2021年5月4日

インド、コロナ感染が累計2000万人超に 初の邦人死者も
新型コロナウイルスの感染拡大が続くインドで4日、新たに35万7229人の感染者が確認された。1日当たりの新規感染者が30万人を超えるのは13日連続となり、感染者の累計は米国に次いで2000万人を超えた。インドでは、感染者の急拡大で病床や医療用酸素が不足しており、適切な治療を受けられずに亡くなる人が相次いでいる。各国がインドに医療機器などを送る支援策を発表しているが、厳しい状況は続いている。

在インド日本大使館などによると、首都ニューデリー在住の40代の日本人女性が新型コロナに感染し、3日に亡くなった。インドで新型コロナによる日本人の死亡が確認されたのは、初めてとみられる。遺族によると、女性は新型コロナ感染の診断を受けたが、病院が満床で入院できなかった。やむを得ず、自宅療養を続けていた。

徳島県、「まん延防止」国に要請 徳島市対象
徳島県は4日、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」の適用を国に要請することを決定、同日付で要請した。感染者が最も多い徳島市を対象とする。期間については国との調整を急ぐ。同県は4月16日から県内飲食店に対し営業時間を午後9時まで(酒類提供は午後8時まで)とする要請を始め、5月11日まで続けることを決めている。まん延防止措置が適用されれば、対象地域の時短要請は1時間繰り上げになる。

北海道で新たに233人感染 前日の2倍以上に
北海道で4日、新型コロナウイルスの感染者が新たに233人確認された。前日(114人)の2倍超となった。新たな死者は5人。札幌市では201人の新規感染者が確認され、4人が死亡した。札幌以外の保健所設置市(旭川、函館、小樽)の公表分は、旭川市13人(死亡1人)、函館市1人、小樽市2人。道庁公表分は16人。