市川猿之助容疑者を逮捕 母親への自殺ほう助容疑 警視庁
自宅で母親（75）の自殺を手助けしたとして、警視庁捜査1課は27日、歌舞伎俳優の市川猿之助（本名・喜熨斗＜きのし＞孝彦）容疑者（47）＝東京都目黒区＝を自殺ほう助容疑で逮捕した。捜査関係者への取材で判明した。母の延子さんが見つかった際、自宅では猿之助容疑者や、父で歌舞伎俳優の段四郎（本名・喜熨斗弘之）さん（76）も倒れており、段四郎さんはその後に死亡した。
捜査関係者によると、猿之助容疑者は両親と話し合って一緒に心中することを決意し、5月17日から18日までに、自宅で延子さんに睡眠導入剤を渡して飲ませ、自殺を手助けした疑いがある。捜査1課は、猿之助容疑者が両親の自殺に関わった後、自らも自殺を図ったとみている。
韓国、来月「ホワイト国」復帰 輸出管理、全面正常化…政府
政府は27日の閣議で、輸出手続きを簡素化する「グループＡ（旧ホワイト国）」に韓国を復帰させる政令改正を決定した。7月21日に施行する。韓国・尹錫悦政権との間で関係改善が進む中、2019年夏に実施した厳格な輸出管理は全面解除され、約4年ぶりに正常化する。
経済産業省は4月下旬、軍事転用可能な物資や技術に対する韓国の輸出管理について「厳格な検証の結果、日本と同水準の実効性を確認した」と判断。外為法の政令改正に向けた意見募集手続きを行っていた。対韓輸出管理を巡っては、フッ化水素など半導体素材の輸出規制も3月下旬に緩和した。
西村康稔経産相は27日の閣議後記者会見で、「今後とも韓国を含め同盟国・同志国と連携しつつ、厳格な輸出管理を通じて、国際的な平和と安全の維持に貢献していきたい」と述べた。
モバイルスイカ・モバイルパスモで一時不具合…アップル決済サービス停止の影響か
JR東日本と首都圏私鉄がそれぞれ発行する交通系ICカード「Suica（スイカ）」と「PASMO（パスモ）」で27日午後4時半頃、携帯電話で使える「モバイルスイカ」「モバイルパスモ」へのチャージ（追加）などができなくなる不具合が発生した。いずれも約2時間後に復旧した。
JR東などによると、不具合はいずれもiPhone（アイフォーン）などのアップル製端末で起きた。
首都圏の鉄道、バス会社で構成するPASMO協議会によると、アップルの決済システム「Apple Pay（アップルペイ）」で同日、システム障害が発生しており、その影響とみられるという。
口永良部島の噴火警戒レベルを3に引き上げ 火山性地震1日で50回
気象庁は27日、口永良部島（鹿児島県）の噴火警戒レベルを3（入山規制）に引き上げた。火口から約2キロ以内に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があり、大きな噴石や火砕流への警戒を呼びかけている。
気象庁によると、口永良部島では山体の浅い所で火山性地震が多発し、24時間で50回発生している。同庁は26日に噴火警戒レベルを2（火口周辺規制）に引き上げたばかり。
プリゴジン氏、ベラルーシ到着か 所有ジェット機が軍用飛行場に
ベラルーシの独立系軍事情報監視団体「ベラルーシ・ガユン（ハユン）」は、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者、プリゴジン氏が所有するビジネスジェット機が27日午前7時40分（日本時間同日午後1時40分）、ベラルーシの首都ミンスク郊外の軍用飛行場に着陸したと伝えた。
また、ロシア北西部サンクトペテルブルクを飛び立った別のビジネスジェット機も同日午前7時58分（同午後1時58分）に同飛行場に着陸したという。これらのビジネスジェット機にプリゴジン氏が乗っている可能性がある。
プリゴジン氏は24日夜、ロシア南部ロストフ州の軍司令部を車で離れる様子が動画に映っていたが、その後、所在が不明になっている。26日夕にSNSに音声メッセージを投稿し、今回の反乱に政権転覆の意図はなかったと主張していた。
【1年前の今日の出来事】 2022年6月27日
