今日の出来事(2022年8月16日) 北日本から西日本、18日にかけ大雨警戒 日本海側中心に 気象庁

北日本から西日本、18日にかけ大雨警戒 日本海側中心に 気象庁

前線の影響などで北日本から西日本では日本海側を中心に18日にかけて大雨になる見込みだ。気象庁は16日、土砂災害に厳重に警戒するよう呼び掛けた。

気象庁によると、前線を伴った低気圧が16日は北海道付近を通過したため、北海道では1日で平年の8月1カ月分の雨が降ったところがあった。日本海付近の前線は17日にかけて南下し、東日本から西日本に停滞する見込みだ。また18日には別の低気圧が前線上に発生して北日本を通過し、大雨をもたらす予想だ。

17日午後6時までの24時間雨量は北陸・中国180ミリ▽九州北部150ミリ▽東海・近畿120ミリ▽東北100ミリ――と予測される。さらに18日午後6時までの24時間では中国で100~200ミリ、東北・東海・北陸・近畿で100~150ミリと見込む。気象庁は、低い土地の浸水や河川の増水にも警戒するよう求めている。

東・西日本でも日本海側を中心に大雨

コロナ死者、1カ月で7倍 連日200人超、「第6波」に迫る

新型コロナウイルス感染症による死者数が、流行の「第7波」で急増している。1日当たりの死者数は1カ月で約7倍に増え、ほぼ連日200人台と、年明け以降の第6波に迫る。各地の病床逼迫も深刻で、専門家は「第6波を超える可能性もある」と指摘している。

オミクロン株の派生型「BA.5」が広がり始め、感染者が6月末から急増。その結果、死者は7月26日に再び100人を超え、今月9日に250人に達した。15日は215人で、7月15日(31人)の約7倍に上り、第6波に迫る高水準となっている。

オミクロン株をめぐっては、重症化リスクの低さが指摘されている。ただ、厚労省の専門家組織は、同株の感染者に占める死亡者の割合は0.13%(2月時点)ほどで、季節性インフルエンザ(推計0.006~0.09%)を上回るとして、過小評価を戒めている。

新型コロナの死者数

全国で新たに16万6205人感染 死者311人は2番目の多さ

新型コロナウイルスの感染者は16日、全国で新たに16万6205人確認された。前週火曜日から約4万6000人減った。死者は311人で、2月22日(327人)に次いで過去2番目に多かった。重症者は前日より7人多く、614人だった。

東京で新たに2万3511人の感染確認 前週から5600人減
東京都は16日、新型コロナウイルスの感染者が2万3511人確認されたと発表した。前週火曜日(2万9115人)から約5600人減少し、2日ぶりに前の週の同じ曜日を下回った。新たに22人の死亡も確認された。

国家公務員一般職、コロナ対応で合格者最多 女性初の4割超

人事院は16日、2022年度国家公務員一般職採用試験(大卒程度)の合格者が8156人だったと発表した。前年度比で603人増え、一般職試験が始まった12年度以降で最多となった。新型コロナウイルス関連業務などに対応するため、各府省で採用予定者数を増やしたことが影響した。

競争率は3.4(前年度3.6倍)で、2年連続で最低。一方、女性合格者は3271人(同2910人)で全体に占める割合は40.1%(同38.5%)となり、初めて4割を超えた。人事院や各府省が女性向けの採用説明会に力を入れた結果、受験者の増加につながったとみられる。

3年ぶり、山々に完全な文字 規模縮小せず 京都・五山送り火

お盆に迎えた先祖の霊を送り出す伝統行事「京都五山送り火」が16日夜、京都市街を囲む山々であった。新型コロナウイルス対策として2年連続で規模が縮小されていたが、今夏は3年ぶりに通常通りに行われ、復活したともしびに多くの人が見入った。

2020、21年は観光客や点火事業者らの密集を避けようと、各山で火床(ひどこ)(点火場所)の数を大幅に減らして実施したため、文字の形などが不完全な状態だった。京都五山送り火連合会は、行事を末永く継承して技術を伝えていくため、今夏は本来の形で行った。

直前までの雷雨もやみ、午後8時過ぎ、東山・如意ケ岳の中腹で「大」の文字が点灯。続いて「妙」「法」の文字や、船形、左大文字、鳥居形が赤々と浮かび上がった。

3年ぶりに全面点火された「大」の文字

【1年前の今日の出来事】 2021年8月16日