2023年5月25日 今日の出来事

長野県中野市で猟銃発砲、民家に立てこもり 女性2人と警察官2人が死亡

25日午後4時25分ごろ、長野県中野市で、「男が女を刺した」「猟銃を持っている人がいる」との110番通報があった。県警によると、同市で猟銃の発砲事件があり、男性警察官2人と一般人とみられる男性1人、女性1人の計4人がけがをして、このうち3人が病院に搬送された。県警はこの女性の死亡を発表した。猟銃を持った男は、同市江部の民家に立てこもっているという。

長野県中野市の猟銃立てこもり、撃たれた警察官2人が死亡

長野県中野市で起きた猟銃立てこもり事件で、長野県警は25日夜、猟銃で撃たれた男性警察官2人が死亡したと発表した。最初に刺されたとみられる女性と合わせ、死者は3人となった。

長野県中野市の事件現場

長野・中野の立てこもり、4人死亡 市議会議長長男を殺人容疑で逮捕

25日夕に長野県中野市内で起き、4人が死亡した立てこもり事件で、県警は26日午前4時37分、屋外に男が出てきたところを取り押さえて身柄を確保した。県警によると、立てこもりがあったのは青木正道・中野市議会議長(57)宅で、身柄を確保されたのは青木議長の長男で農業、青木政憲容疑者(31)=中野市江部。県警は26日午前、政憲容疑者を殺人容疑で逮捕した。

公明、東京で自民推薦せず 次期衆院選、方針を伝達…都議会でも協力解消

公明党の石井啓一幹事長は25日、自民党の茂木敏充幹事長と国会内で会談し、次期衆院選の選挙協力を含めた東京での協力を解消する方針を伝えた。衆院小選挙区の「10増10減」に伴い独自候補擁立を目指した東京28区の調整で信頼関係が崩れたことを理由に挙げた。30日に再会談することでは合意した。

公明党はこれに先立つ常任役員会で、東京28区の擁立を断念すると決定。一方で、東京の衆院小選挙区(全30選挙区)で自民を推薦せず、公明候補が戦う東京29区でも自民に推薦を求めないと決めた。東京都議会での協力関係や都内各種選挙での協力も白紙とした。

石井氏は茂木氏に対し「この方針を変えることはない」と強調。協力解消は東京限定だとし「連立(政権)に影響を及ぼすつもりはない」とも述べた。茂木氏は「持ち帰る」と応じた。再会談は茂木氏が求めた。

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岸田首相、翔太郎秘書官を厳重注意 公邸で親族と忘年会

岸田文雄首相の長男で政務秘書官を務める翔太郎氏が昨年12月末、親族を首相公邸に集めて忘年会を開いていたことが分かった。25日発売の週刊文春が報じ、松野博一官房長官が記者会見で事実関係を認めた。松野氏は、首相が翔太郎氏を厳重注意したことを明らかにした。

同誌によると、翔太郎氏を含む首相の親戚10人以上が12月30日に公邸に集まり、忘年会を開いた。公邸が首相官邸として使われていた当時の組閣時の記念写真を模した、翔太郎氏を中心とする集合写真や、赤じゅうたんが敷かれた階段に参加者がもたれかかっている写真も同誌に掲載された。

松野氏は、首相自身も忘年会の際、私的な居住スペースでの食事の場には顔を出し、あいさつしたと説明した。その上で「今回の報道にあるような行為は適切さを欠く。今後このようなことがないよう、適切な使用、管理を徹底していきたい」と強調。翔太郎氏に関しては「一層の緊張感を持って職務に当たってほしい」と語った。

岸田翔太朗秘書官が総理の位置に立ち、親族一同で組閣ひな壇写真

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マイナンバーの口座誤登録が14件に拡大 松野官房長官「大変遺憾」

松野博一官房長官は25日の記者会見で、国や地方自治体からの給付金振込先となる「公金受取口座」とマイナンバーをひも付ける際に別人の口座を誤って登録するなどのミスが続発したことに関し、これまでに9自治体で14件の発生を確認していると明らかにした。「発生状況を全自治体に確認しており、結果を踏まえデジタル庁から公表する」と説明。今後、データの誤登録を防ぐ仕組みの構築や定期的な点検といった再発防止策を講じると語った。

ポイント付与ミス113件 マイナカード、90自治体で…総務省

総務省は25日、マイナンバーカードを取得した人に提供する「マイナポイント」について、誤って別の人に付与するケースが富山県高岡市や北九州市など90自治体で113件あったと発表した。自治体の支援窓口で手続きにミスがあったためとみられる。

カード取得者がポイント付与の対象となるキャッシュレス決済サービスをシステム上で登録する際、IDが分からないなどの理由で途中で申し込みを断念し、ログアウトしなかったのが原因。その後に別の人が手続きを開始し、前の人が受け取れるはずだったポイントが付与されるといった事例があった。

東京円、一時139円70銭 半年ぶり円安ドル高水準

25日の東京外国為替市場の円相場は、対ドルで下落し、一時1ドル=139円70銭を付けた。昨年11月下旬以来、約半年ぶりの円安ドル高水準。米国がインフレを抑え込むために利上げを続けるとの観測が市場で高まり、日米の金利差拡大を見込んだ円売りドル買いが優勢となった。

午後5時現在は前日比75銭円安ドル高の1ドル=139円39~41銭。ユーロは06銭円高ユーロ安の1ユーロ=149円44~48銭。

25日の東京市場では、国内輸入企業が決済に使うドルを買う動きも出た。市場では「米国の債務上限問題の行方を見極めたいとの警戒感も出ている」(外為ブローカー)との声もあった。

「夕張メロン」初競り 2玉350万円で落札 過去2番目の高値

北海道夕張市特産の初夏の味覚「夕張メロン」の初競りが25日早朝、札幌市中央卸売市場であり、過去2番目に高い2玉350万円で落札された。「豊洲のマグロ、札幌(市場)の夕張メロン」などと言われ、落札値がその年の景気を占う意味があるとされる。

落札したのは、地元の夕張市で青果販売などを手がける企業「ホクユーパック」で、2022年から2年連続となった。野田清道会長(75)は「(新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが)5類になったので、多くの人に夕張に来て、おいしいメロンを食べてもらいたいと願い、奮発した」と語った。競り落としたメロンは6月3~4日、市内の「夕張メロンドーム」で無料提供するという。

初競りは例年、「ご祝儀相場」になるのが慣例。通常の相場は2玉7000~8000円程度のところ、19年は過去最高の500万円で落札されていた。

2玉350万円で落札された夕張メロン(25日午前、札幌市中央卸売市場で)

【1年前の今日の出来事】 2022年5月25日