「岸田・分配政策」早くも腰砕け 社会保障は、給付を4分の1削減するか、負担を3割引き上げる必要
「分配重視」の重要な柱だった金融所得課税強化から早々と“撤退”したことから、岸田文雄新政権の「分配政策」は、本当に必要な政策には手をつけないことが分かった。この調子では分配政策のもう1つの重要な柱である社会保障制度も放置されるだろう。他方で人口高齢化が進むので、2040年までに社会保障の給付を4分の1削減するか、負担を3割引き上げることが必要となる「悲惨なシナリオ」が現実になる恐れが出てきた。