2021年4月21日

「ぎりぎりまで悩んだ」愛媛知事が涙の陳謝 松山市の聖火リレー中止
新型コロナウイルスの感染拡大のため、松山市での東京オリンピックの聖火リレーは、公道での実施が見送られた。大阪府(13、14日)に続く判断だったが、代替策として公園内を走った大阪とは異なり、ランナーが走らない初のケースとなった。松山市内で21日に開かれたセレモニーでは、聖火リレーの中止を決めた中村時広・愛媛県知事が、ランナーに走る機会を与えられなかったことを涙ながらにわびる一幕があった。

京都市、公道での聖火リレー中止を府に要請へ 観客の「密」懸念
京都市は21日、5月26日に予定されている東京オリンピックの聖火リレーについて、公道のコースを走ることをやめるよう、京都府の実行委員会に要請する方針を決めた。代わりに、スタート地点予定の世界遺産・二条城(中京区)で、無観客での点火セレモニーを検討している。

全国で新たに5291人感染 3か月ぶりに5000人超え
新型コロナウイルスの感染者は21日、新たに5291人確認された。5000人超えは1月22日以来。死者は50人増えて計9786人となった。大阪府の新規感染者は1242人に上り、過去最多を更新した。東京都では843人の感染が確認された。前週の水曜より252人増えた。

ファイザーに新型コロナワクチン5000万回分追加求め調整急ぐ
新型コロナウイルスのワクチンをめぐり、菅総理大臣は先週、アメリカの製薬大手、ファイザーのブーラCEOと電話で会談し、ことし9月までに国内のすべての対象者に必要な数量を確保したいとして、追加の供給を要請した。政府はファイザーに対し、これまでに契約を結んでいる7200万人分にあたる、およそ1億4400万回分に加え、新たに2500万人分にあたる5000万回分の追加供給を求めていて、正式合意に向けて調整を急ぐことにしている。

日本学術会議が総会 「任命拒否」批判の声明案を議論
日本学術会議の会員候補6人が菅義偉首相に任命されなかった問題で、梶田隆章会長は21日に始まった総会で、「欠員6人という法の定めを満たさない状態が続くなら、学術会議の独立性を侵す可能性がある」などと、任命と問題の解決を求める声明案を提案した。ただ出席者からは、「声明よりも(強い姿勢を示す)要望や勧告にすべきだ」「このまま出すとまたスルーされる予感がする」などとの異論が噴出。梶田隆章会長は「意見を踏まえ、幹事会で議論し、22日の総会で改めて案を示したい」と引き取った。

立民・長尾氏がコロナ感染 国会議員12人目
衆院は21日、立憲民主党の長尾秀樹衆院議員=比例近畿=が新型コロナウイルスに感染したと発表した。国会議員の感染確認は12人目。現在入院中で、事務所によると一時は熱があったという。