隅田川花火大会、4年ぶりに下町の夜空に大輪2万発 100万人超訪れる
東京の夏の風物詩、隅田川花火大会が29日、東京都台東区と墨田区にまたがる二つの会場で開かれた。新型コロナウイルス禍を経て4年ぶりの開催。計約2万発が下町の夜空を彩り、見物客から歓声が上がった。実行委員会によると、約103万人が訪れた。
赤や緑、紫など色とりどりの花火や巨大な5号玉と、月や東京スカイツリーとの共演も楽しめた。
会場周辺はビルが立ち並び、広いスペースが少ないため、スタッフが来場者に一方通行であることや立ち止まらないように呼びかけた。警視庁の機動隊も警備にあたり「DJポリス」も出動した。
群馬・伊勢崎市で全国最高38.6度 東京都心は35.7度、7月の猛暑日は過去最多の11回目
関東地方は29日、群馬県伊勢崎市でこの日全国最高の38.6度を観測するなど、広い範囲で最高気温35度以上の猛暑日が続いた。東京都心は35.7度で、6日連続の猛暑日となった。都心の7月の猛暑日は過去最多の11回目。
各地の最高気温は、埼玉県寄居町と鳩山町で38.5度、栃木県佐野市で38.4度、茨城県古河こが市で37.6度、千葉県市原市で37.2度、横浜市で34.4度など。
この暑さは30日も続く見込み。熱中症の危険性が極めて高いとして、気象庁は外出を避け冷房を使うなどの対策を呼びかけた。また、上空の寒気の影響で大気の状態が非常に不安定なため、落雷などへの注意も促した。
台風6号、沖縄・奄美に接近へ 週明け、暴風や高波に厳戒
大型の台風6号は29日、フィリピンの東の海上を北寄りに進んだ。31日から8月1日にかけて、沖縄県や鹿児島・奄美にかなり接近する。気象庁は、暴風や高波に厳重に備え、不要不急の外出は慎重にするよう呼びかけた。発達する雨雲の影響で大雨となる可能性があり、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫への警戒も必要だ。海上はしけ、うねりを伴う高波となるとみられる。
気象庁によると、30日の予想最大風速(最大瞬間風速)は沖縄20m(30m)、31日は沖縄30~40m(40~60m)、奄美25~29m(35~45m)。
波の高さは、30日が沖縄6m、31日が沖縄と奄美で11mを見込む。
【1年前の今日の出来事】 2022年7月29日