2025年2月24日 今日の出来事

ドイツ極右歓喜「より強力に」 広がる不安、抗議デモも

ドイツ極右歓喜「より強力に」 広がる不安、抗議デモも

「われわれはかつてないほど強力になった」。ドイツ連邦議会(下院)選挙で「極右」と称される反移民の右派「ドイツのための選択肢(AfD)」が躍進した。ベルリンで23日開かれた集会でワイデル共同代表が「勝利」を宣言すると、会場は歓声に包まれた。ドイツ社会には不安も広がり、抗議デモは「反ファシズム」を訴えた。

支持者らでぎゅうぎゅう詰めの集会場。拍手で迎えられたワイデル氏は「われわれはしっかりと根を下ろした」と満足そうな表情で演説した。

一方、集会場から目と鼻の先では、数百人が「AfDはくそ食らえ」「ファシズム反対」のシュプレヒコールを連呼し、抗議の声を上げた。AfD躍進の結果が伝えられると、大音量のサイレンを鳴らし、動員されていた警察と対立。現場は一気に緊張に包まれた。

トランプ氏、ドイツの選挙結果歓迎 「非常識政策に国民うんざり」

トランプ氏、ドイツの選挙結果歓迎 「非常識政策に国民うんざり」

トランプ米大統領は23日、自身のSNS上で、ドイツで連邦議会選挙の結果、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が主導する保守政権へと交代する見通しとなったことについて、「紳士のリーダーシップの下にある米国と、ドイツにとって素晴らしい日だ」と歓迎した。

トランプ氏は、ショルツ首相率いる中道左派・社会民主党(SPD)の大敗に関し、「米国と同様、エネルギーや移民といった長年浸透していた常識のない政策にドイツ国民がうんざりしていた」と主張した。

平和実現なら辞任の用意 NATO加盟でも…ウクライナ大統領

平和実現なら辞任の用意 NATO加盟でも―ウクライナ大統領

ウクライナのゼレンスキー大統領は23日、自国の平和や北大西洋条約機構(NATO)加盟が実現するならば、辞任の用意があると表明した。ロシアの侵攻開始3年に際し、首都キーウ(キエフ)で開いた記者会見で語った。

ゼレンスキー氏は会見で「ウクライナの平和につながり、本当に私の辞任が必要なのであれば、その用意がある。NATO加盟と引き換えでもいい」と述べた。実現すれば直ちに職を辞する考えも示した。ただ、トランプ政権はウクライナのNATO加盟に否定的見解を示している。

円相場、一時148円85銭 2カ月半ぶりの円高水準

円相場、一時148円85銭 2カ月半ぶりの円高水準

週明け24日のアジアの外国為替市場で円が対ドルで買われ、一時1ドル=148円85銭を付けた。昨年12月3日以来、約2カ月半ぶりの円高水準。

前週末に発表された米経済指標が悪化し、米FRBによる追加利下げの観測が広がった。日本は2024年10~12月期のGDP速報値が市場予想を上回っており、日米金利差の縮小を意識し円高ドル安傾向となった。シンガポールの午前9時半現在は1ドル=149円09銭。

24日は日本は休場。シンガポールの市場関係者は「ドイツ総選挙の結果が予想通りに終わり、ユーロ買いが進んだことも(円買いドル売りに)影響したのではないか」と分析した。

日本海側で大雪、雪崩に注意 25日は気温上昇の見通し

日本海側で大雪、雪崩に注意 25日は気温上昇の見通し

冬型の気圧配置の影響で、日本列島は24日も日本海側を中心に大雪となった。四国の平地など、普段は雪が少ない太平洋側の地域も含めた広い範囲で降ったが、25日は冬型が緩み、各地で気温が上がる見通し。雪が長引き平年の2倍以上の積雪となっている地域も多く、雪崩や屋根からの落雪に注意が必要だ。

24日午後5時時点の24時間降雪量の最大値は、新潟県上越市の高田42センチ、広島県北広島町の八幡と新潟県糸魚川市40センチ。京都市や広島市、熊本市などでも降った。

「花粉症の人は身を守って」 3連休明けから花粉シーズン本格化

「花粉症の人は身を守って」 3連休明けから花粉シーズン本格化

3連休(22~24日)明けの2月末から、春の花粉シーズンが本格化する見込みだ。

日本気象協会によると、長引く寒波の影響で今年は九州から関東の広い範囲でスギ花粉の飛散開始が例年並みか遅い傾向となっているが、2月末から急増し、3月上旬には多くの地点でピークを迎えると予測される。

また、ヒノキ花粉のピークは3月下旬から4月上旬になると見込まれる。