科学・技術

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「梅干しにコロナウイルスの増殖抑える効果」、サル由来の細胞で効果確認

和歌山工業高専(和歌山県御坊市)と東海大学(神奈川県伊勢原市)、大阪河崎リハビリテーション大学(大阪府貝塚市)の研究者らのグループは6月1日、和歌山県みなべ町役場で記者会見を開き、「梅干しには新型コロナウイルスの増殖を抑える効果がある」とする研究成果を発表した。
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排水口の汚れ防止に『アルミホイル』が活躍するって知ってた?意外すぎる使い方とは

トースターやオーブンを使用する際のシートや、おにぎりを包んだりするときに使う「アルミホイル」。実は料理以外に、排水口掃除でも一役買ってくれることをご存知だろうか? 今回はアルミホイルの意外な使い方や、排水口をキレイにするメリットや掃除方法を紹介する。
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シャープ、軽くて曲がる太陽電池で世界最高の変換効率を達成

シャープは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「移動体用太陽電池の研究開発プロジェクト」において、実用サイズの軽量かつフレキシブルな太陽電池モジュールで世界最高の変換効率32.65%を達成したことを、6月6日に発表した。
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「りゅうぐう」の砂からアミノ酸発見 生命の起源の謎解く鍵に 地球外で初確認―はやぶさ2が採取

探査機はやぶさ2が持ち帰った小惑星リュウグウの試料から、アミノ酸など複数の有機物が見つかったことが関係者の話でわかった。一部は生命の材料に使われる物質だった。地球の生命の起源は、地球由来と宇宙由来の2説で論争になっており、その謎を解く鍵になる可能性がある。
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電気代高騰を避けられる再生エネ電力契約「PPA」に脚光 PPAのメリットとデメリット

再生可能エネルギーによる電力を企業が長期間、固定価格で購入できる「コーポレートPPA(電力購入契約)」の取り組みが脚光を浴びている。エネルギー価格の高騰で電気代が上がる中、電気代が変動するリスクを避けられるPPAの魅力は高まっており、再エネを積極的に導入したい企業の採用が増えてきた。
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海洋性の紅色光合成細菌を用いたクモ糸シルクの生産 “ゼロカーボン”たんぱく質繊維を開発

京都大学大学院工学研究科の沼田圭司教授は、海洋性紅色光合成細菌(海で光合成する微生物)を基に〝ゼロカーボン〟たんぱく質繊維「エアシルク」の試作品を作り出すことに成功したと発表した。主原料を化石資源に頼らず、大気中の二酸化炭素(CO2)と窒素(N2)を利用して生産できるという。
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日本独自の発電方法を考える 地熱発電と小水力発電の可能性

世界から自立し、日本の特徴を生かした発電方法を進めていくことが大事だと思っています。日本の特徴を生かした発電としてすぐに思いつくものは次の2つです。①世界でも有数の火山国を生かした地熱発電。②日本の水資源の豊富さを生かした小水力発電(1万キロワット以下)
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“化石燃料に9割依存”の電力会社が10年で「グリーン」に転身できた理由。デンマークの電力会社が果たした「大転身」がヒントになるかもしれない。

洋上風力発電で世界最大手のデンマーク企業「オーステッド」。今でこそ、企業の持続可能性を評価する報告書で4年連続「世界で最も持続可能なエネルギー企業」に選出されている同社だが、もともとは事業のほとんどを化石燃料に依存する電力会社だった。しかし、2009年から一転「脱化石燃料」を図り、わずか10年間で電源構成の約90%を再生可能エネルギーへと転換させた。
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木に塗るだけで燃えにくくなる「特殊塗料」開発…建物の解体不要、文化財保全に一役

大手ゼネコンの大成建設は、木の表面に塗るだけで燃えにくくできる特殊塗料を開発した。既存の木造建築を解体せずに防火性能を高められる技術は珍しいといい、文化財の保全への活用が期待される。
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太陽光の欠点を「2つの電池」でカバー。 工場を「再エネ」だけで動かす世界初の仕組みとは?

この記事では、太陽光発電の欠点を克服すべく、パナソニックが新たに開発したソリューションを紹介。その取り組みとは、太陽電池に純水素型燃料電池と蓄電池を組み合わせることで、安定した自家発電を行えるようにしたというもの。3つの電池が連携した自家発電により、再生可能エネルギーのみで工場一棟ぶんの電力まかなうという、世界初の試みを取材しました。
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電力需給調整のカギを握る「蓄電池」の“いま” 世界1位・2位の韓国と中国では政府が大規模な支援

5月に発売された最新の家庭用蓄電池。付属の太陽光パネルに接続すると発電した電気を充電できます。容量は2.2キロワットアワー。一般家庭、一日分の必要最低限の電力を賄える。こうした蓄電池は、天候や時間帯で発電量が左右される再生可能エネルギーの安定供給に不可欠な技術で、電力需給の調整役として期待されています。
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原料は雑草と牛の胃に住む微生物!? 災害時にも役立つエネルギー「雑草発電」の可能性

植物の細胞壁はリグノセルロースという硬い組織からできており、簡単に分解できませんが、牛の胃に住む微生物なら分解可能です。さらに発酵させることでメタンガスを作り出します。スーパーでは毎日大量の野菜くずや残飯が発生し、多額の費用をかけて処分していますが、メタン発酵なら安価かつガスや電気も作れます。発酵後の残渣(残りかす)も肥料になります。
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投資額が210億円を突破! 世界で急成長する「海藻」産業

昆布やワカメ、海苔など、古代から日本人にとって馴染み深い存在である海藻。それが近年、世界中で熱視線を浴びています。環境や食料、途上国の経済発展など、さまざまな課題を解決するために、海藻が重要な役割を担いつつあるのです。
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海面上昇幅が過去最大に、水温と酸性度も記録更新

世界気象機関(WMO)の5月18日公表の年次世界気候報告書によると、世界で海水面が2013年から21年の年間平均で4.5センチ上昇し、過去最大幅になった。1993年から02年までと比べると上昇幅は2倍になった。21年の海洋の温度と酸性度もこれまでで最も高かった。
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原発「処理水」海洋放出へ「安全上の問題ない」、事実上の審査合格…原子力規制委

東京電力福島第一原子力発電所で増え続ける「処理水」を海洋放出する計画について、原子力規制委員会は18日の会合で、安全上の問題はないとして、審査結果をまとめた審査書案を了承した。事実上の審査合格となる。規制委は今後、一般からの意見公募を経て正式に審査書として決定し、計画を認可する。