2024年6月6日 今日の出来事

政治資金規正法改正案、衆院通過 企業献金禁止は盛り込まれず

政治資金規正法改正案、衆院通過 企業献金禁止は盛り込まれず

衆院は6日の本会議で、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けて自民が提出した政治資金規正法改正案を自民、公明党、日本維新の会などの賛成多数で可決した。法案は6日に参院に送付され、7日に参院政治改革特別委員会で審議入りする予定。自民は23日までの今国会会期中の成立を目指す。

「検討・検討・また検討」…自民改正案に野党「単なる先送り」、過去にも実現しなかったケース多く

交渉困難「日本に責任」 北方領土訪問を再び示唆…ロシア大統領

交渉困難「日本に責任」 北方領土訪問を再び示唆―ロシア大統領

ロシアのプーチン大統領は5日、日本との平和条約締結交渉について「継続する条件が今はない」と表明した。2国間対話を困難にしたのはロシアではないと主張し、日本側に責任転嫁した。国際フォーラムが行われている北西部サンクトペテルブルクで、国営タス通信などに語った。

プーチン政権は20年の憲法改正で、北方領土を含む領土割譲を原則禁止。日本と交渉してきたのは平和条約ではなく、領土問題抜きの「善隣友好協力条約」(ロシア外務省)だとして、対話のハードルを上げている。

韓国団体、再びビラ散布 北朝鮮反発か

韓国団体、再びビラ散布 北朝鮮反発か

韓国の脱北者団体「自由北韓運動連合」は6日未明、南北軍事境界線に近い京畿道抱川から北朝鮮に向け、体制を批判するビラ20万枚と、Kポップや韓国ドラマ「冬のソナタ」の動画を保存したUSBメモリー5000個などを10個の大型風船で飛ばした。同団体が発表した。北朝鮮が反発しそうだ。

同団体は「金正恩(朝鮮労働党総書記)が謝罪しない限り、ビラ散布を続ける」と強調。5月10日夜にも同様のビラ散布を行っていた。

米兵器でロシア領攻撃か バイデン政権容認後、初めて…ウクライナ

米兵器でロシア領攻撃か バイデン政権容認後、初めて―ウクライナ

米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は5日までに、ウクライナ軍が米国製兵器を使用し、ロシア領内を攻撃したと報じた。ウクライナ最高会議(議会)国家安全保障委員会のチェルニエフ副委員長が4日、同紙に明らかにした。

米エヌビディア、時価総額3兆ドル 3社目、アップル抜き2位に

米エヌビディア、時価総額3兆ドル 3社目、アップル抜き2位に

5日の米株式市場で米半導体大手エヌビディア株が急伸し、時価総額が3兆ドル(約468兆円)を突破した。3社目の大台到達。アップルを抜き去り、マイクロソフトに次ぐ2位に浮上した。生成AI(人工知能)の開発が加速する中、半導体需要の拡大に期待が集まった。

月裏側土壌、地球へ 帰還機に格納…中国

月裏側土壌、地球へ 帰還機に格納―中国

月の裏側で土壌試料を採取して飛び立った中国無人探査機「嫦娥6号」が6日、月軌道で待機する機体との合体に成功し、地球に戻る準備が整った。月の裏側の土壌を持ち帰ることに成功すれば世界初となる。

採取した土壌を帰還機に格納する作業も成功。タイミングを見計らって月軌道から離脱し、今月下旬に帰還機が内モンゴル自治区の着陸場に落下する段取りだ。中国は2020年、月の表側の土壌1.7キロを採取して地球に持ち帰っている。

「空飛ぶタクシー」米新興が商用化 当局認可、来年にも運航

「空飛ぶタクシー」米新興が商用化 当局認可、来年にも運航

「空飛ぶタクシー」の開発を手掛ける米新興企業アーチャー・アビエーションは5日、米連邦航空局(FAA)から商用運航に向けた認可を得たと発表した。トヨタ自動車やANAホールディングスと提携している米ジョビー・アビエーションに続く2社目で、来年にも米国内などで運航を始める予定だ。

温暖化ペース、観測史上最悪 過去10年で0・26度上昇

温暖化ペース、観測史上最悪 過去10年で0・26度上昇

2023年までの10年当たりの人為的要因による気温上昇は0・26度に達し、地球温暖化のペースが観測史上最悪になったとの分析を英リーズ大などの国際チームが6日までに発表した。産業革命前からの気温上昇を1・5度に抑える国際目標達成のために残された二酸化炭素(CO2)排出量の限度を示す「カーボンバジェット(炭素予算)」は、24年時点で2千億トン前後と見積もった。