2024年4月8日 今日の出来事

岸田内閣「支持」23% 発足後 最低に並ぶ 政治資金問題は

岸田内閣「支持」23% 発足後 最低に並ぶ 政治資金問題は

NHKの世論調査によりますと、岸田内閣を「支持する」と答えた人は3月の調査より2ポイント下がって23%だったのに対し、「支持しない」と答えた人は1ポイント上がって58%でした。

【詳細記事】
岸田内閣「支持」23%、発足後 最低に並ぶ 政党支持率「支持政党ない」41.3%…NHK世論調査

給与、物価高に追い付かず 23カ月連続、マイナス最長並ぶ

給与、物価高に追い付かず 23カ月連続、マイナス最長並ぶ

厚生労働省が8日公表した2月の毎月勤労統計調査(速報)によると、物価変動を考慮した従業員1人当たりの実質賃金は前年同月から1・3%減った。マイナスは23カ月連続で、リーマン・ショックによる景気低迷期と並び最長。名目賃金に相当する現金給与総額は1・8%増で26カ月連続のプラスだったが、物価の高騰に追い付かず、給与の伸び率は産業によっても差があった。

2年近く実質賃金のマイナスが続き家計は厳しさを増す。2024年の春闘では大企業を中心に賃上げが相次いだ。暮らしの改善には、働く人の大半が雇用されている中小企業を含め、持続的な賃金底上げを実現できるかどうかが焦点となる。

東京で日本版ライドシェア開始 全国初、他地域も順次スタート

東京で日本版ライドシェア開始 全国初、他地域も順次スタート

一般ドライバーが自家用車を使い有料で乗客を運ぶ「日本版ライドシェア」のサービスが8日、東京都で始まった。サービス開始は全国初で、別の地域でも順次サービスがスタートする予定。安全性への懸念を払拭しつつ、タクシー不足の解消につなげられるかどうかが焦点となる。

国交省はほかに「札幌」「仙台市」「県南中央」(さいたま市など)「千葉」「京浜」(横浜市など)「名古屋」「京都市域」「大阪市域」「神戸市域」「広島」「福岡」の11区域も導入を認めた。

熊本大とTSMCが連携協定 半導体の研究や人材育成

熊本大とTSMCが連携協定 半導体の研究や人材育成

熊本大は8日、熊本県菊陽町に進出した半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)と連携協定を結んだと発表した。3月21日付で、半導体の研究や技術者育成で協力する。熊本市で記者会見したTSMCの張孟凡技術研究ディレクターは「日本の人材育成でも主導的な役割を果たしたい」と意気込んだ。

熊本大が今春に新設した「情報融合学環」と「半導体デバイス工学課程」を中心に、TSMCが4月から講義を行う。今夏には菊陽町の工場や台湾でのインターンシップも予定している。半導体を研究する学生への奨学金も準備する。TSMCは4月1日付で九州大とも同様の協定を締結した。

TSMC、米国に先端第3工場 アリゾナ、政権が1兆円支援

TSMC、米国に先端第3工場 アリゾナ、政権が1兆円支援

バイデン米政権は8日、半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が米アリゾナ州フェニックスに第3工場の建設を計画していると発表した。建設中の第2工場では回路線幅が2ナノメートル(ナノは10億分の1)相当の微細な最先端半導体を生産し、第3工場は2ナノやそれ以上に微細な半導体も視野に、2030年までに建設する。

米政府はTSMCに最大66億ドル(約1兆円)を提供して支援する。加えて約50億ドルを融資する。総額527億ドルの補助金を盛り込んだ半導体投資法の一環。バイデン大統領は、同法により「米国の半導体製造と雇用が回復しつつある」とコメントした。

軍事偵察衛星、韓国が北朝鮮より先に「2号機」成功 ミサイル発射の監視強化へ

軍事偵察衛星、韓国が北朝鮮より先に「2号機」成功 ミサイル発射の監視強化へ

昨年12月の1号機に続き、米スペースX社のロケットに載せて打ち上げた。2号機は悪天候でも鮮明な映像を得られるSAR(合成開口レーダー)を搭載し、北朝鮮に対する監視を強化する。北朝鮮のミサイル発射の兆候を捉えた際の先制打撃、ミサイル防衛、報復攻撃から成る韓国軍の「3軸体系」の基盤になる。

北朝鮮も、昨年11月に続く2機目の軍事偵察衛星の準備を進めている兆候がある。韓国国防省は、早ければ4月中旬にも打ち上げるとみている。

韓国総選挙直前、与党に逆風 尹氏に不満 「野党200議席」とも

韓国総選挙直前、与党に逆風 尹氏に不満 「野党200議席」とも

福岡静哉10日投開票の韓国総選挙(定数300)で、尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の保守系与党「国民の力」に逆風が吹いている。尹氏の政権運営への不満が背景にあり、野党勢力が200議席を獲得するとの見方すら浮上。議席の3分の2を野党が取れば大統領の権限は大きく制限されることになり、尹政権のレームダック(死に体)化は必至で、危機感を強める与党側は懸命に巻き返しを図っている。

台湾の馬前総統、抗日戦を強調 中国と「共通の歴史」

台湾の馬前総統、抗日戦を強調 中国と「共通の歴史」

中国を訪問中の台湾の馬英九前総統が8日、北京郊外の盧溝橋と中国人民抗日戦争記念館を訪問した。「大陸であろうが台湾であろうが、両岸(中台)の人民はいずれも日本軍の迫害に遭った」と述べ「共通の抗日の歴史」が中台を結び付けていると強調した。

「米の追加支援なければ負ける」―ウクライナ大統領

「米の追加支援なければ負ける」―ウクライナ大統領

ロシアによる侵攻が続くウクライナのゼレンスキー大統領は7日、米議会で追加支援予算案が可決されなければウクライナは戦争に負けると発言した。米国の約600億ドル(約9兆1000億円)の追加支援予算案には共和党が反対しており、数カ月にわたって審議が停滞している。

ゼレンスキー氏はビデオ会議の中で「米議会が支援してくれなければ、ウクライナは戦争に負ける」と強調。「ウクライナが負けたら、他の国が攻撃されるだろう」と訴え、強く支援を求めた。

川勝知事、10日にも辞職願 知事選、5月下旬の可能性―静岡

川勝知事、10日にも辞職願 知事選、5月下旬の可能性―静岡

静岡県の川勝平太知事(75)は8日、新規採用職員への訓示で職業差別と捉えられかねない発言をした問題で、辞職願を10日にも提出する方針を固めた。関係者が明らかにした。県選挙管理委員会によると、公選法の規定により、知事選は5月9日告示、26日投開票で行われる可能性がある。川勝知事は当初、6月議会での辞職を想定。

釈迦の誕生祝う「仏生会」 奈良・東大寺で5年ぶり甘茶振る舞いも

釈迦の誕生祝う「仏生会」 奈良・東大寺で5年ぶり甘茶振る舞いも

釈迦の誕生日とされる8日、各地の寺院で生誕を祝う「仏生会(ぶっしょうえ)」(花まつり)が開かれた。奈良市の東大寺大仏殿では午前8時から法要があり、訪れた人たちが釈迦の生まれた姿を表す誕生仏に甘茶をかけて祝った。

釈迦の誕生を祝って、竜王が甘露の雨を降らせたという伝説にちなむ行事。東大寺ではコロナ禍で中止されていた甘茶の振る舞いも5年ぶりに再開され、多くの観光客が参加する姿もみられた。

「一目千本」奈良・吉野山の桜見ごろ 淡いピンク色に染まる

「一目千本」奈良・吉野山の桜見ごろ 淡いピンク色に染まる

奈良県吉野町の吉野山の桜が見ごろを迎え、山全体が淡いピンクに包まれた。7日現在、ふもとに近い「下千本」と「中千本」は満開で、より標高の高い「上千本」は7分咲き。最も山奥の「奥千本」も開花し、今月中旬にかけて満開を迎える。

吉野山の桜の起源は約1300年前とされる。シロヤマザクラに加え、ソメイヨシノなど計約3万本の桜が谷から尾根へと視界一面に広がり、「一目千本」と評される。