青森で大雨、約800人孤立 橋崩落や土砂崩れ 道路復旧めど立たず
台風9号から変わった温帯低気圧の影響で、青森県では10日、県北部を中心に激しい雨に見舞われ、むつ市と風間浦村では橋の崩落や土砂崩れで計約800人が孤立した。11日には同村の100人については孤立が解消されたが、依然として道路復旧のめどは立っておらず、孤立解消の作業が難航している。県によると、むつ市や風間浦村の一部地域で、10日午後までの24時間降水量が300ミリを超え、同市大畑町では小赤川の増水で国道279号にかかる橋が崩落し、97人が孤立。隣接する風間浦村では土砂崩れで複数箇所が通行止めとなり、計721人が孤立した。
全国で新たに1万5813人感染確認 過去最多に 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染者は11日、全国で新たに1万5813人確認された。1日あたりの感染者数が最も多かった7日の1万5750人を上回り、過去最多を更新した。重症者は102人増えて1332人。静岡▽三重▽滋賀▽京都▽大阪▽奈良▽愛媛▽熊本▽鹿児島――の9府県で過去最多となった。
東京の重症者197人、過去最多 新たに4200人感染
東京都は11日、新型コロナウイルスの感染者を新たに4200人確認したと発表した。11日までの1週間平均の感染者数は3983.6人となり、前週の114.5%となった。人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO)を使用とする都基準の重症者数は、前日より21人多い197人で、過去最多を更新した。また、30代男性を含む2人の死者が確認された。
都によると、10日までの3日間で行われた行政検査数の平均は8797.3件。陽性率は10日時点で22.3%まで上昇している。11日に確認された感染者4200人を年代別にみると、20代が1262人で最多。30代が867人▽40代が727人▽50代が485人▽10代が397人と続く。65歳以上の高齢者は162人だった。