2021年7月27日

東京オリンピック・パラリンピック 日本 メダル獲得数

金メダル  10
銀メダル   3
銅メダル   5
合計    18

【 7月27日(火)】

日本 ソフトボール  金メダル
メンバー
上野 由岐子、後藤 希友、藤田 倭、我妻 悠香、峰 幸代、渥美 万奈、市口 侑果、清原 奈侑、川畑 瞳、内藤 実穂、山本 優、原田 のどか、森 さやか、山崎 早紀、山田 恵里

柔道 男子81キロ級  金メダル
永瀬 貴規(ながせ たかのり)
17年に右膝を大けがして手術。18年夏の復帰直後は調子をなかなか取り戻せなかったが、19年は国際大会4勝と復活。

サーフィン 男子  銀メダル
五十嵐 カノア(いがらし かのあ)
日本人の両親を持ち、本場の米カリフォルニア州で生まれ育った。カノアはハワイ語で「自由」の意。19年5月に日本選手として初のCT優勝。

ウエイトリフティング 女子59キロ級  銅メダル
安藤 美希子(あんどう みきこ)
器械体操、陸上を経て、埼玉栄高で重量挙げを始める。同年代の八木かなえとともに腕を磨き、日本記録を更新してきた。

サーフィン 女子  銅メダル
都筑 有夢路(つづき あむろ)
サーフィンを始めたのは11歳。16歳から世界を転戦し、プロ最高峰のチャンピオンシップツアーに日本女子として初めて参戦。

北海道・北東北の縄文遺跡群、世界文化遺産に登録決定
オンラインで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は27日、「北海道・北東北の縄文遺跡群」(北海道と青森、岩手、秋田の3県)を世界文化遺産に登録することを決めた。日本の世界文化遺産は20件目。自然遺産も含めた世界遺産は、26日に登録が決まった「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」(鹿児島、沖縄両県)に続いて25件目となる。縄文遺跡群は、大規模集落跡「三内(さんない)丸山遺跡」(青森市)「大湯(おおゆ)環状列石」(秋田県鹿角市)「キウス周堤墓(しゅうていぼ)群」(北海道千歳市)――など17遺跡からなる。1万年以上続いた縄文時代の生活や精神文化を今に伝えている。

東京の感染拡大、歯止めかからず 第3波のピーク時上回る
東京都は27日、都内で新型コロナウイルスの感染者が新たに2848人確認されたと発表した。前週火曜日(1387人)から2倍以上に急増し、1月7日の2520人を上回って過去最多となった。直近7日間平均は1762.6人で、前週比149.4%。都内は4度目の緊急事態宣言の発令から2週間が経過したが、感染拡大に歯止めが掛からない状況だ。

首都圏では27日、埼玉県で過去最多の593人、神奈川県で約半年ぶりに700人超となる758人、千葉県で405人の感染が確認された。千葉県は26日に過去最多の509人の感染を確認しており、熊谷俊人知事は27日「緊急事態宣言の要請は避けられない」と述べ、28日にも政府に宣言の発令を求める考えを示した。埼玉、神奈川両県も宣言要請に前向きで、足並みをそろえる可能性が高い。

都によると、年代別では20代951人(約33%)、30代610人(約21%)など若い世代を中心に感染が拡大し、ワクチン接種が進んだ65歳以上は78人(約3%)にとどまる。市中感染の広がりを示す検査の陽性率は、26日時点で15.7%に上昇し、年末年始の第3波のピーク時を上回った。

立憲・本多平直議員が辞職表明 性交同意めぐる発言で
未成年と同意のもと性行為をして逮捕されるのはおかしいなどと発言した、立憲民主党の本多平直衆院議員(56)=比例北海道ブロック=は27日、国会内で記者会見を開き、衆院議員を辞職することを明らかにした。立憲に離党届を提出し、受理された。本多氏は会見で、「事態が続けば、第三者をさらに傷つけ、党にも迷惑をかけかねないことに鑑み、離党届を提出した」と説明。「比例代表選出で党を離れる以上、筋を通し、議員辞職も決断した」と述べた。次期衆院選への立候補については、「これから先のことは、まったく考えていない」と述べるにとどめた。

西川将人・旭川市長 次期衆院選、北海道6区からの出馬表明
北海道旭川市の西川将人市長(52)は27日、同市内で記者会見し、次期衆院選に道6区から立候補すると表明した。立憲民主党の公認を得て出馬する見通し。8月10日前後に辞職願を市議会議長に提出するという。

西川氏は旭川市出身。北海道大を卒業後、日本航空のパイロットなどを経て2006年の市長選に初当選し4期目。後継の市長候補として、立憲の笠木薫道議(64)=旭川市選挙区=に立候補を要請した。

一方、自民党は元衆院議員秘書の今津寛介氏(44)を市長選で推薦する予定。27日にあった今津氏の事務所開きには、衆院道6区に立候補を表明している元道議の東国幹氏(53)も出席し、保守勢力の団結と14年ぶりの市政奪還を誓った。

韓国と北朝鮮、通信連絡線を復旧 北朝鮮が去年遮断
韓国と北朝鮮は断絶していた南北間の通信連絡線を復旧させることを決め、27日午前10時に通話を行った。韓国大統領府が同日発表し、北朝鮮の朝鮮中央通信もほぼ同じ時刻に報じた。北朝鮮は2020年6月に連絡線を遮断した後、開城にある南北共同連絡事務所を爆破した。

大統領府によると、韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩総書記は4月から数回にわたって親書を交換し、南北関係の改善について意見を交わしてきた。このなかで、まずは途絶えていた連絡線の復旧に合意したという。両首脳は一日も早く南北の信頼を回復し、関係を再び進展させることでも意見が一致したとしている。大統領府は「通信線の復旧が今後、前向きな南北関係の改善と発展につながることを期待する」とした。

量子コンピューターを稼働 商用で国内初、産学活用へ―IBMと東大
日本IBMと東京大学は27日、国内初となる商用量子コンピューターの稼働を開始したと発表した。量子コンピューターは膨大なデータを超高速で処理できる次世代の計算機。今後、トヨタ自動車などが参加する産学の協議会とともに、新しい素材や医薬品開発、金融取引への応用などで早期の活用を目指す。同コンピューターは米IBMが開発した、汎用性の高い「ゲート方式」と呼ばれるタイプ。東大が占有使用権を持っており、川崎市の産学交流拠点に設置した。東大は今後、慶応大学やトヨタ、東芝、みずほフィナンシャルグループなどと構成する「量子イノベーションイニシアティブ協議会」のメンバーらとともに利活用の方策を探る方針。人材育成も連携して進める。

美浜原発3号機10年ぶり本格運転 6月に「40年超」で初の再稼働
関西電力は27日、美浜原発3号機(福井県美浜町)が10年ぶりに本格運転を開始したと発表した。原子力規制委員会による使用前検査をクリアした。美浜3号機は6月23日、新規制基準下では全国で初めて、運転開始から40年を超えて再稼働。その後、徐々に出力を上げながら、原子炉などの各系統に不具合がないか確認する検査を受けていた。