2022年10月10日 今日の出来事

ノーベル経済学賞にバーナンキ氏ら 金融危機時の銀行の役割研究

スウェーデン王立科学アカデミーは10日、今年のノーベル経済学賞をベン・バーナンキ元米連邦準備制度理事会(FRB)議長ら3氏に授与すると発表した。金融危機における銀行の役割に関する研究が評価された。他の受賞決定者は米シカゴ大のダグラス・ダイヤモンド、米ワシントン大のフィリップ・ディビグ両氏。

バーナンキ氏は、06~14年まで米国の中央銀行にあたるFRBの議長を務めた。08年のリーマン・ショックとその後の金融危機では大胆な金融緩和に踏み切り、問題の処理にあたった。

ノーベル経済学賞にバーナンキ元FRB議長ら

ウクライナ各都市にロシアがミサイル攻撃、クリミア橋爆破の報復か

ウクライナの首都キーウやリビウなど複数の都市が10日朝、ロシアのミサイル攻撃を受け、建物などが損壊し民間人の死傷者が出た。クリミア半島とロシア本土とを結ぶクリミア大橋で8日起きた爆発の報復との見方が出ている。

西部のテルノピルやジトーミル、中部のドニプロやクレメンチュク、南部ザポロジエ、東部ハリコフでも爆発が報告された。ウクライナとの国境に近いロシア・ベルゴロド州で国境付近で爆発音が聞こえたという情報もある。

ウクライナの首都キーウのほか、リビウ、テルノピル、ドニプロの都市で10日、複数の爆発があった。

クリミア大橋爆発 プーチン氏「テロ」ウクライナ側「自作自演」

ウクライナ南部クリミア半島とロシアを結ぶ「クリミア大橋」で8日に起きた爆発について、プーチン露大統領は9日、「ウクライナ特務機関によるテロだ」と主張した。大橋はロシアによるクリミアの実効支配を象徴する建造物で、露軍のウクライナ侵攻では重要な輸送ルートとなっている。

対するウクライナ政府側からは露側の自作自演を疑う見方もある。8日にゼレンスキー大統領らが関与をほのめかすような発言をした一方、ポドリャク大統領府長官顧問はロシアの情報機関「連邦保安庁(FSB)」が爆発に関わった疑いが強いとの見解をツイッターに書き込んだ。旧ソ連の「国家保安委員会(KGB)」の後継組織であるFSBは謀略工作が得意とされる。

北朝鮮7回発射は戦術核部隊訓練 「敵に軍事対応の警告送る目的」

北朝鮮メディアは10日、同国が9月25日~10月9日に行った計7回の弾道ミサイルなどの発射は戦術核運用部隊の発射訓練だったと報じた。米原子力空母ロナルド・レーガンが投入された米韓合同軍事演習に対抗して「敵に強力な軍事的対応の警告を送る目的」で実施したと強調。4日に日本列島上空を越えて太平洋上に落下したミサイルは「新型地対地中長距離弾道ミサイル」だったと伝えた。

国内感染、新たに1万2817人 前週比2000人減―新型コロナ

国内では10日、新たに1万2817人の新型コロナウイルス感染が確認された。1日当たりの新規感染者は1週間前から約2000人減少した。新たに確認された死者は26人。

東京都の新規感染者は1372人で、前週の月曜日と比べ約300人減った。

【1年前の今日の出来事】 2021年10月10日