2024年6月5日 今日の出来事

規正法改正案、6日衆院通過 自民再修正に公明・維新賛成…岸田首相「信頼回復に全力」

規正法改正案、6日衆院通過 自民再修正に公明・維新賛成―岸田首相「信頼回復に全力」

自民党派閥の裏金事件を受けた政治資金規正法改正の自民の再修正案は5日の衆院政治改革特別委員会で、自民、公明両党や日本維新の会などの賛成多数で可決された。6日の衆院本会議で採決されて衆院を通過し、今国会で成立する見通しだ。岸田文雄首相(自民総裁)は5日の特別委で「今国会での確実な改正と政治の信頼回復に全力で取り組みたい」と強調した。

再修正案は公明、維新両党の主張を踏まえ、(1)政治資金パーティー券購入者の公開基準額「20万円超」の「5万円超」への引き下げ(2)政党から議員に支給される「政策活動費」の使途が分かる領収書の10年後の公開(3)政策活動費の使途をチェックする第三者機関設置―を盛り込んだ。領収書の公開対象を党から「50万円超」の支給があったケースに限る規定は削除した。

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万博無料招待、教職員組合中止申し入れ 「子どもの安全、保障ない」

万博無料招待、教職員組合中止申し入れ 「子どもの安全、保障ない」

2025年大阪・関西万博に子どもを無料招待する大阪府の事業について、大阪教職員組合などは5日、府と府教育委員会に対し、事業の中止を申し入れた。万博の工事現場で可燃性のメタンガスが爆発した事故にも言及し「子どもの安全やいのちが保障されているとは思えない」などと批判した。

教職員組合などの申し入れ書によると、学校の校外学習は安全に行われるのが大前提で、交通手段、見学ルート、避難ルートなどを確認し、計画を作る必要があると主張。一方、会場となる夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)は、交通体制が貧弱で、避難計画も作成されておらず、爆発事故についても「事故があったことさえ、学校現場に周知されていない」などと訴えた。

出生率1・20、最低更新 23年生まれ72万7千人

出生率1・20、最低更新 23年生まれ72万7千人

厚生労働省は5日、2023年の人口動態統計(概数)を発表した。女性1人が生涯に産む子どもの推定人数「合計特殊出生率」は1・20となり、データのある1947年以降の最低を更新した。未婚・晩婚化が影響した。東京は0・99だった。23年の出生数は過去最少の72万7277人で、23年の政府推計より11年早いペースで減少している。出生率と出生数はいずれも8年連続マイナス。児童手当などを拡充する少子化対策関連法は5日成立したが、少子化傾向の反転は見通せない。

活保護申請、2・3%増 23年度、4年連続上昇

活保護申請、2・3%増 23年度、4年連続上昇

2023年度の生活保護申請が速報値で計25万1364件となり、前年度から2・3%増えたことが5日、厚生労働省の統計で分かった。増加は4年連続。物価高騰や新型コロナウイルス禍が影響したとみられる。

一方で今年3月の生活保護申請は2万1610件で、前年同月と比べて11・8%減った。減少は2カ月連続。年度ごとの生活保護申請件数は、コロナ感染拡大後の20年度から増加に転じている。

新型コロナの死者、累計10万人超える ワクチンが死因は計60人

新型コロナの死者、累計10万人超える ワクチンが死因は計60人

新型コロナウイルス感染症の流行が始まった2020年以降、新型コロナによる累計死者数が10万人を超えたことが、厚生労働省が5日発表した23年人口動態統計(概数)で分かった。23年は3万8080人だった。欧米などと比べて死者の急増を抑えたが、依然として高齢者や基礎疾患のある人はリスクが高い。今後も流行は繰り返されるとみられ、専門家は注意を呼びかける。

厚労省は医師の死亡診断書を基に、死因別に死者数を分類している。今回「新型コロナウイルス感染症」とは別に「新型コロナウイルスワクチン」が死因とされた死者数を初集計し、23年は37人、22年は23人で計60人だった。一方、医学的な観点からワクチンと死亡の関連を調べる厚労省の有識者会議がこれまで、接種との因果関係を「否定できない」と評価したのは2人。迅速な救済を目的とした予防接種健康被害救済制度では、死亡一時金や葬祭料の請求が5月末時点で596件認められている。

YOSAKOIソーラン祭り開幕 350人が能登地震被災者にエール

YOSAKOIソーラン祭り開幕 350人が能登地震被災者にエール

初夏の札幌を彩る「第33回YOSAKOIソーラン祭り」が5日開幕した。今年は能登半島地震で被災した人々にエールを送ろうと、はじけんばかりの笑顔で登場した約350人の学生らが息ぴったりの総踊りでオープニングを飾った。

今年のキャッチフレーズは「晴れろ、この街。」で、メイン会場の大通公園(札幌市中央区)では雨上がりのステージで躍動感あふれる演舞が披露された。

例年以上に色が鮮やか、花菖蒲6000株が見ごろ 16日まで「葛飾菖蒲まつり」【動画あり】

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東京都葛飾区の「堀切菖蒲(しょうぶ)園」のハナショウブ(花菖蒲)が見ごろを迎えている。涼しげな花が訪れた人の目を楽しませている。