2022年9月23日 今日の出来事

はやぶさ2採取の砂から炭酸水発見 小惑星リュウグウの成り立ち示す

探査機「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星リュウグウの砂の分析で、リュウグウのもととなる「母天体」が太陽光が届かないほど離れた場所で形成され、水と岩石などが反応してさまざまな鉱物が生まれたと、東北大などの研究チームが発表した。太陽系や地球の成り立ちの解明にもつながるという。

研究チームは、砂を電子顕微鏡や大型放射光施設「SPring―8」で分析した。すると、砂の中にある硫化鉄の結晶の中に、微量の炭酸水が閉じ込められていたことが判明した。

西九州新幹線開業、一番列車が長崎駅出発 「旅行需要の拡大に期待」

長崎駅を出発する西九州新幹線の一番列車となる「かもめ2号」=2022年9月23日午前6時17分

西九州新幹線が23日に開業した。佐賀県の武雄温泉駅と長崎駅を結ぶ全長66キロの独立した区間で、新幹線としては実質的に最短となる。在来線を乗り継ぐ博多―長崎は、いまより最速で30分短縮されて1時間20分となる。地元では開業イベントが開かれ、観光活性化への期待が高まる。

一方で、建設費は着工時の想定より2割増の6197億円までふくらんだ。新幹線ネットワークとの接続のめども立っていない。

特急かもめがラストラン 46年の歴史に幕 西九州新幹線開業で

西九州新幹線の武雄温泉(佐賀県武雄市)―長崎間の23日開業に合わせ、1976年から博多―長崎をつないできた在来線特急「かもめ」がラストラン。46年の歴史に幕を下ろした。

23日からは、西九州新幹線との乗り換えが便利な特急「リレーかもめ」が運行を開始。武雄温泉駅で新幹線と同じホームを挟んで停車する「対面乗り換え方式」が導入される。博多―長崎間は最短で1時間20分となり、これまでより30分短縮される。

台風15号が発生、25日にかけ大雨に 強風や落雷、高波に注意

23日午前に熱帯低気圧から変わった台風15号は同日午後6時現在、和歌山県・潮岬の南約130キロにあり、時速約20キロで北北東に進んでいる。気象庁によると、中心気圧は1002ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートル。西日本から東日本の太平洋側にかなり接近し、25日にかけて大雨になる見込み。25日朝までに温帯低気圧になるとみられる。

24日午後6時までの24時間予想雨量は多いところで、東海で250ミリ▽関東甲信で180ミリ▽北海道で150ミリ。気象庁は強風や高波、落雷などにも注意するよう呼びかけている。

台風15号の進路予想、9月23日15時(ウェザーニュース)

全国の新規感染者、6万3871人確認 前週より1万2000人減

新型コロナウイルスの感染者は23日、全国で新たに6万3871人確認された。前週の金曜日より約1万2000人減った。死者は87人。重症者は262人だった。

東京都の新規感染、前週から1077人減 新たに7559人 新型コロナ
東京都は23日、新型コロナウイルスの感染者が新たに7559人確認されたと発表した。前週金曜日(8636人)から1077人減った。新たに8人の死亡も確認された。

【1年前の今日の出来事】 2021年9月23日