2023年3月21日 今日の出来事

WBC準決勝戦 日本、劇的サヨナラ勝ち メキシコ5-6x日本

メキシコにサヨナラ勝ちし、大喜びの村上(中央右)ら日本ナイン

野球の世界一決定戦、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は20日、米フロリダ州マイアミで準決勝メキシコ戦が行われ、日本は村上(ヤクルト)の逆転サヨナラ二塁打で5-6xとし、決勝進出を決めた。決勝(日本時間22日午前8時開始)では、前回覇者の米国と、3大会ぶり世界一をかけて対戦する。

ヒーローインタビューで大谷は「簡単に勝てないのはわかっていたけど、まさかこんな形になるとは思っていなかった。最高の形で明日を迎えられる。何回も折れかけたけど、最後まで諦めない気持ちだけでつないで、ああいう形になった。みんな素晴らしかった」と興奮気味。

今大会不振で、苦しみ抜いた上で殊勲打を放った村上は「何度も三振して 何度も悔しい思いした。チームメートが点を取ってくれて回してくれて、最後に僕が決めたけど、チーム一丸になった勝ちだと思う。期待に応えられて良かった。めいっぱい楽しんで最高の決勝戦にしたい」と笑顔を見せた。

岸田首相がウクライナ電撃訪問 ゼレンスキー大統領と会談へ

岸田文雄首相は21日、ウクライナを電撃訪問した。首都キーウ(キエフ)でゼレンスキー大統領と会談し、連帯と揺るぎない支援を直接伝える。訪問は昨年2月のロシアによる侵攻開始後、初めて。首相が議長を務める5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)を前に対応を協議し、法の支配に基づく国際秩序を守り抜くとの決意を確認する。日本の首相が紛争地に入るのは極めて異例だ。

安全確保を理由に事前公表せず、訪問先のインドから帰国する予定を変更。ポーランド経由で航空機や鉄道を乗り継ぎウクライナ入りした。2月のバイデン米大統領など日本以外のG7首脳は既にキーウを訪れており、首相もサミット前の訪問を目指していた。

外務省によると、ゼレンスキー氏との会談では、祖国防衛に立ち上がっているウクライナ国民の勇気と忍耐に敬意を表明。ロシアの侵攻と力による一方的な現状変更を断固として拒否する考えを共有する。

習氏、ウクライナ和平協議促す プーチン大統領続投を期待

中国外務省は21日、ロシア・モスクワを訪問中の習近平国家主席が20日にプーチン露大統領と初日の会談を行ったと発表した。習氏は、ウクライナ問題に関して「大多数の国は緊張の緩和を支持している」と述べ、和平協議を促した。習氏は「中国は、政治解決を後押しするため引き続き建設的な役割を果たしたい」と表明したが、具体策は明らかにしていない。

中国側の発表によると、プーチン氏は「中国が重大な国際問題で公正で客観的、バランスの取れた立場を一貫して堅持し、公平や正義を主張していることを称賛する」と感謝を示した。その上で、ウクライナ問題に関して「中国が建設的な役割を果たすことを歓迎する」と呼び掛けた。

習氏は、2024年に予定されるロシアの次期大統領選にも触れ、「プーチン氏の強靭な指導の下、ロシアの発展・振興は目覚ましい進展を遂げている。私は、ロシア人民が必ず引き続きプーチン氏を揺るぎなく支持すると確信している」と述べ、プーチン氏の続投に期待を示した。

米アマゾン、9000人追加削減へ クラウド事業も対象

米アマゾンは20日、来月末までに約9千人の人員を減らすと発表した。同社は今年1月に約1万8千人の人員削減を公表しており、追加分を合わせると対象は3万人近くにのぼる。米IT大手では、景気の減速で成長が鈍化する中、人員削減の動きが広がっている。

同社によると、削減の対象はクラウド事業「AWS」や広告、ライブ配信サービス「ツイッチ」などに携わる人員が中心という。コロナ下で急成長したAWSは利益の稼ぎ頭だが、主力事業にも人員削減が広がった。

全国の新規感染者8683人 前週より1200人減 新型コロナ

厚生労働省は21日、新型コロナウイルスの新規感染者が全国で8683人確認されたと発表した。前週の火曜日より約1200人減った。死者は29人だった。

主な都道府県の新規感染者数は、北海道478人▽東京都877人▽愛知県545人▽大阪府557人▽福岡県302人――など。

<新型コロナ・21日>東京都で新たに877人感染、2人死亡

東京都は21日、新型コロナウイルスの新たな感染者877人と死者2人を確認したと発表した。1週間平均の新規感染者数は、21日時点で635.7人で、前の週に比べて85.4%。

<新型コロナ・21日>東京都で新たに877人感染

【1年前の今日の出来事】 2022年3月21日