2024年12月5日 今日の出来事

「伝統的酒造り」無形文化遺産に 日本酒や焼酎、泡盛などの技術…ユネスコが登録決定

「伝統的酒造り」無形文化遺産に 日本酒や焼酎、泡盛などの技術―ユネスコが登録決定

国連教育科学文化機関(ユネスコ)の政府間委員会は「伝統的酒造り」を無形文化遺産に登録することを決定した。文化庁が5日、発表した。日本の無形文化遺産登録は2022年の「風流踊(ふりゅうおどり)」以来で、23件目。

伝統的酒造りは、こうじ菌を用いて日本酒や焼酎、泡盛などを造る技術。文化庁によると、500年以上前に原型が確立し、日本各地でそれぞれの風土に応じて発展、受け継がれてきた。

大統領弾劾案、与党は反対方針 7日採決、謝罪要求も…警察が前国防相の捜査着手・韓国

大統領弾劾案、与党は反対方針 7日採決、謝罪要求も―警察が前国防相の捜査着手・韓国

韓国の尹錫悦大統領による「非常戒厳」の宣言が違憲だったとして野党が国会に提出した尹氏の弾劾訴追案について、与党「国民の力」は5日、反対方針を決めた。採決は7日に行われる見込み。与党から造反議員が出るかが焦点になる。

与党の韓東勲代表は党の幹部会議で「混乱による国民と支持者への被害を防ぐため、可決に至らないよう努力する」と表明。弾劾が革新系最大野党「共に民主党」への政権交代につながることを防ぎたい考えも示した。一方で、「違憲の戒厳令を擁護しようという意味ではない」と述べ、尹氏の離党を要求した。

フランス国民議会、内閣不信任案を可決 総辞職へ

フランス国民議会、内閣不信任案を可決 総辞職へ

フランス国民議会(下院)は4日、2025年の社会保障関連予算案を採決なしに強制採択したバルニエ首相率いる内閣の不信任決議案を、野党の左派連合や極右「国民連合」(RN)などの賛成多数で可決した。憲法の規定により予算案は廃案となり、バルニエ政権は総辞職に追い込まれる。マクロン大統領は新首相の選定に入る。

フランス下院の不信任決議案可決は、1962年のポンピドー内閣以来62年ぶり。バルニエ首相の在任期間3か月は58年からの第5共和制で最短となる。

ビットコイン、10万ドル突破 規制緩和期待で高騰

ビットコイン、10万ドル突破 規制緩和期待で高騰

代表的な暗号資産(仮想通貨)のビットコインの相場は5日、海外の主要な取引業者で初めて1単位当たり10万ドル(約1500万円)の大台を突破した。トランプ次期米大統領の下で規制緩和が進み、暗号資産への投資が増えるとの期待が相場を押し上げ、価格は年初水準の2倍を超えている。

11月の米大統領選で、暗号資産に好意的な立場を取るトランプ氏が勝利すると、上昇ペースが加速。今月4日、トランプ氏が新たなSEC委員長に、元SEC委員で暗号資産推進派のアトキンス氏を指名すると表明したことも追い風だ。

「脱ドル」を呼び掛け ビットコイン称賛…ロシア大統領

「脱ドル」を呼び掛け ビットコイン称賛―ロシア大統領

ロシアのプーチン大統領は4日、準備資産を政治的理由で没収されやすい外貨で持つ必要性に疑問を呈した。その上で、資金を国内への投資に回す方が魅力的だと主張した。モスクワでの国際投資会議で語った。

バイデン米政権は、米ドルを政治目的で使い、世界の準備通貨としての役割を弱くさせたため、多くの国が代替資産に頼る必要に迫られていると批判。「例えば(暗号資産の)ビットコインは誰が禁止できるのか。誰もいない」と述べ、コストや信頼性の観点から、新たな決済技術の発展は必然との見方を示した。

ヒンズー教指導者逮捕で対立 溝広がるバングラデシュとインド

ヒンズー教指導者逮捕で対立 溝広がるバングラデシュとインド

イスラム教国のバングラデシュと、ヒンズー教徒が多数派を占める隣国インドの関係が悪化している。インドと緊密な関係を維持してきたハシナ前首相は8月、反政府デモの激化を受けてインドに脱出。インド政府はハシナ氏の身柄引き渡し要請に応じず、両国関係にほころびが生じていた。バングラデシュで先月下旬、ヒンズー教指導者が逮捕されたことで、溝がさらに広がりつつある。