科学・技術

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日本独自の発電方法を考える 地熱発電と小水力発電の可能性

世界から自立し、日本の特徴を生かした発電方法を進めていくことが大事だと思っています。日本の特徴を生かした発電としてすぐに思いつくものは次の2つです。①世界でも有数の火山国を生かした地熱発電。②日本の水資源の豊富さを生かした小水力発電(1万キロワット以下)
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“化石燃料に9割依存”の電力会社が10年で「グリーン」に転身できた理由。デンマークの電力会社が果たした「大転身」がヒントになるかもしれない。

洋上風力発電で世界最大手のデンマーク企業「オーステッド」。今でこそ、企業の持続可能性を評価する報告書で4年連続「世界で最も持続可能なエネルギー企業」に選出されている同社だが、もともとは事業のほとんどを化石燃料に依存する電力会社だった。しかし、2009年から一転「脱化石燃料」を図り、わずか10年間で電源構成の約90%を再生可能エネルギーへと転換させた。
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木に塗るだけで燃えにくくなる「特殊塗料」開発…建物の解体不要、文化財保全に一役

大手ゼネコンの大成建設は、木の表面に塗るだけで燃えにくくできる特殊塗料を開発した。既存の木造建築を解体せずに防火性能を高められる技術は珍しいといい、文化財の保全への活用が期待される。
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太陽光の欠点を「2つの電池」でカバー。 工場を「再エネ」だけで動かす世界初の仕組みとは?

この記事では、太陽光発電の欠点を克服すべく、パナソニックが新たに開発したソリューションを紹介。その取り組みとは、太陽電池に純水素型燃料電池と蓄電池を組み合わせることで、安定した自家発電を行えるようにしたというもの。3つの電池が連携した自家発電により、再生可能エネルギーのみで工場一棟ぶんの電力まかなうという、世界初の試みを取材しました。
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電力需給調整のカギを握る「蓄電池」の“いま” 世界1位・2位の韓国と中国では政府が大規模な支援

5月に発売された最新の家庭用蓄電池。付属の太陽光パネルに接続すると発電した電気を充電できます。容量は2.2キロワットアワー。一般家庭、一日分の必要最低限の電力を賄える。こうした蓄電池は、天候や時間帯で発電量が左右される再生可能エネルギーの安定供給に不可欠な技術で、電力需給の調整役として期待されています。
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原料は雑草と牛の胃に住む微生物!? 災害時にも役立つエネルギー「雑草発電」の可能性

植物の細胞壁はリグノセルロースという硬い組織からできており、簡単に分解できませんが、牛の胃に住む微生物なら分解可能です。さらに発酵させることでメタンガスを作り出します。スーパーでは毎日大量の野菜くずや残飯が発生し、多額の費用をかけて処分していますが、メタン発酵なら安価かつガスや電気も作れます。発酵後の残渣(残りかす)も肥料になります。
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投資額が210億円を突破! 世界で急成長する「海藻」産業

昆布やワカメ、海苔など、古代から日本人にとって馴染み深い存在である海藻。それが近年、世界中で熱視線を浴びています。環境や食料、途上国の経済発展など、さまざまな課題を解決するために、海藻が重要な役割を担いつつあるのです。
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海面上昇幅が過去最大に、水温と酸性度も記録更新

世界気象機関(WMO)の5月18日公表の年次世界気候報告書によると、世界で海水面が2013年から21年の年間平均で4.5センチ上昇し、過去最大幅になった。1993年から02年までと比べると上昇幅は2倍になった。21年の海洋の温度と酸性度もこれまでで最も高かった。
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原発「処理水」海洋放出へ「安全上の問題ない」、事実上の審査合格…原子力規制委

東京電力福島第一原子力発電所で増え続ける「処理水」を海洋放出する計画について、原子力規制委員会は18日の会合で、安全上の問題はないとして、審査結果をまとめた審査書案を了承した。事実上の審査合格となる。規制委は今後、一般からの意見公募を経て正式に審査書として決定し、計画を認可する。
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【親子でプチ科学】DNAって一体なに?  検査で分かることや遺伝子との違いも学ぼう

DNAが遺伝に関係していることは知っていても、遺伝情報を伝える具体的な仕組みまでは分からない人もいるでしょう。DNAの構造や「遺伝子」「ゲノム」との関係、DNA検査で分かることなど、押さえておきたい基礎知識を解説します。
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海水を飲み水に変える「極細チューブ」 東京大学が開発

内面をフッ素で覆った微細なナノチューブを開発したと、東京大大学院工学系研究科の伊藤喜光准教授や院生の佐藤浩平さん(現東京工業大助教)らが13日付の米科学誌サイエンスに発表した。塩水の場合、塩を通さずに水だけ通す効率が非常に高く、海水を淡水化する次世代水処理膜への応用が期待される。
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大気中の二酸化炭素を99%以上の効率で直接回収する技術、都立大が開発

東京都立大学(都立大)は5月11日、相分離を利用することでCO2吸収速度の向上と反応系からの生成物の分離を実現し、ガス流通下でも400ppmのCO2を99%以上の効率で除去するDAC(Direct Air Capture:大気中からの直接回収)システムの開発に成功したと発表した。
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年内に国家資格化が予定されている「ドローン操縦ライセンス」を取得するには?

2021年3月に航空法の一部改正を盛り込んだ法律案が政府内で閣議決定され、ドローン(無人航空機)の操縦ライセンスが国家資格化される方針が打ち出された。これにより、いままでは第三者がいる上空で操縦者が機体を視認できない目視外飛行(レベル4)をすることは原則としてできなかったのだが、操縦ライセンス(一等資格)を取得すれば、国の認証を受けた機体を操縦する場合に限り可能になる予定だ。
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【微生物の話】原始の地球に酸素をつくったのはシアノバクテリア

現在の地球の表面には、大気があります。この大気の組成は、窒素が78%、酸素が21%、炭酸ガスが0.03%などとなっています。ところが、原始の地球には酸素がほとんどなく、炭酸ガス、塩酸、亜硫酸ガス、窒素などが大気に含まれていました。そんな地球にどうして酸素が生じたのでしょうか。答えは、いまから35〜27億年前に酸素をつくる細菌が生まれたから、というものです。その酸素をつくる細菌がシアノバクテリアです。
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スマートウォッチ利用者は約1割、「利用したくない」人の理由は?

マイボイスコムは、「スマートウォッチ」に関する調査を実施した。スマートウォッチの利用者は約1割で、男性の10~30代がそれぞれ約16%だった。利用したくない人からは「機械に管理されているみたいでいい気持ちがしない」「数値が信用できない」などの理由が挙げられた。