政治不信残し国会閉幕へ 岸田首相、衆院解散見送り
第213通常国会は23日に閉幕する。自民党は派閥裏金事件を受けて最大の焦点となった改正政治資金規正法を成立させたが、国民の政治不信は払拭できていない。岸田文雄首相(自民総裁)は今国会での衆院解散・総選挙を見送り、9月末の任期満了に伴う党総裁選に向けて政権の立て直しを急ぐ。
首相は7月に米ワシントンで開催される北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席する予定。内政では、電気・ガス料金の補助金再開を調整している。求心力低下が見られる中、内閣改造・党役員人事による「刷新」も視野に入れつつ政権浮揚を目指すとみられる。「ポスト岸田」を巡る動きも活発化しそうだ。
梅雨入り早々 西・東日本で警報級の大雨の恐れ かなり蒸し暑い梅雨に
梅雨入り早々 西・東日本で警報級の大雨の恐れ かなり蒸し暑い梅雨に 2週間天気
今日21日、近畿、東海、関東甲信地方が梅雨入りしました。22日(土)から24日(月)頃にかけては広く雨が降り、西日本や東日本で警報級の大雨となる恐れがあります。広く真夏日(最高気温30℃以上)で、不快な蒸し暑さの日が多くなるでしょう。
九州各地、週末にかけて警報級大雨の恐れ 気象庁が警戒呼びかけ
九州各地、週末にかけて警報級大雨の恐れ 気象庁が警戒呼びかけ
気象庁によると、23日にかけて梅雨前線が九州北部から東日本まで北上。前線や低気圧に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んで大気の状態が不安定となるため、雷を伴った激しい雨が予想される。
22日午後6時までの24時間予想雨量は、いずれも多い所で九州北部120ミリ、九州南部100ミリ。23日午後6時までの24時間は東海200ミリ、北陸、近畿、中国、九州北部で150ミリとしている。
南鳥島周辺海底に鉱物資源 レアメタル含有、大量分布…日本財団・東大
南鳥島周辺海底に鉱物資源 レアメタル含有、大量分布―日本財団・東大
日本財団と東京大は21日、南鳥島(東京都小笠原村)周辺の排他的経済水域(EEZ)内で行った調査で、水深五千数百メートルの海底にニッケル、コバルトなどのレアメタルを豊富に含む海底鉱物資源「マンガンノジュール」(マンガン団塊)が大量にあるのを発見したと発表した。100キロ四方の調査海域での総量は約2億3400万トンと見積もられ、含まれるコバルトとニッケルは国内消費量のそれぞれ75年分、11年分に相当する。
マンガンノジュールは、石やサメの歯などを核に海水中の鉄やマンガンの酸化物が付着して成長した直径数~十数センチの球状の塊。マンガンや銅のほか、リチウムイオン電池などに不可欠なレアメタルを高濃度で含む。
「食品ロス」経済損失4兆円 22年度推計、最少472万トン
政府は21日、コンビニや家庭などで本来食べられるのに捨てられた2022年度の「食品ロス」は推計472万トンだったと発表した。食品の価値などから経済損失は推計4兆円。発生量は推計を始めた12年度以降で最少だった。政府は30年度までに00年度比で食品ロス半減を掲げており、事業者分は目標を達成した。政府は身近な問題と認識してもらい、一層削減を進めたい考えだ。
食品の製造過程などでは二酸化炭素(CO2)が発生。必要以上の食品製造や廃棄は「もったいない」ことに加え、余分なCO2の発生につながる。
経済損失を国民1人当たりで見ると、年3万2125円に相当する。
イスラム教のメッカ巡礼死750人超 熱中症か 1000人超報道も
イスラム教のメッカ巡礼死750人超 熱中症か 1000人超報道も
ロイター通信などによると、イスラム教最大の聖地、サウジアラビア西部メッカで行われていた大巡礼(ハッジ)で、死者が20日までに750人を超えた。酷暑で熱中症が原因とみられる死亡例が相次いでいる。巡礼者の死者が1000人を超えたとする報道もある。
メッカの最高気温は17日に50度を超えた。エジプト以外にも、ヨルダンやチュニジア、インドネシアなどの巡礼者220人以上がこれまでに亡くなっている。