全国の陽性者の84%がオミクロン株か 厚労省、PCR検査で試算
厚生労働省は13日、全国の自治体で実施した新型コロナウイルスの変異株PCR検査(1月3~9日)に基づいて試算した結果、オミクロン株の疑い例が全国の陽性者の84%を占めたと発表した。市中感染の広がりで急速にオミクロン株への置き換わりが進み、主流になったとみられる。
厚労省によると、前々週(2021年12月20~26日)は16%、前週(12月27日~22年1月2日)は46%で、急拡大した。都道府県別でみると、東京都は83%、大阪府は88%で、宮城、秋田、山形、富山、島根、徳島、愛媛、宮崎の8県は100%だった。まん延防止等重点措置が出ている沖縄は85%、広島は93%、山口は97%だった。
東京で3124人の感染確認、4カ月ぶり3000人超
東京都は13日、都内で新型コロナウイルスの感染者が新たに3124人確認されたと発表した。3000人超は2021年9月2日以来約4カ月ぶりで、前週1月6日(641人)の4.8倍となった。年代別で見ると、20代が最多の1093人。30代が616人、40代が413人、10代が310人、50代が275人と続いた。10歳未満は187人、65歳以上の高齢者は158人だった。
大阪2452人感染 オミクロン判明は44人 2千人超は4カ月ぶり
大阪府は13日、府内で新たに2452人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。新規感染者が2千人を超えるのは2011人だった昨年9月8日以来、約4カ月ぶり。
沖縄県、過去最多1817人の感染確認 新型コロナ
沖縄県は13日、新型コロナウイルスの新規感染者1817人を確認したと発表した。1日当たりの感染者として過去最多を更新した。
ワクチン、一般高齢者は6カ月間隔に 3回目接種、64歳以下は7カ月 政府
政府は13日、新型コロナウイルスワクチンの2回目と3回目の接種間隔について、施設入所者らを除く一般の高齢者は、現在の7カ月から6カ月に短縮する方針を決めた。64歳以下は8カ月から7カ月に前倒しする。開始時期は3月からとなる。岸田文雄首相は13日、後藤茂之厚生労働相や堀内詔子ワクチン相らと首相官邸で協議し、決定した。
日本海側中心に14日も大雪に 関東甲信も多い所で80センチの予想
上空に強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が続く影響で、14日も北日本から西日本の日本海側を中心に大雪となる見通しだ。気象庁が交通の乱れに警戒するよう呼びかけている。14日午後6時までの24時間に予想される降雪量は、いずれも多いところで、関東甲信、北陸80センチ▽東海、近畿60センチ▽北海道、中国50センチ▽四国8センチ。
学術会議の6人任命拒否問題「検討していく」 岸田首相、梶田会長に
日本学術会議の梶田隆章会長が13日、岸田文雄首相と首相官邸で面会し、2020年に菅義偉首相が拒否した会員候補6人の任命を求めた。梶田氏によると、岸田首相は「6人については、前首相が最終的に決めたことだ」と説明。そのうえで「この問題について今後どうするかについて、松野博一官房長官を担当に、検討していきたい」と応じたという。面会後、梶田氏は記者団の取材に「少なくとも官房長官にご担当いただいて、ご検討いただけるということなので、前向きにとらえたい」と評価した。
米、国連制裁強化を提案 北朝鮮ミサイル発射受け
北朝鮮による相次ぐミサイルの発射を受け、米国が対北朝鮮国連制裁の強化を提案したことが12日、分かった。米外交筋が明らかにした。米政府が同日発表した北朝鮮籍の男5人を制裁対象に追加するよう求めた。
【1年前の今日の出来事】 2021年1月13日