今月だけで“震度4以上11回” 関連は? 「大きな地震が来る可能性」専門家が注意喚起(テレ朝news 2023/05/16 12:23)
今月に入ってから震度4以上の地震が11回観測されています。専門家は「今後も広い範囲で大きな地震が続く可能性がある」と注意を呼び掛けています。
列島で“相次ぐ地震” 関連性は?
今月に入ってから、大きな地震が相次いでいる日本列島。16日も鹿児島県のトカラ列島で震度3の揺れを観測するなど、今月だけで震度4以上は11回、震度3以上は29回も起きています。
気象庁の担当者:「規模がさらに大きい地震が起これば、津波で被害が出る恐れがある」
伊豆諸島・八丈島の近くでは、14日から震度1以上の地震が10回以上発生。気象庁は注意を呼び掛けています。
各地で起きている地震に、関連性はあるのでしょうか?
東京大学 笠原順三名誉教授:「それぞれの地震の発生場所は、割と局所的に起きている。しかし、同時期に全体が活発になるということは、お互いに関連があるのではないかと思います」
「各地の地震に関連があるのでは」と指摘する専門家。今後も、全国各地で大きな地震が来る可能性があるとして、注意を呼び掛けています。
笠原名誉教授:「首都圏直下から南海、東南海にかけても可能性はある。思ってもみないところでも、(大きな地震が)起こる可能性がある」
防災グッズ売り場を増設 「前年の売上2倍」
地震が頻発していることで、いざという時のために備える動きも広がっています。
11日に震度5強を観測した千葉県にあるホームセンターでは、防災グッズの売り場が増設されていました。
ユニディ 松戸ときわ平店 吉川真希副店長:「今回の地震で注目が高まっているのが、ポータブル電源になります。地震があると、災害用に1つ持っておきたいというお客様が増えます」
いざという時のために電気をためておける、一般家庭向けのコンパクトサイズのポータブル電源。スマートフォンをおよそ21回、充電できます。
吉川副店長:「携帯が使えないとなると、誰とも連絡が取れなくなって不安になると思うので、1個あるといいかなと思います」
売り場を奥に進むと、よく売れているという商品がありました。
吉川副店長:「よくお客様から聞かれて売れているのは、こういった防災食」「(Q.皆さん、どれくらい買われる?)ごはんだと3、4個まとめて買われる方が多いですね。お水だとケースで段ボールごと買っていかれる方が多いです」「前年の売り上げの200%以上、売れているという形になります」
水でつくLEDライト…電池不要 最大2週間以上
他に売れているのが、停電時や夜間の避難時に便利なグッズです。
吉川副店長:「水につけていただくと、キャンドルのようにLEDのライトがつく」
水につけるだけで、明かりがともるLEDライト。電池は不要で、最大で2週間以上、使うことができます。
客:「何かあった時に、(夫婦)2人分は当面1週間くらいは何とかしようというぐらいの思いはあります」
(「グッド!モーニング」2023年5月16日放送分より)