関東甲信、11日は路面凍結に警戒 4都県の一部に大雪警報
関東甲信地方は10日、低気圧や寒気の影響により、広い範囲で雪や雨が降り続けた。気象庁は東京、長野、静岡、山梨の4都県の一部で大雪警報を出した。雪は11日明け方まで降る見込み。11日は路面の凍結が予想され、気象庁は交通障害や歩行中の転倒に警戒を呼びかけている。
ファイザー飲み薬を特例承認 国内2種類目、一部薬と併用できず
厚生労働省は10日、米製薬大手ファイザーが開発した新型コロナウイルス感染症の飲み薬「パキロビッド」の製造販売を特例承認した。パキロビッドは、細胞内でウイルスが増殖するのを抑える薬。臨床試験では、発症から3日までに投与を受けた重症化リスクの高い患者の入院や死亡を89%減らす効果が確認された。軽症者が使える飲み薬は、米メルクの「モルヌピラビル」(商品名・ラゲブリオ)に続き2種類目。不整脈や高血圧などの一部の薬とは併用できない。
ランサムウエアの被害相談85件 2021年下半期 警察庁発表
身代金要求型のコンピューターウイルス「ランサムウエア」について、全国の警察への被害相談が2021年下半期(7~12月)に85件あったと警察庁が10日、発表した。統計を取り始めて以降の半期ごとでは、20年下半期が21件、21年上半期(1~6月)が61件だった。ランサムウエアは、企業などのデータを暗号化し、回復する代わりに金銭の支払いを要求するもの。
鍵山優真、無心でつかんだ銀 ミス動じぬ精神力、しなやかな体幹
北京冬季オリンピック第7日は10日、北京市の首都体育館でフィギュアスケート男子フリーがあり、ショートプログラム(SP)2位の鍵山優真(18)=オリエンタルバイオ・星槎=は201.93点でフリーも2位となり、SPとの合計で自身初の300点超えとなる310.05点の自己ベストで銀メダルを獲得した。2014年ソチ五輪男子で、19歳で金メダルを獲得した羽生結弦を抜き、個人種目で日本フィギュア最年少メダリストとなった。
冨田せな、1本目から大技 「もっと攻めたい」一心の銅 スノボHP
北京オリンピック第7日の10日、スノーボード女子ハーフパイプ(HP)決勝が河北省張家口の雲頂スキー公園であり、冨田せな(22)=アルビレックス新潟=が銅メダルに輝いた。同種目で日本女子のメダル獲得は初めて。「もっと攻めたい」。不完全燃焼のまま予選を終えた冨田せが、その一心を決勝の舞台で解き放った。
宇野昌磨が銅!2大会連続メダル 合計は293.00点
ショートプログラム(SP)3位の宇野昌磨(24)=トヨタ自動車、中京大=が、187.10点をマーク。合計293.00点で3位に入り銅メダル、2大会連続でのメダル獲得となった。
羽生結弦、五輪史上初めて「クワッドアクセル」に挑戦も転倒 追い上げ届かず4位
ショートプログラム(SP)8位の羽生結弦(27=ANA)が、世界初の成功を目指すクワッドアクセル(4回転半=4A)に国際大会で初めて挑戦した。
2季連続のフリー曲「天と地と」の冒頭に挑戦。着氷できず転倒したが、五輪史上初めて4回転半を試みた選手になった。188.06で合計283.21となり第3組終了時でトップに立ったが、最終組の宇野昌磨に抜かれた時点で3連覇は消滅した。優勝したネーサン・チェン(米国)、2位の鍵山優真、3位の宇野に続き、4位となった。
「もう一生懸命がんばりました。これ以上ないくらい頑張りました。報われない努力だったかもしれませんが」と言うと、言葉に詰まった。クワッドアクセルに挑戦し続けた羽生の思いがあふれていた。
獲得メダル数(合計、2月10日)
金1 銀2 銅4 計7
【1年前の今日の出来事】 2021年2月10日