2024年5月19日 今日の出来事

内閣支持率20%、回復傾向頭打ち 政治資金規正法改正案の対応影響

内閣支持率20%、回復傾向頭打ち 政治資金規正法改正案の対応影響

毎日新聞は18、19の両日、全国世論調査を実施した。岸田内閣の支持率は4月20、21日実施の前回調査(22%)から2ポイント下落の20%で、2カ月続いた回復傾向は頭打ちになった。不支持率は前回と同じ74%。自民党支持率も前回から3ポイント下落の17%で立憲民主党の支持率(20%)を下回った。

自民が17日、単独で国会提出した規正法改正案を「評価しない」は68%で、「評価する」は21%、「わからない」は10%だった。

岸田首相、総裁選で「交代した方がいい」72%…毎日新聞世論調査

岸田首相、総裁選で「交代した方がいい」72% 毎日新聞世論調査

毎日新聞は18、19の両日、全国世論調査を実施した。岸田文雄首相(自民党総裁)が9月に実施される党総裁選で再選され、首相を続けた方がいいと思うか尋ねたところ、「交代した方がいい」が72%を占め、「続けた方がいい」(12%)を大きく上回った。「どちらとも言えない」も16%あった。

自民支持層で「首相交代論」拮抗 比例代表投票先、立憲が自民上回る

自民支持層では「続けた方がいい」と「交代した方がいい」がそれぞれ約4割で拮抗。「交代した方がいい」は公明党支持層で約5割、無党派層で8割弱、立憲や日本維新の会支持層では約8割に上った。男女別では、男性の75%、女性の70%が「交代した方がいい」と答えた。

自民派閥の政治資金パーティー裏金事件に対する自民の姿勢に不満を持つ層の多くが首相交代を望んだ模様で、次期衆院選での比例代表投票先を聞く質問でも、自民は立憲民主党を下回る結果となった。

国会混乱、波乱の船出 頼清徳総統、20日就任…台湾

国会混乱、波乱の船出 頼清徳総統、20日就任―台湾

1月の台湾総統選で当選した与党・民進党の頼清徳副総統(64)が20日、総統に就任する。同一政党が3期連続で政権を担うのは、直接選挙が導入された1996年以降で初めて。ただ、立法院(国会)では少数与党のため、厳しい政権運営を強いられるのは必至。17日には過半数の議席を握る野党勢力が強行採決を図ったことをきっかけに立法院で激しい乱闘が起きており、波乱の船出となる。

20日の就任演説は、中国の習近平政権が「統一」を目指し台湾に圧力を強める中、頼氏が対中政策にどう言及するかが最大の焦点となる。頼氏は、統一も独立も唱えない蔡英文総統の「現状維持」路線を継承する考えを重ねて示してきた。就任演説では、中国との対話に意欲を示す一方で、日米など民主主義国と協力して台湾海峡の平和と安定を維持する決意を表明する見通しだ。

7月から「中国担当官」配置 対中監視、情報収集強化…在日米大使館

7月から「中国担当官」配置 対中監視、情報収集強化―在日米大使館

米国務省当局者は18日、中国の問題行動を監視・追跡し、対処策を検討する「中国担当官」を7月から在日米大使館に配置すると明らかにした。日本政府と連携しつつ、中国の威圧的な行動に関する情報収集を強化する。

米当局者は取材に対し、「担当官は中国の問題ある行動を監視し、対抗していく」と説明した。国務省は省内に「中国調整部(通称チャイナハウス)」を設け、対中政策を統括している。中国担当官もチャイナハウスの管轄下に置かれる。

浅草・三社祭「宮出し」で最高潮に 街に担ぎ手たちのかけ声が響く

浅草・三社祭「宮出し」で最高潮に 街に担ぎ手たちのかけ声が響く

東京・下町に夏の訪れを知らせる浅草神社(台東区)の三社祭は19日、3基の「本社神輿」を境内から担ぎ出す「宮出し」があり、最高潮を迎えた。

浅草寺は、推古天皇36(628)年3月18日、漁師の檜前浜成(ひのくまのはまなり)、竹成の兄弟が隅田川から引き上げた観音像を、地元の文化人土師真中知(はじのまなかち)が自宅を寺として奉安したのが由来とされる。浅草神社はこの3人をまつっており、本社神輿には3人の御神霊が一つずつ乗っているとされる。