衆議院閉会中審査 学術会議の任命拒否問題
衆院内閣委員会は7日、日本学術会議の会員候補6人の任命を菅義偉総理が拒否した問題などをテーマに閉会中審査を行った。三ツ林裕巳内閣府副大臣は、学術会議の推薦に首相が従わないことは可能とした上で「会員が任命制になったときからこの考え方が前提だ。解釈変更を行ったものではない」と述べた。
立憲民主党の柚木道義氏は、6人を任命拒否した明確な根拠を示すよう迫ったが、三ツ林氏は「具体的な選考過程については答えを差し控えたい」と述べ、明言を避けた。政府は1983年の国会答弁で「学会から推薦をしていただいた者は拒否しない。形だけの任命だ」と説明していた。
立憲民主党の今井雅人氏は、83年の政府見解と今回の任命拒否の整合性を追及。内閣府の大塚幸寛官房長は「必ず推薦の通りに任命しなければならないということまでは言及されていない」と述べ、問題はないとの認識を示した。
MOX燃料工場も「新基準適合」 規制委
原子力規制委員会は7日、日本原燃のウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料加工工場(青森県六ケ所村)について、操業開始に必要な新規制基準に「適合している」とした審査書案を了承した。
東京港にヒアリ700匹
環境省は7日、東京港の大井ふ頭と青海ふ頭のコンテナヤードで猛毒を持つ南米原産のヒアリ計約700匹が見つかったと発表した。