【2回目停戦協議 人道回廊の設置が必要との認識で一致】
ロシアとウクライナ、人道回廊の必要性で一致 2回目停戦協議―兵力9割投入、爆撃激化
ロシアとウクライナの代表団は3日、ベラルーシ西部ブレスト州で、停戦交渉の2回目の協議を行い、ロシア代表団によると、攻撃にさらされる都市から市民を脱出させる「人道回廊」の設置が必要だという認識で双方は一致した。ただ、詳細は軍当局間でさらに詰める必要があるという。増え続ける犠牲者を減らせるのか、厳しい状況が続いている。
【ウクライナ・ザポロジエ原発 ロシア軍が掌握】
ウクライナの原発で火災「ロシア軍、砲撃始めた」
ロイター通信などによると、ロシア軍が侵攻するウクライナの南東部ザポロジエ原発で4日、火災が発生した。近隣の自治体の首長がフェイスブックへの投稿で明らかにした。詳細は不明だが、ロシア軍の攻撃後に出火した可能性がある。
ロシア軍がウクライナ原発を掌握 職員は引き続き業務、死傷者なし
ウクライナの原子力規制当局は4日、南東部のザポロジエ原発がロシア軍に掌握されたと発表した。ただ、発電所ではウクライナ側の職員が引き続き業務に当たっているという。安全操作の手順に従って監視活動を続けており、放射線量の変化は確認されていない。死傷者も出ていないという。
ザポロジエ原発は、ウクライナ南部のザポロジエ州にある欧州最大規模の原発だ。国際原子力機関（IAEA）によると、ザポロジエ原発には日本の大型原発並みの出力100万キロワットの原子炉が6基あり、総出力は600万キロワットになる。
インド太平洋で現状変更許さず 日米豪印が一致―首脳テレビ会談
日本、米国、オーストラリア、インド4カ国（通称クアッド）の首脳は3日夜、テレビ会議を行い、ロシアが軍事侵攻したウクライナ情勢について協議した。4首脳は「今回のような力による一方的な現状変更を、インド太平洋地域で許してはならない」との認識で一致。「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた取り組みを一層進めていくことを確認した。
4カ国のうちインドはロシアと関係が深く、国連総会での対ロ非難決議の採決を棄権した。覇権主義的な動きを強める中国を念頭に、日米豪印の枠組みでは足並みをそろえた形だが、会談後の共同発表ではロシアに対する直接の言及はなかった。
【プーチン大統領の暗殺を呼びかけ】
米上院議員、プーチン氏の暗殺呼び掛け
グラム氏は保守系FOXニュース（Fox News）のインタビューで、ロシアのウクライナ侵攻について「どうやって終わらせるか？ ロシアにいる誰かが名乗り出て、あの男（プーチン氏）を殺すしかない」と述べた。
グラム氏はその後、「始末できるのはロシア人だけだ」とツイッターに投稿。古代ローマの将軍・政治家ユリウス・カエサル暗殺の首謀者の一人、ブルトゥスを引き合いに出し、「ロシアにブルータスはいないのか？」と呼び掛けた。さらに、1944年にナチス・ドイツの総統アドルフ・ヒトラーの暗殺に失敗したシュタウフェンベルク大佐に言及し、「ロシア軍にもっとうまくやれるシュタウフェンベルクはいないのか？」と訴えた。
グラム氏は「（成功すれば）ロシアだけでなく世界に大きく貢献することになるだろう」と締めくくった。
プーチン大統領に“100万ドル”懸賞金「生死問わず」…ロシア出身資産家がSNS投稿
「お尋ね者 生死を問わず 大量虐殺者 ウラジーミル・プーチン」「プーチンを戦争犯罪者として逮捕した警官に、100万ドルを支払うことを約束します」。SNSに投稿したのは、ロシアからアメリカに亡命した資産家のアレックス・コナニキン氏だということです。
その後、コナニキン氏は再びメッセージを投稿し、“暗殺要請”については否定しました。コナニキン氏：「プーチン暗殺に懸賞金を約束したとされているが、それは真意ではない。そのような結果は、世界中の多くの人から応援されるだろうが、私はプーチンが暗殺ではなく、法の裁きを受けるべきだと思っている」
【北京パラリンピック開会】
北京パラリンピック、開会式始まる
北京オリンピック・パラリンピックいよいよ北京パラリンピックが4日から幕を開ける。日本からは29人の選手が出場予定。選手団の主将はアルペンスキーで2大会連続の金メダル獲得を目指す村岡桃佳が、開会式の旗手はクロスカントリースキーの川除大輝が務める。5日から始まる6競技78種目の競技で、いくつのメダルを獲得できるか注目だ。
日経平均、一時800円超値下がり…2万6000円割り込む
4日の東京株式市場は、全面安の展開。日経平均株価（225種）は前日終値比で一時800円超値下がりし、6営業日ぶりに2万6000円を割り込んで昨年以来の安値を下回った。午前の終値は556円67銭安の2万6020円60銭だった。ロシア軍がウクライナの原子力発電所を攻撃し、火災が発生したと伝わると、深刻な事態に陥るとの懸念から、さらに下落した。
【1年前の今日の出来事】 2021年3月4日
