します」16万件超投稿
「桜を見る会」の前夜祭を巡って公職選挙法違反と政治資金規正法違反の両容疑で告発された安倍晋三前総理が不起訴とされたことについて、ツイッターでは24日、抗議の投稿が相次いだ。「#安倍晋三の不起訴処分に抗議します」のハッシュタグ投稿は同日午後3時半時点で16万件以上に上り、「東京地検」「略式起訴」「徹底捜査」といった関連ワードもトレンドになった。

黒川元検事長「起訴相当」 賭けマージャン問題で検察審査会が議決、東京地検が再捜査へ
緊急事態宣言中に知人の新聞記者らと賭けマージャンをしていた問題で、賭博容疑で告発され、不起訴処分となった黒川弘務・元東京高検検事長について、東京第6検察審査会は24日までに、「違法行為を抑止すべき立場で、社会に与えた影響は大きい」として、起訴すべきだとする起訴相当を議決した。今後、東京地検が再捜査し、改めて処分を決める。再び不起訴となり、検審が2回目の審査で起訴すべきだと議決すれば、検察官役の指定弁護士により強制起訴される。

新型コロナ 全国の新規感染は過去最多の3733人、東京は888人で最多を更新
新型コロナウイルスは24日、全国で新たに3733人の感染が確認され、過去最多を更新した。東京都の新規感染者は今月17日の821人を上回る888人で過去最多となった。新規感染者は神奈川県=495人、愛知県=270人、埼玉県=251人、千葉県=234人、京都府=107人、岐阜県=56人、長崎県=35人、香川県=27人でも過去最多となり、感染拡大に歯止めがかかっていない。