流行語大賞は「働いて働いて」「トランプ関税」「国宝(観た)」も
流行語大賞は「働いて働いて」 「トランプ関税」「国宝(観た)」も―表彰式に高市首相、「働き過ぎ奨励の意図ない」
この1年の世相を反映した言葉を選ぶ「2025T&D保険グループ新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)が1日、発表された。年間大賞には、日本初の女性首相となった高市早苗氏の「働いて働いて働いて働いて働いてまいります/女性首相」が選ばれた。表彰式には高市氏が自ら駆け付け、「皆さまのために貢献したいとの思いがあった」と振り返った。
高市氏は青いジャケットに黒っぽいスカート姿で表彰式に登壇し、「国民に働き過ぎを奨励するような意図はない。強い経済、外交、安全保障、そして豊かな暮らし実現のために頑張る」と語った。健康管理について聞かれ、「朝と夜、湯船に漬かる。至福の時間」と笑顔を見せた。
愛子さま、誕生日あいさつ 上皇ご夫妻に
天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは1日、24歳の誕生日を迎え、上皇ご夫妻にあいさつするため、東京・元赤坂の赤坂御用地にある仙洞御所を訪問された。
仙洞御所に30分ほど滞在し、初の海外公式訪問となった11月のラオス訪問についても報告した。
スリランカ、サイクロン死者334人に 370人不明、被災者110万人超
スリランカ、サイクロン死者334人に 370人不明、被災者110万人超
スリランカ当局は11月30日、サイクロンの豪雨に伴う洪水や土砂崩れによる死者が334人に達したと発表した。370人が行方不明。被災者は110万人超に上った。
日本政府は被害を踏まえ、調査チームの派遣や国際協力機構(JICA)を通じた緊急援助物資の供与を決めた。サイクロンはスリランカを抜け、インド南東部沖を北上。同国が警戒を強めている。
政府は1日、サイクロンにより大規模な被害が生じているスリランカの支援のため、「国際緊急援助隊」の医療チームを派遣すると発表した。医師や看護師ら約30人で構成し、現地に向けて3日に出発する。
足止めの邦人7人が避難 豪雨の死者600人超…インドネシア
インドネシア当局は1日、西部スマトラ島北部のアチェ州で豪雨により足止めされていた日本人8人のうち、7人を小型飛行機で安全な場所に避難させた。1人は本人の意向で残った。日本の外務省が明らかにした。
インドネシア国家災害対策庁によると、豪雨による死者数は604人となった。行方不明者も450人に上った。
「みちびき」7機体制、2月完成 日本版GPS衛星
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は1日、日本版衛星利用測位システム(GPS)とも呼ばれる準天頂衛星システム「みちびき」7号機を2026年2月1日夕、鹿児島県の種子島宇宙センターからH3ロケット9号機で打ち上げると発表した。政府は他国の衛星に頼らず高精度な位置情報を安定して提供するため、みちびきを従来の4機体制から7機体制にする計画。7号機で完成する。
みちびきは、カーナビやスマートフォンの位置情報の誤差を減らすほか、地震や津波など災害情報の配信にも活用する。今月7日には6機目の打ち上げを予定している。
旧統一教会総裁、起訴内容を否認 前政権と癒着疑惑で初公判…韓国
旧統一教会総裁、起訴内容を否認 前政権と癒着疑惑で初公判―韓国
韓国の尹錫悦前政権との癒着疑惑に絡み、請託禁止法違反や政治資金法違反の罪に問われた世界平和統一家庭連合(旧統一教会)総裁の韓鶴子被告(82)の初公判が1日、ソウル中央地裁で開かれた。韓被告側は起訴内容を全面的に否認した。
検察側は、韓被告が信者からの献金を不当に流用したなどとし、「重大犯罪だ」と強調した。弁護側は教団元幹部の「野心から始まった独断的行為」だと主張し、韓被告の関与を否定。起訴内容を裏付ける証拠が元幹部の供述のみに依拠していると指摘した。
定数減「選挙区25、比例20」軸 衆院1割、自維党首が合意
定数減「選挙区25、比例20」軸 衆院1割、自維党首が合意―協議不調なら1年後実施
高市早苗首相(自民党総裁)は1日、日本維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事)と首相官邸で会談し、衆院議員定数(465)を小選挙区と比例代表合わせて約1割削減することで合意した。内訳は「小選挙区25、比例20」が軸。こうした内容を盛り込んだ関連法案について、双方の党内手続きを経て野党各党に賛同を呼び掛ける。

