「ガラケー」に迫る終焉 携帯3G、来年から各社で終了
スマートフォンの普及や第5世代(5G)移動通信システムのエリア拡大など通信の高速化が進む裏側で、旧方式の3Gサービスが来年から段階的に終了していく。3Gが終われば従来型携帯電話(ガラケー)の多くが利用できなくなるが、高齢の利用者の約4分の1が「終了を知らない」と答える調査結果もあるなど不安もくすぶる。携帯電話大手は主に高齢者を対象にしたスマホ教室などで、4Gや5Gに対応した機種への乗り換えを支援しており、20年前に携帯電話に革新をもたらした3Gの終焉が近づいている。
3G終了の影響が最も早く出るのが来年1月に3G用の電波を一部停波するNTTドコモだ。ドコモによると、平成18年以前に発売した一部の端末で、利用できないエリアが出始めるという。ドコモの3Gが終了するのは令和8年3月末と先だが、同社は古い端末の利用者は近くの携帯電話ショップで確認するよう呼び掛けている。
またKDDI(au)は来年3月末、ソフトバンクは6年1月下旬に3Gを終了する予定。ホームページなどで利用者に注意を呼びかけている。
3連休中の繁華街、人出増加 銀座は28.3%増、名古屋は29.1%
ソフトバンク子会社「アグープ」の推計データによると、3連休の中日の19日午後3時台の人出は1週間前と比べ、東京・銀座駅で28.3%▽札幌市のすすきの駅で28.7%▽名古屋市の栄駅で29.1%▽大阪市の大阪駅で10.1%▽福岡市の博多駅で14.9%――それぞれ増えている。【
立民・枝野氏、貧困解消へ格差是正「分厚い中間層を復活」
立憲民主党の枝野幸男代表は20日、千葉県我孫子市で街頭演説し、次期衆院選で争点化を狙う経済政策への支持を訴えた。「格差是正で、貧困(世帯)を分厚い中間層へ復活させていく。自民党総裁選では誰もこの世界の潮流について言っていない」と述べた。無党派層を意識し、千葉県内の駅前やショッピングセンター周辺で活動を展開した。
我孫子市での演説では「アベノミクスで株価は上がったが、皆さんの暮らしは良くなったか。私たちは格差を是正し、不安を小さくする」と強調。公助を重視する「支え合う社会」を目指す考えを示した。
日大事件 設計会社の評価水増し疑い 2億円流出 理事の男性主導か
日本大学付属病院の建て替え工事を巡って日大の関連会社が家宅捜索を受けた事件で、関連会社が病院設計の契約先を選定するコンペで東京都内の設計会社の評価を水増しし、順位を逆転させていた疑いがあることが、関係者への取材で判明した。設計会社には日大から約7億円の前払い金が支払われ、約2億円が大阪市の医療法人グループ側に流出した。東京地検特捜部は、関連会社の役員を務める日大理事の男性が、コンペをゆがめて資金流出も主導したとみている模様だ。
ロシア下院選、与党「統一ロシア」の勝利確実 「不正横行」の指摘も
ロシア下院選(定数450、任期5年)は19日、3日間の投票期間を終えて即日開票され、与党「統一ロシア」が半数を超える議席を獲得することが確実となった。インタファクス通信が報じた。同党幹部は19日深夜(日本時間20日午前)に党の集会で勝利を宣言した。大勢判明は20日になる見込みで、単独で憲法改正が可能な3分の2の議席(300議席)を獲得できるかどうかが焦点となる。支持率低迷により、現有の334からは議席を減らす可能性があるが、過半数は大きく上回る勢いだ。