自民・二階幹事長、河井陣営への1億5000万「私は関係していない」
自民党の二階俊博幹事長は17日の記者会見で、令和元年7月の参院選前に河井案里前参院議員の陣営に党が選挙資金として提供した1億5000万円について「私は関係していない」と関与を否定した。林幹雄幹事長代理は「当時の(甘利明)選対委員長が広島に関しては担当していた。そういった意味で、細かいことは幹事長はよく分からないということだ」と説明した。
自民・甘利氏、買収事件の1.5億円に「1ミクロンも関わりない」
自民党の甘利明税調会長は18日、2019年参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、公職選挙法違反に問われた河井克行元法相らが代表の政党支部に党本部が支給した資金1億5000万円について問われ、「私は1ミリも関与していない。もっと正確に言えば、1ミクロンも関わっていない」と全否定した。国会内で記者団に語った。甘利氏は19年参院選当時、党の選対委員長を務めていた。林幹雄幹事長代理が17日、「当時の選対委員長が広島を担当しており、(二階俊博幹事長は)細かいことは分からない」と名指ししていた。
中山副防衛相のイスラエル擁護ツイート 「認識不足」批判相次ぐ
中山泰秀副防衛相がイスラエルとパレスチナの軍事衝突を巡り「イスラエルにはテロリストから自国を守る権利があります」などとツイッターに投稿したことについて、18日の参院外交防衛委員会で野党から「副大臣としての認識が足りない」といった批判が相次いだ。
立憲民主党の小西洋之氏は「イスラエルによる武力の行使を肯定していることになる」と指摘し、中山氏の辞任を求めた。共産党の井上哲士氏も「政府見解にもパレスチナ問題の平和的な解決を目指す国際的努力にも全く反している」と批判し、投稿内容の撤回を求めた。
コシノジュンコさんに仏の国家勲章「レジオン・ドヌール勲章」
世界的なデザイナーとして知られるコシノジュンコさんが、フランスで最も権威ある国家勲章「レジオン・ドヌール勲章」を受章し「日本とフランスの文化交流にこれからも協力していきたい」と喜びを語った。コシノジュンコさん(81)は18日に、東京 港区のフランス大使公邸で開かれた叙勲式に出席し、フィリップ・セトン駐日フランス大使から「レジオン・ドヌール勲章」を授与された。
レジオン・ドヌール勲章は、フランス政府から与えられる最も権威がある国家勲章で、コシノさんはフランスと日本の文化交流に大きく貢献したなどとして、5番目にあたる「シュバリエ」を受章した。
大阪出身のコシノさんは、昭和53年にパリ・コレクションに初めて参加し、その後も世界各地でファッションショーを開くなど国内外で高い評価を受けてきたほか、幅広い分野のデザインに携わり、日本の文化を海外に発信してきた。
俳優の田村正和さん死去 77歳 「古畑任三郎」など
テレビドラマ「古畑任三郎」シリーズなどで知られる俳優の田村正和さんが4月3日、心不全のため死去していたことが18日、分かった。77歳。葬儀は親族で営んだ。京都府出身。俳優の阪東妻三郎さんの三男として生まれる。1961年、高校在学中に木下恵介監督の映画「永遠の人」で本格デビュー。木下監督の映画「今年の恋」(62年)などに出演して松竹の若手スターとして活躍した。
ミャンマー、800人超犠牲 武器を手に対抗する市民も
クーデターで国軍が権力を握ったミャンマーで、国軍側の武力弾圧による市民の犠牲が17日までに800人を超えた。市民はそれでも抗議デモや不服従運動を続ける構えで、犠牲者がさらに増えることが懸念されている。現地の人権団体「政治犯支援協会」によると、17日までに802人が殺害された。拘束中の市民は4120人に上り、1699人が指名手配されている。
一部の市民は武器を手に国軍に対抗している。戒厳令が出ている西部チン州ミンダット地区では17日、国軍兵士が銃を乱射。現地メディアによると、家の中にいた10歳の少女が撃たれて重傷を負った。
武力弾圧を続ける国軍に対し、米国は17日、英国やカナダと協調して追加制裁を発表。ミンアウンフライン国軍最高司令官をトップとする意思決定機関「連邦行政評議会」と、同評議会の閣僚や国軍幹部の家族ら計16人を対象に加えた。
インド、新型コロナの死者が過去最多の1日4300人超
インド政府は18日、新型コロナウイルスによる1日あたりの死者が過去最多となる4300人超を記録したと発表した。新規感染者は約26万4000人で、累計の感染者は2500万人を超えた。2500万人を超えるのは米国に次いで2カ国目。1日当たりの新規感染者は5月上旬の41万人超をピークに減少傾向に転じており、直近の2日は30万人を連続で下回った。だが死者は連日4000人前後で推移し、依然として深刻な状況が続いている。