2023年3月2日 今日の出来事

NTT、次世代通信「IOWN」を商用化へ タイムラグを大幅削減

NTTは2日、次世代通信基盤「IOWN(アイオン)」の初の商用サービスを16日から提供すると発表した。通信のタイムラグを大幅に抑えられるのが特徴で、従来の光通信に比べて200分の1の「低遅延」を実現できる。主に法人向けとなり、自動運転などへの活用も期待されている。

IOWNはNTTが2019年に提唱した構想で、発信元から受信先まで、すべての通信を光信号でやりとりするものだ。一般的な家庭にも普及している光通信は、光ファイバーを使った光信号で通信するが、通信の途中で電気信号と光信号を変換する処理が必要で、その際に遅延が生じる。IOWNでは信号変換がないため、遅延を大幅に減らすことができる。

今回のサービスの特徴である「低遅延」をいかせる事例としては、車の自動運転やロボットの遠隔操作、離れた場所をつないだeスポーツなどがある。実証実験でIOWNを使って、手術支援ロボットを遠隔操作した医師は、違和感なく手術できたという。

IOWNの商用サービス開始を発表するNTTの川添雄彦副社長=2023年3月2日、東京・大手町の同社本社

オープンAIが「ChatGPT」の技術を公開 アプリ開発しやすく

米オープンAIは1日、対話型AI(人工知能)「ChatGPT」の技術を、外部の業者がアプリ開発に使えるようにする方策を発表した。チャットGPTは世界で注目を集めており、同社の技術を活用したアプリが広がりそうだ。

オープンAIは、ソフトウェア同士をつなぐ「アプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)」と呼ばれるプログラムを有料で公開する。使用料は、質問や答えのやりとりで使われる文字の塊を示す「トークン」千個につき0.2セントとなる。昨年12月時点から、利用コストを9割削減したという。

オープンAIのサイトでは、写真投稿アプリ「スナップチャット」や食品配達サービス「インスタカート」、教育用のアプリのチャット機能などへの活用例が紹介されている。

「幸福の科学」大川隆法総裁が死去 66歳

新興宗教団体「幸福の科学」の創始者で総裁の大川隆法(おおかわ・りゅうほう)氏が2日、東京都内の病院で死去したことが分かった。66歳だった。

幸福の科学のホームページなどによると、大川氏は1956年に徳島県吉野川市で生まれた。東京大法学部を卒業後、大手総合商社に入社。86年に退社し、幸福の科学を設立した。2009年には、幸福の科学を支持母体とする「幸福実現党」を立ち上げた。

幸福の科学は、映画や出版物などの大規模な広告で知られ、教団によると国内外に700カ所以上の関連施設がある。

「幸福の科学」創始者の大川隆法氏(66)が死去

北朝鮮、食糧難で農作物増産対策指示 一部地域で餓死者続出か

北朝鮮国営の朝鮮中央通信は2日、先月26日から平壌で開かれていた朝鮮労働党中央委員会拡大総会が1日、閉会したと報じた。金正恩(キムジョンウン)党総書記が出席し、「今年の農業発展の展望目標を成果的に達成していこう」と呼びかけ、穀物を中心に農作物の生産量を増やすための対策を指示した。

韓国農村振興庁の推定では、2022年の作物生産量は前年より18万トン減の約451万トン。国営の食糧販売所を通じた流通管理の強化の影響で混乱が広がっているとされる。韓国統一省は、多数の餓死者を出した1990年代の「苦難の行軍」の時期ほどではないものの、一部の地域で餓死者が続出するほど食糧難が深刻な状態と分析している。4日間の会議開催を報じることで住民の不満を解消する狙いもあるとみられる。

金氏は「すべての農場で収穫高を高めるようにすることを中心に置いて闘争することが、重要な農業生産指導の原則にならなければならない」と述べ、具体的な対策としては、かんがい工事の推進▽新しく能率の高い農機械の普及▽干潟の開墾と耕地面積の拡大――などを挙げた。また、農村発展の目標達成のためには指導の強化も必要との認識を示した。今後も引き締めを図っていくとみられる。

北朝鮮、食糧難で農作物増産対策指示

22年の自転車乗車中の死者336人 ヘルメットなしで致死率倍以上

自転車乗車中の事故により、2022年に336人が亡くなったことが2日、警察庁のまとめで判明した。ヘルメットをかぶっていない場合は致死率が約2.6倍になるといい、同庁は23年4月から全ての自転車利用者に努力義務化されるヘルメットの着用を呼び掛けている。

警察庁によると、自転車乗車中の死者は、近年では13年(595人)をピークに減少傾向にある。

22年の死者の年代別では65歳以上が220人で、約65%を占めた。死傷者数に占める死者の割合を示す「致死率」は、ヘルメットの着用者が0.21%だったのに対し、非着用者は約2.6倍の0.54%だった。

また、死傷者のヘルメットの着用率は9.9%で、年代別では中学生(39.1%)や小学生(25%)が比較的高かったが、高校生(7.5%)や65歳以上の高齢者(3.6%)は低かった。

奈良の東大寺で伝統行事の「お水取り」 世界平和と五穀豊穣祈る

奈良・東大寺で、大仏開眼と同じ752年から今年で1272回目を迎えた修二会(お水取り)の本行が1日、始まった。二月堂にこもった「練行衆」と呼ばれる僧らが、14日まで一日6回、本尊の十一面観音に世の人々の罪を懺悔し、世界平和や五穀豊穣を祈る。

1日午後7時すぎ、堂内に入る練行衆を先導する長さ6~7メートルの松明(たいまつ)が次々と舞台に上がった。担ぎ手の童子たちは走ったり欄干から突き出したりして、火の粉を散らした。今年も新型コロナウイルスの感染対策として、松明の拝観者には人数制限が設けられた。

古都の夜空を焦がすように燃える「お松明」(長時間露光)=奈良市の東大寺二月堂で2023年3月1日

関東で「春一番」 昨年より4日早く、気象庁発表

気象庁は2日、関東で1日夜に「春一番」が吹いたと発表した。昨年より4日早い。発達中の低気圧が日本海を進み、南部を中心に南寄りの風が強まった。気温も上がった。

気象庁によると、2日午前0時までの最大瞬間風速は、東京都心部で南南西の風15.5メートル、千葉市で南西の風16.5メートル、横浜市で南西の風16.4メートル。

春一番の発表基準は地方で異なり、関東では立春から春分までの間、日本海に低気圧があり、毎秒8メートル以上の強い南寄りの風が吹き、気温が上がると発表される。

全国で新たに1万1506人感染 死者87人 新型コロナ

厚生労働省は2日、新型コロナウイルスの新規感染者が全国で1万1506人確認されたと発表した。前週の木曜日より約3600人減った。死者は87人だった。

主な都道府県の新規感染者数は、北海道414人▽東京都952人▽愛知県691人▽大阪府698人▽福岡県482人――など。

<新型コロナ・2日>東京都で952人感染、20代女性ら5人死亡

東京都は2日、新型コロナウイルスの新たな感染者952人と死者5人を確認したと発表した。1週間平均の新規感染者数は、2日時点で850.0人で、前の週に比べて77.9%。

<新型コロナ・2日>東京都で952人感染

【1年前の今日の出来事】 2022年3月2日