日本が2-1でスペイン撃破! 2大会連続決勝トーナメントに進出
サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会は1日(日本時間2日)、ドーハのハリファ国際競技場などで1次リーグE組の最終戦があり、日本(国際サッカー連盟=FIFA=ランキング24位)はスペイン(7位)に2―1で逆転勝ちし、2勝1敗の勝ち点6として同組首位で2大会連続の決勝トーナメント進出を決めた。
三笘の“神アシスト” ミリの攻防、VARがきっちり判定
前半を0―1で折り返した日本だったが、後半3分に堂安が左足で同点弾を決めると、同6分にはゴールライン際で三笘が折り返したボールを田中碧が押し込んで逆転に成功した。
三笘は後半開始から途中出場し、1-1で迎えた同6分の決勝アシストで歴史的勝利に貢献。ゴールラインぎりぎりからボールを折り返した際どいプレーはVAR判定を経てゴールと認められたが、「いや~1ミリかかっていれば良いなと思っていた。入った後は脚が長くて良かったと思いました」。VAR判定を待っている間の心境について「願っていたし、感覚では中にあるなと思っていた。ああいうバウンドするのも何か運があるし、(田中)碧が決めたのも何かあると思った」と話した。
日本は5日(日本時間6日)の同1回戦で初の8強入りを懸け、前回準優勝のF組2位クロアチア(12位)と対戦する。
総額28.9兆円、第2次補正予算が成立
政府の総合経済対策の裏付けとなる2022年度第2次補正予算は2日、参院本会議で自民、公明、国民民主などの賛成多数で可決・成立した。一般会計の歳出総額は28兆9222億円となる。財源の約8割は22兆8520億円の国債を発行して賄う。
今回の補正予算は総合経済対策にある4本の柱で構成した。「物価高騰・賃上げへの取り組み」に7兆8170億円、「円安をいかした地域の『稼ぐ力』の回復・強化」に3兆4863億円、「新しい資本主義の加速」に5兆4956億円、「国民の安全・安心の確保」に7兆5472億円をそれぞれ充てる。
物価高騰対策の多くを占めるのがエネルギー価格高騰対策だ。電気料金対策に2兆4870億円、都市ガス料金対策に6203億円、ガソリンなどの燃料油価格の激変緩和措置に3兆272億円を計上している。
膨張する補正予算 専門家「景気に即効性なし」 官庁の備品購入も
物価高騰対策など総合経済対策の裏付けとなる2022年度第2次補正予算が2日成立した。中身をみると省庁の備品購入など、経済対策と関連の薄そうな事業が並ぶ。これだけの追加歳出が本当に必要なのか。
そもそも補正予算は財政法で、当初予算編成後に発生した災害などの「特に緊要となった経費の支出」に限り編成できると決められている。だが、今回の補正予算は23年度当初予算の概算要求に盛り込んでいたものを「先食い」している事業が多く、すべてが緊急を要する「緊要」なのか疑問符が付く。
俳優の渡辺徹さん、敗血症で死去 61歳
テレビドラマやバラエティー番組などで活躍した俳優の渡辺徹(わたなべ・とおる)さんが11月28日午後9時1分、敗血症のため東京都内の病院で死去した。61歳だった。茨城県出身。葬儀は近親者で行い、後日お別れの会を開く。所属する文学座が2日、発表した。
1980年、文学座の演劇研究所に入所。翌年、ドラマ「太陽にほえろ!」の新人刑事「ラガー」役でデビューし、一躍人気者に。83年には映画「夜明けのランナー」に主演し映画デビューを果たした。歌手としてもチョコレートのCMに使われた「約束」が累計50万枚超の大ヒット。明るいキャラクターで数多くのバラエティー番組に出演し、ナレーターや司会でも活躍した。舞台にも立ち続け、座長を務めた喜劇「あかさたな」などで2000年度の菊田一夫演劇賞を受賞。近年では「鼻」(17年)、「有頂天作家」(22年)などで好演した。
妻はタレントの榊原郁恵さんで、おしどり夫婦として知られた。長男は俳優の渡辺裕太さん。糖尿病などの持病があり、21年には大動脈弁狭窄症と診断され、出演予定の舞台が中止になるなどしていた。
円、ロンドンでは133円台 東京市場から円高進む
2日朝のロンドン外国為替市場では、米国の利上げペースが減速するとの見方が広がる中、日米金利差の拡大観測が後退し、円相場は一時1ドル=133円台後半に急伸した。8月中旬以来約3カ月半ぶりの円高水準。134円台を付けた東京市場から一段と円が上昇している。
東京為替市場、1ドル135円前半 FRB利上げ鈍化の見方強まる
2日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=135円台前半で取引された。一時、1ドル=135円付近まで円が買われる場面もあり、8月中旬以来、約3カ月半ぶりの円高・ドル安水準を付けた。
国内の新型コロナ死者、累計で5万人超える 厚労省
厚生労働省は2日、新型コロナウイルスによる死者が新たに187人確認され、国内の累計死者数は5万34人になったと明らかにした。
都道府県の累計の死者数は多い順に大阪府6764人▽東京都6215人▽北海道3348人▽神奈川県3179人▽愛知県3095人――と続く。
2日に発表された全国の新規感染者数は10万9928人で、前週の金曜日より約7000人減少した。主な都道府県別の新規感染者数は東京都1万1244人、愛知県6955人など。
【1年前の今日の出来事】 2021年12月2日