2023年4月6日 今日の出来事

「絆は強い」 台湾総統と米下院議長が会談、連携強化を訴え

米国滞在中の台湾の 蔡英文ツァイインウェン 総統は5日、ロサンゼルス郊外で、米共和党のケビン・マッカーシー下院議長と会談した。武器支援や経済関係での連携強化を確認した。これに対し、中国は声明を発表し、反発している。

台湾総統と米大統領の権限継承順位2位の下院議長が米国内で会談するのは、1979年の断交後、初めてとなる。

会談は、ロサンゼルス郊外のレーガン大統領図書館で行われ、両氏のほか、米民主、共和両党の議員も参加した。中国の 習近平(シージンピン)政権が台湾への軍事的圧力を強める中、武器支援の継続や貿易、技術面における経済協力の強化を確認。蔡氏は、「平和の現状」を守る決意を表明した。

両氏は会談後、報道陣の前でそれぞれ声明を読み上げ、マッカーシー氏は「台湾との協力関係は対話と交流を通じて拡大し続ける」と述べた。蔡氏は「台湾の平和と民主主義が前例のない困難に直面している」とし、「米議会の揺るぎない支持は、我々が孤立していないことを再確認させてくれた」と謝意を示した。

握手を交わす台湾の蔡英文総統(左)と米国のマッカーシー下院議長=米西部カリフォルニア州ロサンゼルス郊外のレーガン大統領図書館で2023年4月5日

マクロン大統領と習近平国家主席が会談 ウクライナ侵攻や経済協力を協議

中国の習近平国家主席は6日、北京に滞在中のフランスのマクロン大統領と人民大会堂で会談し、ロシアが侵攻を続けるウクライナ情勢について、和平交渉を『可能な限り早く』再開するようロシアとウクライナに訴えた。その後、欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長も交えた三者会談も予定されている。

中仏メディアによると、習氏はマクロン氏との会談で「両国関係は前向きかつ安定した発展を維持している」と友好関係を強調。一方、マクロン氏は習氏に「ロシアを正気に戻し、皆を交渉の場に着かせることを期待している」と伝えた。

陸自ヘリが行方不明 10人搭乗、偵察任務中…沖縄宮古島周辺

6日午後4時半ごろ沖縄県の宮古島周辺の洋上で、偵察任務中だった陸上自衛隊の多用途ヘリコプター「UH60」が行方不明となった。隊員ら10人が搭乗していたといい、陸自などが捜索を進めている。

陸自によると、ヘリは陸自高遊原分屯地(熊本県益城町)の第8飛行隊に所属し、午後3時45分ごろ宮古島の空自宮古島分屯基地を離陸。島周辺を飛行して地形を確認した後、同5時すぎに同基地に戻る予定だったが、同4時33分ごろ空自のレーダーから機影が消えたという。

同機には操縦士2人と整備員2人、視察を行っていた6人の計10人が乗っていた。自衛隊は艦艇や航空機を派遣し、機体の捜索を進めている。

セブン&アイ売上高11兆円超え 小売業初、海外事業拡大が寄与

流通大手セブン&アイ・ホールディングスが6日発表した2023年2月期の売上高は、前年比35%増の11兆8113億円だった。日本の小売業で売上高が10兆円を超えるのは初めて。21年に買収した米スピードウェイの統合効果で、海外コンビニエンスストア事業が好調だったことなどが影響した。

本業のもうけを示す営業利益は同30.7%増の5065億円、純利益は同33.3%増の2809億円で、いずれも過去最高を更新した。海外のコンビニはガソリンスタンドを併設している所が多く、ガソリンの販売価格の高騰も売上高を伸ばす一因となった。海外コンビニ事業が連結売上高に占める割合は、前年の約6割から7割超にまで増えた。国内コンビニ事業も宅配需要への対応を強化したことなどで収益を伸ばした。

一方、スーパー事業はイトーヨーカドーの不採算店の閉鎖などで売上高が前年比で2割減った。百貨店・専門店事業の売上高は同約35%減り、4年続けて純損失となった。

チャットGPT、文科省が教育指針を作成へ、思考力低下の懸念配慮

松野博一官房長官は6日の記者会見で、人工知能(AI)を使った対話型ソフト「チャットGPT」の教育現場での活用を巡り、文部科学省が指針を取りまとめる方針だと表明した。使う人の思考力低下につながるとの懸念を踏まえ「新たな技術の活用に当たっては、メリットとデメリットの両方に留意することが重要だ」とも述べた。

米企業が開発したチャットGPTは、インターネット上に存在する膨大なデータを学習し、利用者の求めに応じて文章を生成する。米国では人類がAIを制御できなくなると不安視する声が拡大。海外では学生による論文作成での利用が問題となり、学校が使用を禁止した事例もある。

中国人が行きたい国、日本が1位 2位に大差 海外旅行意識調査

中国へのマーケティング支援を行う株式会社「ENJOY JAPAN」(東京都新宿区)は、中国在住の中国人に対して海外旅行に関するアンケート調査を実施した。全体の76%が「行きたい国」として日本を挙げ、2位のシンガポールを大きく引き離して1位となった。外国為替市場で円安が進んだことで日本を訪れる外国人観光客にとっては消費に割安感があることも影響しているとみられる。

アンケートは3月13~19日にオンラインで実施し、18~49歳の男女1140人から回答を得た。複数回答可で日本が1位となった「行きたい国」は、2位のシンガポール(全体の41%)、3位のカンボジア(同24%)、4位のマレーシア(22%)などが続いた。

また、行きたい国を日本と答えた人に旅行目的を聞いたところ、全体の53.3%が「買い物」と回答。「食事」と答えた人は35.5%、「遊園地やテーマパークで遊ぶ」と回答した人も24.5%いた。日本で購入したい商品については、「化粧品・香水」(49.8%)、「菓子類」(44.8%)がいずれも半数近くを占めた。

「ムツゴロウ」畑正憲さん死去 87歳 「ゆかいな仲間たち」で人気

ムツゴロウの愛称で親しまれ、テレビの動物番組などで活躍していた小説家でエッセイストの畑正憲(はた・まさのり)さんが5日、北海道中標津町の病院で亡くなった。87歳だった。

福岡市生まれ。東京大大学院(動物生理学専攻)修了後、学研映画局に入社し、20本近い記録映画を手がけた。1968年に「われら動物みな兄弟」で第16回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。

71年に北海道浜中町沖に浮かぶ無人島・嶮暮帰(けんぼっき)島に家族で移り住み、ヒグマ、犬、馬などと共に暮らし、72年に対岸の浜中町に「動物王国」を開設した。動物が増えて手狭になったため、79年に牧場部門を約60キロ離れた中標津町に移設。「ムツ牧場」とした。

80年からフジテレビ系列で「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」の放映が始まり、長寿番組として人気を集めた。映画「子猫物語」(86年)の監督としても知られる。

「東京ムツゴロウ動物王国」内見会で動物たちと戯れる畑正憲氏(中央、2004年7月27日撮影)

全国で新たに8562人感染 前週より1350人増 新型コロナ

厚生労働省は6日、新型コロナウイルスの新規感染者が全国で8562人確認されたと発表した。前週の木曜日より約1350人増えた。死者は27人だった。

主な都道府県の新規感染者数は、北海道557人▽東京都1109人▽愛知県475人▽大阪府546人▽福岡県279人。

<新型コロナ・6日>東京都で新たに1109人感染、2人死亡

東京都は6日、新型コロナウイルスの新たな感染者1109人と2人の死亡を確認したと発表した。1週間平均の新規感染者数は、6日時点で960.6人で、前の週に比べて117.2%。

<新型コロナ・6日>東京都で新たに1109人感染

【1年前の今日の出来事】 2022年4月6日