ポスト岸田は「小石河」が上位 林、茂木氏は低迷(産経新聞 2023/1/23 18:14)
産経・FNN合同世論調査
21、22日に実施した産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査で、岸田文雄首相の次の首相にふさわしい人はだれかを尋ねたところ、河野太郎デジタル相が19.7%でトップに立った。石破茂元自民党幹事長(15.1%)、小泉進次郎元環境相(10.9%)が続き、先の自民総裁選で河野氏陣営の中心となった「小石河連合」が他の現職閣僚や党幹部に大差をつけた。
4位以下は菅義偉前首相(8.7%)、高市早苗経済安全保障担当相(6.4%)、林芳正外相(1.4%)、茂木敏充自民幹事長(1.1%)、泉健太立憲民主党代表(1.1%)、野田聖子前少子化担当相(0.5%)。中でも高市、林、茂木の3氏は「ポスト岸田」をうかがう有力者だが、「小石河連合」に先行を許し、上位に食い込めずにいる。
また、自民支持層に限ってみると、河野氏(25.9%)への支持がより鮮明になり、小泉氏(13.7%)、菅氏(12.4%)、石破氏(11.0%)、高市氏(9.6%)と続く。一方、無党派層で最も支持を集めたのは石破氏(16.8%)で、野党の立民支持層でも石破氏が24.9%と最も多かった。
石破氏は首相待望論の強い代表格でもあるが、13日の日本外国特派員協会の記者会見では「支持してくれる人は野党の支持者や無党派層に多い」と語っている。
性別では男性の回答者は河野氏(25.2%)、石破氏(15.4%)、菅氏(10.4%)が多く、女性の回答者は石破氏(14.8%)、河野氏(14.5%)、小泉氏(11.6%)-の順となった。日本初の女性宰相の呼び声がある高市、野田両氏は女性回答者に限ってもそれぞれ4.3%、0.5%と振るわなかった。
年代別では、石破氏は18~29歳の層が最も低い5.6%だが、年齢層が上がるにつれて増え、70歳以上の層では20.7%とトップになる。小泉氏はその逆で18~29歳の層が18.0%と最も多く、年齢層が上がるにつれて減り、70歳以上では8.5%まで落ちる。河野氏は40代が最も多く27.3%が支持した。