全国で新たに2万5492人感染確認 9県で過去最多
新型コロナウイルスの感染者は21日、全国で新たに2万5492人確認された。過去最多だった20日(2万5876人)に次ぐ多さ。重症者は前日から72人増えて1888人に達し、9日連続で最多を更新した。死者は34人。
山形(69人)、群馬(325人)、岐阜(345人)、愛知(1445人)、三重(427人)、広島(381人)、高知(87人)、大分(215人)、宮崎(158人)――の9県で過去最多の感染者が確認された。
東京都内で新たに5074人感染 4日連続5000人超
東京都は21日、都内で新型コロナウイルスの感染者が新たに5074人確認され、6人が死亡したと発表した。新規感染者が5000人を上回るのは4日連続。都の基準で集計した重症者は前日から3人減って270人となった。新規感染者の直近7日間の平均は4719.0人で、前週比111.5%と感染の拡大傾向が続いている。
大阪府は新たに2556人感染、2人死亡 4日連続2000人超
大阪府は21日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2556人確認されたと発表した。1日あたりの新規感染者数が2000人を超えるのは4日連続。新たに判明した死者は2人だった。
東海3県で過去最多更新 愛知は4日連続で1000人超す
東海3県で21日、新型コロナウイルスの新規感染者が過去最多をそれぞれ更新し、計2217人の感染者が確認された。2000人を超えるのは2日連続。緊急事態宣言発令を20日に政府に要請したばかりの愛知県では、4日連続で1000人を超え1445人を記録。21日からは、まん延防止等重点措置の対象区域が12市町村から39市町に拡大された。
福岡県、新たに1070人感染確認 6日連続前週上回る
福岡県は21日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1070人確認されたと発表した。1000人超は4日連続で、前週の同一曜日を上回るのは6日連続。
自宅療養者急増 滞る支援 食料「1000人待ち」届かず
首都圏では新型コロナウイルス感染者の急増に伴い、自宅療養者への支援が滞りがちになっている。自治体側から健康確認の連絡がほぼなく、自宅療養が解除されないまま放置されたり、食料を届けるのに「1週間はかかる」と言われたりした感染者も。自治体による自宅療養者への支援が機能不全に陥っている。厚生労働省は、自宅療養者には少なくとも1日1回は健康観察のため感染者と連絡を取るよう自治体に求めている。
厚労省によると、全国の自宅療養者数は18日午前0時時点で9万6709人。感染急増の東京、神奈川、千葉、埼玉の首都圏1都3県だけで5万8378人で、前週から1万200人も増えている。
洋上風力発電の建設着々 秋田港・能代港に日本最大級を33基
秋田港などで大規模な洋上風力発電所の建設が進められている。4.2メガワットという日本最大級の風力発電機を秋田港と能代港に合わせて33基設置するもので、来月上旬には風車の土台となる基礎工事を終える予定。
19日には、13基の風車が設置される予定の秋田港で、陸地に近い9基目の基礎工事が行われた。現場近くにある「飯島サンセットパーク」には、「由利本荘・にかほ市の風力発電を考える会」(佐々木憲雄代表)の関係者ら数十人が工事の様子を見守った。音の大きさを測定していた由利本荘市議の阿部十全さんは「基礎を海に打ち込む音は65デシベル(乗用車の車内程度)程度だったが、海の生き物への影響などを注意深く見守っていきたい」と話していた。