帰省ラッシュ、ピークに コロナ5類移行後初のお盆
新型コロナウイルス感染症の5類移行後初めてのお盆を古里で過ごす人らの帰省ラッシュが本格化し、11日は下りのピークとなった。鉄道や航空各社の予約状況はコロナ禍前の水準に迫る勢い。行楽地に向かう人も多く、駅や空港は混雑した。台風の接近を不安がる声も聞かれた。
JR東日本と東海によると、下りの新幹線で自由席乗車率が100%を超える列車があった。
台風7号、小笠原諸島に最接近 本州は週明けに大荒れか
非常に強い台風7号は11日、小笠原諸島を暴風域に巻き込み、最接近した。その後も小笠原諸島の東を北西に進み、15日から16日ごろにかけて強い勢力で東日本や西日本にかなり接近する恐れがあり、14日ごろから天気は大荒れになるとみられる。
小笠原諸島では12日にかけて、一部の住家が倒壊する恐れもある猛烈な風が吹く見込み。気象庁は暴風や高波、高潮、土砂災害に厳重な警戒を呼びかけた。伊豆諸島では12日はうねりを伴って大しけとなる見込み。
気象庁によると、予想される最大風速(最大瞬間風速)は、12日は小笠原諸島30m(45m)、13日は伊豆諸島25~29m(35~45m)。波の高さは、12日は小笠原諸島9m、伊豆諸島7m、13日は伊豆諸島10m、小笠原諸島7m、関東、東海、近畿6m。12日午後6時までの24時間予想雨量は小笠原諸島150ミリの見通し。
11日午後4時現在、小笠原諸島・父島の東北東を時速約10キロで北へ進んだ。中心気圧は940ヘクトパスカル、半径130キロ以内は風速25m以上の暴風域。
風力社長、一転認める意向 秋本議員への賄賂
洋上風力発電事業を巡り、秋本真利衆院議員(48)が風力発電会社「日本風力開発」(東京)の塚脇正幸社長(64)から約3000万円を受領したとされる事件で、同社長が一転、秋本議員への賄賂を認める意向であることが分かった。弁護人が11日、明らかにした。
NY円、一時144円81銭 1カ月ぶり円安ドル高水準
10日のニューヨーク外国為替市場の円相場は対ドルで大幅下落し、一時1ドル=144円81銭と7月上旬以来、約1カ月ぶりの円安ドル高水準を付けた。
米長期金利の上昇に伴って日米金利差の拡大が意識され、運用に有利なドルを買って円を売る動きが優勢となった。円は対ユーロでも売られ、一時1ユーロ=159円19銭と、2008年9月以来約15年ぶりの安値を付けた。
午後5時現在は、前日比1円02銭円安ドル高の1ドル=144円72~82銭を付けた。ユーロは1ユーロ=1.0976~86ドル、158円89~99銭。
ハワイ山火事、55人死亡 観光地は壊滅、安否確認も難航
米ハワイ・マウイ島で発生した山火事は10日までに火の手が市街地に及び、ハワイ王国時代に一時首都が置かれた島西部の観光地ラハイナが壊滅的な被害を受けた。マウイ郡当局によると、少なくとも55人が死亡。現地では停電や通信手段の遮断で被災状況の全容がつかめずにいる。安否確認は難航し、被害規模が拡大する恐れがある。バイデン大統領は10日、ハワイ州に大規模災害を宣言した。
米メディアによると、米国の山火事としては2018年にカリフォルニア州で85人が死亡したケースに次ぎ、過去100年間で2番目に多い犠牲者数となった。
【1年前の今日の出来事】 2022年8月11日