2025年2月27日 今日の出来事

24年の出生数、過去最少の72万人 推計より15年早く 厚労省

24年の出生数、過去最少の72万人 推計より15年早く 厚労省

厚生労働省は27日、人口動態統計の速報値を公表した。2024年の出生数は72万988人で、統計を取り始めた1899年以来過去最少となった。速報値は在日外国人や在外日本人を含むため、6月ごろに公表される国内の日本人に限った概数では、出生数が70万人を割る可能性が高い。

出生数は9年連続の減少で、23年の75万8631人から3万7643人減り、前年比5%の減少となった。国立社会保障・人口問題研究所の将来推計人口(中位推計)では出生数が72万人台となるのは39年で、推計よりおよそ15年早いペースで少子化が進んでいる。在日外国人らの出生数は毎年2万~3万人で、過去10年の平均的な減り幅で計算すると24年の国内の日本人に限った出生数は69万人台となる見通しだ。

北朝鮮がロシアに追加派兵か 韓国情報機関「ウクライナ西部に投入」 3000人報道も

北朝鮮がロシアに追加派兵か 韓国情報機関「ウクライナ西部に投入」 3000人報道も

韓国の情報機関、国家情報院は27日、北朝鮮がロシアに追加派兵したとの見方を示した。西部クルスク州でのウクライナ軍との戦闘に投入されたとしている。派兵の正確な規模は不明。韓国紙の中央日報は消息筋の話として、北朝鮮が1~2月に最大で約3千人の兵士を新たにロシアに派遣したと報じた。

ハマス、第1段階最後の4遺体返還 イスラエルも囚人釈放…ガザ

ハマス、第1段階最後の4遺体返還 イスラエルも囚人釈放―ガザ

イスラエル首相府は27日、パレスチナ自治区ガザの停戦合意に基づき、イスラム組織ハマスから人質4人の遺体が返還されたと発表した。停戦第1段階で引き渡しが決まっていた最後の4人で、イスラエル側もパレスチナ囚人約600人の釈放を始めた。イスラエル当局によれば、遺体はいずれも人質のものと確認された。

人質33人の帰還と囚人釈放により、第1段階は3月初旬を期限に終了する。中東メディアによると、恒久停戦を目指す第2段階への移行協議は3月2日にもエジプトで行われる見通し。ただ、停戦継続に前向きとされるハマスに対し、イスラエルのネタニヤフ首相は「いつでも戦闘再開の準備はできている」と圧力を強めており、停戦を維持できるかは不透明だ。

米エヌビディア、純利益最高 AI向け需要底堅く

米エヌビディア、純利益最高 AI向け需要底堅く

米半導体大手エヌビディアが26日発表した2024年11月~25年1月期決算は、純利益が前年同期比80%増の220億9100万ドル(約3兆3千億円)だった。売上高は78%増の393億3100万ドルで純利益、売上高とも四半期として過去最高を更新した。

生成人工知能(AI)向けの底堅い需要に支えられ、業績拡大が続いている。25年2~4月期の売上高は430億ドル前後と、さらに拡大する見通しを示した。ジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は決算の声明で、自社の新型半導体「ブラックウェル」の需要は好調だとし「AIは光の速さで進化している」と強調した。

揺らぐ「持続可能な万博」 閉幕後の施設再利用、需要は低迷

揺らぐ「持続可能な万博」 閉幕後の施設再利用、需要は低迷

大阪・関西万博が掲げる「持続可能」のビジョンが揺らぎつつある。パビリオンをはじめとする各施設は閉幕後の再利用を見込んで整備するものの、一部を除いて引き取り手のめどが立たないためだ。木造建築物として世界最大級の巨大屋根「リング」も、部材としての需要は低迷。要因は再利用にかかる費用とみられ、運営側は「ない袖は振れぬ」と頭を抱える。