2023年6月28日 今日の出来事

円下落、一時144円20銭 7カ月半ぶりの円安・ドル高水準を更新

28日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=144円20銭を付け、昨年11月以来、約7カ月半ぶりの円安・ドル高水準を更新した。日米の金融政策の違いを意識した円売り・ドル買いが優勢となった。政府、日銀による為替介入への警戒感が高まり、円が買い戻される場面もあった。

財務官、円安進行に改めて警戒感 27日にNY円一時、144円台

財務省の神田真人財務官は28日、外国為替市場の円安・ドル高進行について「為替市場の動向を高い緊張感を持って注視し、行き過ぎた動きがあれば適切に対応する」と述べ、改めて警戒感を示した。記者団の取材に応じた。

景況感、7四半期ぶり改善か 大企業製造業、日銀短観

共同通信社は28日、日銀が7月3日に発表する6月の企業短期経済観測調査(短観)に関する民間シンクタンク11社の予想を集計した。代表的な指標である大企業製造業の最近の景況感を示す業況判断指数(DI)の予想平均は、前回3月調査から2ポイント改善のプラス3だった。実際に改善すれば2021年9月以来、7四半期ぶりとなる。

業況判断DIは業況が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」の割合を引いた数値。プラスは景況感が良いと感じる企業が多いことを示す。

産業の裾野が広い自動車業界で、車載用の半導体不足が解消し、生産や輸出が回復してきているとの指摘が多い。

ベラルーシ国内でワグネルに活動拠点を提供 ルカシェンコ大統領発表

ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の反乱を巡り、創設者のプリゴジン氏と交渉したベラルーシのルカシェンコ大統領は27日、交渉内容の一部を明らかにした。ベラルーシ国営通信が伝えた。ルカシェンコ氏はプリゴジン氏に「(反乱の)途中で虫のようにつぶされるぞ」と警告し、進軍の中止を促したという。ルカシェンコ氏は同日、プリゴジン氏がベラルーシに到着したと公表し、ワグネルには同国内で活動拠点を提供するとしている。

軍高官の前で演説するベラルーシのルカシェンコ大統領=ミンスクで2023年6月27日

ベラルーシ、部隊受け入れ 周辺国から懸念相次ぐ

NATOのストルテンベルグ事務総長は、来月のNATO首脳会議で集団防衛のさらなる強化を目指す考えを示した。リトアニアのナウセーダ大統領は「近隣諸国はさらなる危険に直面する」と訴え、ポーランドのドゥダ大統領も「NATOによる厳しい対応が必要だ」と強調した。 

メッカ大巡礼、最高潮 180万人超集結し祈り

イスラム教最大の聖地、サウジアラビア西部メッカへの大巡礼(ハッジ)が27日、最高潮を迎えた。新型コロナウイルス流行に伴う受け入れ制限はなくなり、世界各地から多くの巡礼者が集結して祈りをささげた。サウジ当局によると参加者は180万人超に上り、2020年以降で最多となった。

現地からの映像では、巡礼者は白い布をまとい、預言者ムハンマドが最後の説教をしたとされるメッカ郊外のアラファト山や周辺を埋め尽くした。暑さと強い日差しの下で傘を差す人もいた。

ハッジは礼拝や断食などと並ぶイスラム教徒の五つの義務「五行」の一つ。財力と体力のある人は生涯に一度、行うことが求められる。

26日、サウジアラビア・メッカでカーバ神殿の周りを歩く巡礼者たち

【1年前の今日の出来事】 2022年6月28日