山田真貴子広報官「NHKへの電話を否定」 そのまま信じることに疑問

山田真貴子広報官_衆議院予算委員会20210225 政治・経済

山田真貴子広報官はNHKに電話で抗議した

2月25日午前、衆議院予算委員会が開かれ、山田真貴子・内閣広報官が参考人として出席した。

立憲民主党の黒岩宇洋氏は山田氏に対し、菅義偉首相が昨年10月にNHKの「ニュースウォッチ9」に出演した後、NHKに電話をかけたかどうかを尋ねた。

番組では、日本学術会議の会員候補の任命拒否問題で、首相が「説明できることとできないことがある」と語った。一部のメディアは、番組後に山田氏がNHKに電話して抗議したと報じていた。

山田氏は同委で「総理のNHK番組出演に関しまして、番組出演後に電話をおこなったことはございません」と否定した。

同委員会にはNHKの前田晃伸会長も出席していた。前田氏は「山田広報官から抗議の電話を受けた事実はない」と述べた。

黒岩氏は重ねて「抗議でなくても電話がかかってきた事実は無いか」と尋ねたが、前田氏は「取材制作の過程にかかわる事項につきましては、原則としてお答えすることは差し控えております。ただ、現場にも確認いたしましたが、山田広報官から抗議の電話を受けたことはない」と繰り返した。

ここで注目すべきことは、黒岩氏が前田NHK会長に、念を押すように、「抗議でなくても電話がかかってきた事実は無いか」と再度問うと、前田会長はそれには答えず、「抗議の電話を受けたことはない」と繰り返したことだ。

電話の内容が抗議であったかどうかは受け止め方次第の面もある。内容の如何に関わらず電話すらなかったなら、「電話はなかった」と答えるはずだ。つまり、山田氏から電話があったということだ。

15日の衆議院予算委員会で、総務省の原邦彰官房長が「山田氏に確認したが、首相長男と会食した明確な記憶はないとのことだ」と答弁していた。1年少し前に7万4000円の会食接待を受けていながら、記憶がないと惚けていたのだ。山田氏の言葉はうのみに出来ない。

こんな人物が総理会見の仕切り役であり、それを菅首相は続投させるというのだから、もうこの内閣の発表は信用できない。

そもそも山田氏の広報官としての強権ぶりは官邸記者たちにすこぶる評判が悪い。会見に参加する記者たちから事前に事細かに質問内容を聞き出し、それをもとに官僚が「答弁書」を作り、菅首相はお得意のペーパー読み回答をするだけだった。

その会見で山田氏は、政権の意に沿わない質問をする記者は徹底的に無視して、いくら手を挙げても指さない。首相の答えに納得せずに食い下がる記者を制止し、最後は「このあと日程があります」と、質問の途中でも強引に会見を打ち切って首相を逃がすガードマンの役割だった。

山田氏は菅首相にとって極めて都合の良い官僚なのだ。

この度処分を受けた秋本芳徳前情報流通行政局長の後任に、吉田博史総括審議官が局長に就任することになった。彼は山田真貴子氏の夫である。

【出典・引用・参考】

山田広報官、NHKへの電話を否定 「自ら履歴を確認」(朝日新聞 2021年2月25日 10時07分)

7万円ステーキ汚職の総務省が「文春にリークした犯人捜し」に血眼になっている(NEWSポストセブン 2/26 7:05配信)

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