2024年12月8日 今日の出来事

シリアのアサド政権が崩壊 反体制派が首都ダマスカス掌握

シリアのアサド政権が崩壊 反体制派が首都ダマスカス掌握

シリア反体制派が8日、首都ダマスカスを制圧し、アサド政権が崩壊した。中東の衛星テレビ、アルジャジーラなどが伝えた。ロイター通信はシリア軍関係者2人の話として、アサド大統領が航空機でダマスカスを離れたと報じた。所在は不明。シリア内戦は膠着状態が続いていたが、反体制派が11月下旬以来、電撃的な攻勢をかけ、アサド氏の父の代から50年以上続いた強権体制の幕を閉じた。

アサド政権はイランやロシアの軍事支援を受けていたが、防衛に失敗した。シリア北東部には反体制派と距離を置くクルド人勢力の支配地域もある。反体制派は一枚岩ではなく主導権争いが活発化する可能性もある。

「今日は太陽も空気も違う」 アサド政権崩壊、住民ら「自由」祝う

尹氏排除、与党と首相で国政 国会議長は「違憲」と批判…韓国

尹氏排除、与党と首相で国政 国会議長は「違憲」と批判―韓国

韓国与党「国民の力」の韓東勲代表は8日、記者会見を開き、尹錫悦大統領が今後、「外交を含む国政に関与しない」とする談話を発表した。韓代表は、韓悳洙首相と定期的に意見交換し、「国政に空白が生じないようにする」と強調。与党と首相が共に今後の政権運営を担う考えを示した。

これに対し、禹元植国会議長は8日の会見で「大統領の権限を首相と与党が共同で行使しようというのは明白な違憲だ」と指摘。「国民主権と憲法を無視した極めて傲慢(ごうまん)な行為だ」と批判した。その上で、大統領の職務を即刻停止させ、混乱収拾に向け与野党が協議するよう訴えた。

韓国検察、金前国防相を内乱容疑で拘束 戒厳令を大統領に進言

韓国検察、金前国防相を内乱容疑で拘束 戒厳令を大統領に進言

韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領による「非常戒厳」宣布を巡り、検察は8日、金龍顕(キム・ヨンヒョン)前国防相を内乱容疑などで拘束した。朝鮮日報が伝えた。検察は48時間以内に裁判所に拘束令状を請求するかどうかを決める。

金氏は尹氏に戒厳令を進言し、事実上主導したとされる。内乱罪は刑法で定められ、憲法秩序を乱す目的で暴動を起こした場合などに適用される。最高刑は死刑。

トランプ氏、ゼレンスキー氏らと会談 ロシア侵攻巡り仏大統領提案…パリ

トランプ氏、ゼレンスキー氏らと会談 ロシア侵攻巡り仏大統領提案―パリ

トランプ次期米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領は7日、訪問先のフランス・パリでマクロン大統領の提案により3者会談を行った。ロシアのウクライナ侵攻を巡って協議。詳細は不明だが「有意義で生産的」(ゼレンスキー氏)な話し合いになったという。

紛争の早期終結を掲げるトランプ氏はウクライナ支援に消極的とされる。米国の後ろ盾が弱まれば、ロシアに有利な形で幕引きが図られかねず、マクロン氏はウクライナへの関与継続をトランプ氏に促す狙いで会談を設けたとみられる。

ノートルダム大聖堂、再開で式典 火災から5年、首脳ら40人参列

ノートルダム大聖堂、再開で式典 火災から5年、首脳ら40人参列

2019年4月に火災に見舞われたフランス・パリのノートルダム大聖堂の修復がほぼ終わり、再開記念式典が7日開かれた。各国首脳ら約40人を含む約1500人が参列。マクロン大統領は演説でフランス国民を代表し謝意を述べた。8日には惨事から5年超を経て一般公開が始まる。パリ観光の目玉の一つで世界遺産の大聖堂は以前より多くの観光客が予想される。

7日の式典にはトランプ次期米大統領やウクライナのゼレンスキー大統領らが出席。宗教儀式が執り行われ、重厚なオルガンが鳴り響き荘厳な雰囲気に包まれた。米実業家イーロン・マスク氏も出席した。

真珠湾攻撃83年で追悼 米ハワイ州、犠牲者2400人に黙とう

真珠湾攻撃83年で追悼 米ハワイ州、犠牲者2400人に黙とう

旧日本軍による米ハワイの真珠湾攻撃から83年を迎えた7日朝(日本時間8日未明)、オアフ島で戦没者の追悼式典が開かれた。元米兵や家族らが参列し、攻撃が始まった午前7時55分には、犠牲となった約2400人に黙とうをささげた。

ハワイ方面海軍のスティーブン・バーネット司令官は「われわれは戦没者の遺産や勇気、犠牲の証しに敬意を払い続ける。この活動を毎年行うことは重要だ」とあいさつ。「亡くなった人々は、われわれの心の中、思い出の中にいる」と述べた。

「宗教への不信感、おわび」 旧統一教会会長が講演

「宗教への不信感、おわび」 旧統一教会会長が講演(東京新聞 2024年12月8日 15時48分 (共同通信))

世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体が8日、東京都でイベントを開き、ゲストとして講演した教団の田中富広会長が「多くの国民に、宗教団体への不信感を助長してしまったことに対しおわびを申し上げたい」と語った。解散命令請求については「信者の声は政府にもメディアにも国民にも届いていない。政治的都合で請求となり疑問だ」と主張した。

教団は昨年、高額献金問題などを理由に、文部科学省から解散命令を東京地裁に請求された。会長によると、活動している国内信者数は10万人以上という。報道陣の前で会長が発言するのは昨年11月の記者会見以来。主催者によると、イベントには約520人が参加した。

全国的に冬本番の寒さ 日本海側は大雪・荒天の恐れ 列島に寒波 2週間天気

全国的に冬本番の寒さ 日本海側は大雪・荒天の恐れ 列島に寒波 2週間天気

この先もたびたび強い寒気が流れ込むでしょう。11日(水)から12日(木)頃と14日(土)頃からは冬型の気圧配置が強まる予想です。日本海側は降雪量が多くなり、荒れた天気となる恐れ。太平洋側も冬本番の寒さでしょう。朝の冷え込みも強まり、東京都心でも霜が降りるほどの冷え込みの日が多くなりそうです。