今日の出来事(2022年6月27日) 関東甲信、東海、九州南部で梅雨明け 関東甲信は観測史上最速

関東甲信、東海、九州南部で梅雨明け 関東甲信は観測史上最速

気象庁は27日、九州南部、東海、関東甲信で梅雨が明けたとみられると発表した。梅雨明けは関東甲信で観測史上最も早く、九州南部と東海は2番目に早かった。いずれも梅雨の期間は過去最短。気象庁は「適切な熱中症の予防行動を早め早めに取ってほしい」と呼び掛けた。

平年と比べると関東甲信と東海は22日、九州南部は18日、それぞれ早かった。昨年との比較では、関東甲信は19日、九州南部は14日、東海は20日早かった。

梅雨の期間は、関東甲信が21日間、九州南部は16日間、東海は13日間。これまでの最短は、関東甲信23日間(78年と2018年)、九州南部21日間(64年)、東海20日間(51、58、60年)となっていた。

関東甲信、東海、九州南部で梅雨明け

岸田首相、食料危機に2億ドル、人道復旧に1億ドル拠出表明 G7

岸田文雄首相は27日、ドイツ南部エルマウで開催中の主要7カ国首脳会議(G7サミット)で、ロシアのウクライナ侵攻に伴う食料危機への対応として、中東・アフリカ諸国への食料支援とウクライナの穀物輸出再開に向けた支援のため、約2億ドルを拠出すると表明した。ウクライナと周辺国に対し、人道・復旧支援として1億ドルを追加拠出することも明らかにした。

協議にオンラインで参加したウクライナのゼレンスキー大統領は、日本の支援や対露制裁、首相によるアジア各国への働きかけに謝意を示した。

ロシア国債「デフォルト」に 革命直後以来、1世紀ぶり 欧米報道

ロシアの外貨建て国債がデフォルト(債務不履行)に陥ったと、複数の欧米メディアが26日報じた。ロシアの対外債務不履行はロシア革命直後の1918年以来、約1世紀ぶり。猶予期間が終わる26日夜までに利息を支払うことができなかったとみられる。

この国債はドル建てとユーロ建てで計1億ドル(約135億円)相当の利払いをすることになっており、5月27日に期限を迎えた。ロシアは支払ったと発表したが、ウクライナ侵攻を受け欧米が科した経済制裁の影響で今月26日の猶予期限までに国債保有者に届かず、債務不履行と見なされた。

処理水放出「断固反対」全漁連の新会長

全国漁業協同組合連合会(全漁連)の坂本雅信会長は27日、会長就任後に初めて経済産業省を訪れ、東京電力福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)の汚染水を浄化処理後も放射性物質トリチウムが主に残る水の海洋放出について「断固反対」との特別決議文を松永明参与に手渡した。

坂本氏は千葉県漁連の会長で、23日の総会で全漁連会長に就任したばかり。一方、応対した松永氏は元特許庁長官で内閣府や資源エネルギー庁で原発事故後の復興に関わってきたが、今年3月末に定年退職して非常勤の参与になった。経産省によると、萩生田光一大臣のスケジュール調整が間に合わず、大臣との面談が実現しなかった。

福島第一原発の処理水放出のイメージ

新型コロナ感染者、全国9572人 前週より1772人増

新型コロナウイルスの国内感染者は27日午後7時半現在、新たに9572人が確認された。1週間前の月曜日(20日)より1772人多かった。重症者は45人、死者は13人だった。

東京で新たに1517人感染確認 10日連続で前週上回る
東京都は27日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1517人確認されたと発表した。前週の月曜日(1076人)から441人増え、10日連続で前週の同じ曜日を上回った。新たな死者は確認されなかった。

【1年前の今日の出来事】 2021年6月27日