日銀、大規模緩和の現状維持を決定 株価は一時400円以上値上がり 為替は1円以上円安に
日銀は、植田新総裁のもと初めてとなる金融政策決定会合で、▼短期金利をマイナス0.1%、▼長期金利をゼロ%程度に誘導することを柱とする現在の大規模な金融緩和策を維持することを全員一致で決めた。
また、1990年代後半以降の25年間に実施した様々な金融緩和策について、1年から1年半程度の時間をかけて多角的にレビューを行うと発表している。
東京株式市場では、日経平均株価は、昨日の終値より198円の値上がりで午前の取引を終えたが、午後1時の発表を受けて、緩和維持の安心感から買い注文が集まり、一時400円以上値上がりする場面もあった。終値は398円値上がりの2万8856円で終値での年初来高値を更新した。
また、外国為替市場では1ドル=134円台前後で推移していた円相場が135円を超えるまで円安が進んだ。
水際措置、29日午前0時で終了 ワクチンや陰性の証明は不要に
松野博一官房長官は28日の記者会見で、新型コロナウイルス感染症に関する水際対策を29日午前0時をもって終了すると発表した。これまではワクチンを3回以上接種した証明書か、出国前72時間以内の陰性証明書のいずれかの提示を入国時に求めていたが、全ての入国者を対象にいずれも不要となる。
5月8日に新型コロナの感染症法上の位置づけが季節性インフルエンザと同じ5類に移行することを踏まえた措置だが、大型連休中の空港の混雑を避けるために終了時期を前倒しすることにした。松野氏は「海外旅行者の帰国を円滑化する観点からも、可能なものから速やかに水際措置を終了することとした」と述べた。
中国本土便の搭乗者に対して実施している入国時のサンプル検査も、他国からの入国者同様、症状がある乗客への検査に緩和する。
経産省、韓国を「ホワイト国」に再指定 輸出規制の強化すべて解除へ
経済産業省は28日、韓国を輸出手続きの優遇対象となる「グループA（旧ホワイト国）」から除外する措置を見直し、対象国に再指定すると発表した。3月には韓国への半導体関連3品目の輸出管理の厳格化措置を緩和しており、2019年から続いていた韓国に対する輸出規制の強化はすべて解除される見通しだ。
日韓関係は18年から元徴用工訴訟問題をきっかけに悪化。日本政府は19年7月、半導体製造に欠かせないフッ化水素など3品目の輸出手続きを厳格化し、同年8月には「ホワイト国」から韓国を除外した。韓国側も日本を優遇対象国から除外するなど対抗措置に踏み切り、対立が続いていた。
日韓両政府は今年3月の首脳会談で、関係正常化に合意。韓国は3月、日本の規制強化措置の撤回を求めた世界貿易機関（WTO）への提訴を取り下げたほか、今月24日には日本を優遇対象国に再指定していた。
通商分野では約3年ぶりに貿易管理当局による政府間協議を再開し、日本側は韓国をホワイト国に再指定する条件として、軍事転用可能な製品の輸出審査体制を確認していた。
週間天気 GW初日は西日本で荒天 日曜日は東日本や北日本で雨風強まる
■この先1週間のポイント■
・GW序盤は雨風が強まり荒天に
・5月はじめは広く晴れて行楽日和
・GW前半は各地で25℃前後
GW序盤は雨風が強まり荒天に
ゴールデンウィーク序盤の29日(土)昭和の日と30日(日)は、前線を伴った低気圧が発達しながら日本列島を通過する。主に29日(土)は西日本、30日(日)は東日本や北日本で雨や風が強まり、荒天となるおそれがある。
5月はじめは広く晴れて行楽日和
5月1日(月)から3日(水)にかけては低気圧が離れ、高気圧圏内となるため、西日本や東日本を中心に天気の回復するところが多くなる。ただ、1日(月)は上空の寒気の影響で、北日本や東日本の一部で天気が急変する可能性がある。
この晴れは長続きせず、GW後半は天気の崩れるところが多くなる見通し。
GW前半は各地で25℃前後
ここ数日の寒さは解消し、平年並みか高い日が多くなる。東日本や西日本では25℃前後まで気温の上がるがところ多くなる予想。
特に、日差しがしっかりと届く5月1日(月)～3日(水)は気温が上昇し、広範囲で25℃以上の夏日になり、内陸部では30℃近くになる可能性がある。
全国で1万1428人感染確認 前週より1300人増 新型コロナ
厚生労働省は28日、新型コロナウイルスの新規感染者が全国で1万1428人確認されたと発表した。前週の金曜日より約1300人増えた。死者は34人だった。
主な都道府県の新規感染者数は、北海道886人▽東京都1613人▽愛知県524人▽大阪府764人▽福岡県377人。
＜新型コロナ・28日＞東京都で新たに1613人が感染、3人死亡
東京都は28日、新型コロナウイルスの新たな感染者1613人と3人の死亡を確認したと発表した。1週間平均の新規感染者数は、28日時点で1445.1人で、前の週に比べて116.8%。
【1年前の今日の出来事】 2022年4月28日
