2021年4月25日

参院広島選挙区再選挙、野党系諸派新人の宮口治子氏、当確
4月25日に投開票された1衆院と2参院の3選挙、中でも一番注目された参議院広島選挙区の再選挙は、立憲民主党、国民民主党、社民党が推薦し、共産党が支援した宮口治子氏が自民党の西田英範氏らを抑え、初めての当選を確実にした。

宮口氏は、広島県福山市出身の45歳。地元ラジオ局でパーソナリティーを務め、現在はフリーアナウンサーとして活動している。

今回の再選挙は、おととしの参議院選挙をめぐって公職選挙法違反の罪で有罪が確定した河井案里氏の当選無効に伴って行われ、「政治とカネ」の問題が最大の争点になった。

衆院北海道2区補選 立憲民主党の松木謙公氏、5回目の当選
吉川貴盛元農林水産大臣の議員辞職に伴う補欠選挙で自民党が候補者擁立を見送る中、立憲民主党の元議員、松木謙公氏は、立憲民主党、共産党、国民民主党、社民党の統一候補として選挙戦を展開し、5回目の当選を果たした。

松木氏は、平成15年の衆議院選挙で初当選して以降、民主党政権では農林水産政務官などを務めた。「幅広く応援を頂いた。国民のために北海道のために、北海道2区に住むみなさんのために、生活が1ミリでも向上するように頑張りたい」と述べた。

参院長野選挙区補選 立憲民主党新人の羽田次郎氏、初当選
羽田雄一郎・元国土交通大臣が新型コロナウイルスに感染して亡くなったことに伴う参議院長野選挙区の補欠選挙は、与野党対決の構図となり、故羽田氏の弟、次郎氏が共産党、国民民主党、社民党の推薦を得、自民党の新人で、公明党の推薦を受けた小松裕氏を抑えて初当選を果たした。

羽田氏は、「兄が残した4年あまりの任期を受け継ぐことが決まった。新型コロナウイルスの影響でどうやって生活しようかと心を悩ませている方が多くいるので、1日も早くコロナを収束させなければならない。経済を1日も早く再生させ、この国難を乗り越えるために政府と国会は一丸となって取り組まなければならない。また、子どもたちの目線で政策を立案し何よりも平和な国を残していくという兄の思いを実現していく」と話した。

桜島の噴火、火砕流と認められず 気象庁調査「噴煙の一部」
25日午前1時9分ごろ、桜島(鹿児島市)の南岳山頂火口で爆発的噴火が発生した。福岡管区気象台は一時、火砕流が火口の南西側に約1800メートル流下したと発表したが、気象庁機動調査班の現地確認で痕跡が認められなかったため、噴煙の一部だったとみられると訂正した。